気が付くとプチプラバッグがレギュラーに
我が家で定番化した、旅行に便利なプチプラバッグを紹介

今回紹介する4つのプチプラバッグ。最も高いものも税込770円と気軽に購入でき、我が家では大活躍しています
これにプラスして、キャンピングカー旅用の荷物セットや、LCCでの1人旅用の荷物の重量制限に対応するセットなど、気が付くと膨大な量のバッグが自宅にあるのです。キャリーバッグも10個以上。これだけ大量にバッグがあるにも関わらず、それとは別に必要になるもの、それがメッシュや防水のプチプラバッグです。
i4Uでも数々の記事を書いている通り、筆者はプチプラが大好きです。そのためさまざまなプチプラバッグも試してきました。そして、ふと気が付くと、一時的に使うつもりで購入したプチプラのバッグのうちのいくつかが予想以上に便利で、一部はそのまま我が家の定番として定着しているのです。今回はそんなバッグたちをみなさんに紹介します。
ごくごくシンプルで大判なのが非常に便利

今回紹介するプチプラバッグの中で、もっとも高価な価格となる税込770円のキャンドゥの「メッシュバッグ(巾着付き)」ですが、パッケージにも高級感はありません
キャンドゥの「メッシュバッグ(巾着付き)」が◎
横約60cm、縦約35cm、マチが約36cmという、いわゆる部活などで使用するスポーツバッグサイズのメッシュバッグに、縦約30cm、横約22cmの同素材のメッシュ巾着が付属して税込770円なのですから、かなり格安です。
このメッシュバッグにはファスナーが付いており、さらに両サイドには防水シートの仕切りもあります。さらに持ち手のハンドルも手持ち用の短いものと、肩掛け使用する長いものの2つが装備されています。

我が家では普段、このメッシュバッグが家族で温泉に行く時の荷物を車に積むバッグとして活躍。お風呂道具とタオル類、着替えなどは防水バッグに入れています

2種類の長さの取っ手(ハンドル)が装備されているので、手持ちでも、肩掛けでも使えます。子育て中の我が家では肩掛けできるのはありがたいのです
気になるのはメッシュバッグの耐荷重が約6kgとやや貧弱なこと。ただし、現在のところお風呂セット2つと幼い子どもを含む家族4人分の着替えだけなので、耐荷重内に収まっています。個人的には最悪壊れても770円とは思っていますが……。
スポーツバッグサイズにざっくり荷物をまとめる用途は意外に多く、我が家のような家族での日帰り温泉以外にも、海遊び用の荷物をまとめて入れたり、子ども用のサッカーボールや砂遊び用のおもちゃを入れたり、旅行先で着替えをコインランドリーに持って行ったりと、「薄くて大判でメッシュ素材」のバッグが活躍するシーンは多くあります。キャンドゥのメッシュバッグはそんなシーンに思い当たる方にとても便利でおすすめです。
プチプラの防水バッグは複数持ちがおすすめ

中身が確認できる透明仕様に魅かれて購入したイケアの「防水バッグ 16x12x24cm/2.5L」。セールで299円とお買い得だったことも理由のひとつ
筆者のイチオシはイケアの「防水バッグ」
各社で仕様には多少の違いがあるのですが、3Lサイズのものが税込220円、15Lサイズのものが税込550円程度です。筆者はダイソーの「レジャー用防水バッグ(グリーン)3L」、「レジャー用防水バッグ(ストラップ付、ベージュ)」、イケアの「防水バッグ」を所有しています。
ただし100円ショップの防水バッグは本格的なアウトドアやウォータースポーツシーン用の完全防水バッグではないので、生活防水レベルのアイテムだと認識したほうがよいでしょう。

濡れたタオルや中身がこぼれたり、はみ出したりしたときに被害が大きそうな化粧品などは「防水バッグ」に収納してます
実は、この防水バッグ、温泉やプールに行くときだけでなく、旅行の際にもとても便利で、我が家では家族旅行の際にも必ず持っていきます。この際には3Lサイズのものだけでなく、さらに大きな15Lサイズのものも大活躍です。

写真のように開口部を数回折りたたんでから、両サイドにあるバックルをとめて、しっかりと密閉します
なお、滞在先では15Lサイズの防水バッグをランドリーケースとして使って汚れものの匂いがホテルの部屋に広がるのを防いだり、スコールのある地方などでは現地での散策の際にも活躍してくれたりします。
そして帰路では、現地のお酒や調味料、食料品などを詰め込んでからキャリーバッグに入れるというわけです。非常に使い勝手のよい防水バッグですが、現在筆者のイチオシはイケアの「防水バッグ 16x12x24cm/2.5L」(以下、「防水バッグ」)。価格は通常399円、筆者はセールで299円で購入しました。
筆者がイケアの防水バッグを推す理由は、透明素材で中身が見えるから。これなら旅行などの際、開封しなくても中身がわかり、同じ種類の防水バッグにさまざまな荷物を入れても管理しやすいのです。サイズがやや小さいので、必要に応じてほかのサイズと組み合わせて使うのがポイント。ここでもプチプラならではの価格の安さが効果を発揮します。ぜひお試しください。
旅行先などで身軽に動けるサブバッグもプチプラで

キャンドゥで購入した「折りたたみリュックサック」。あまりにも軽いので実測したところ、本体の重量は約104gでした
キャンドゥの「折りたたみリュックサック」はわずか100g
現地の利便性を考えて、かなり本格的なバッグをサブバッグとして、荷物に詰め込んだら、サブバッグがいちばん荷物の中でかさばるなんてことも起きかねません。しかし、本格的な登山などに使用する超軽量のサブバッグを新たに購入したら、普段使っているバッグよりも高いなんてこともおきてしまうわけです。
何かちょうどよいものがないかと、筆者もずっと悩んでいたのですが、最近見つけたのがキャンドゥの「折りたたみリュックサック」(以下「リュック」)です。価格は税込770円。筆者が今回購入した際にはディズニーキャラクターの「スティッチ」のものが店頭に並んでいましたが、シーズンごとに入れ替わるようです。気に入った柄を見つけた際に購入するとよいでしょう。

容量が約15Lあるので、サブザックとしては十分なサイズといえるでしょう。柄の派手さも筆者は購入してから予想以上に気に入っています
本格的な登山用のサブザックも100g程度の重さであることも多く、ただし価格は、安くても数倍レベル。耐久度などは違うのでしょうが、タウンユースにそこまではいらないと考えると、キャンドゥの「折りたたみリュックサック」税込770円は非常に魅力的な選択肢になってきます。
容量はだいたい15L程度なので、旅先でちょっとした荷物を持ち歩くには十分ですし、お土産や地元のスーパーで買い物などをしても十分に荷物を持ち帰ることのできる容量があります。強度も、100円ショップの中では770円と高額商品なので、多少の重量物を入れたくらいでは壊れそうにはありません。

リュックとしてギリギリまで無駄を省いたデザインですが、上部にグラブループは装備されており、使い勝手は悪くないのです
そして、何よりもキャンドゥのリュックを推した大きな理由は、国内旅行なら、旅先で購入するのもありだからです。旅先で購入した普段は絶対買わないような、キャラクター物のサブバッグ。使うたびに、購入した旅行を思い出すアイテムにもなってくれそうです。
我が家では6個目のプチプラの圧縮バッグが定番に
新たにスタンダードプロダクツの「圧縮バッグ」を追加

これまでのダイソーやキャンドゥにはないオレンジというカラーリングも、筆者がスタンダードプロダクツの「ソフトナイロン圧縮バッグ オレンジ」が気に入っている理由です
少なくともダイソーやキャンドゥなどで販売されており、価格はサイズにもよりますが、税込330〜550円程度。ダイソーでは大・中・小の3サイズが展開されています。プチプラ以外では1つ1000円以上くらいの価格が一般的なので、家族旅行のために家族全員分をそろえるのは、ちょっとハードルが高いといえるでしょう。
しかし、これがプチプラとなると数百円なので、筆者はダイソーの圧縮バッグは全サイズ、カラーバリエーションが2色あるので6種類なのですが、そのうち3種類を所有。さらにキャンドゥの圧縮バッグは筆者が購入した店舗ではワンカラーのツーサイズ展開だったので2つとも購入して、5つのファスナー式圧縮バッグを持っています。

「ソフトナイロン圧縮バッグ オレンジ」は2つある収納スペースのうち1つがメッシュ仕様になっているので、パッケージングしても簡単に中身を確認でき便利です
実店舗で筆者が確認した情報とインターネットの情報などを総合すると、3サイズ、4色の12種類展開の模様。そのなかで筆者の心をつかんだのは、中サイズとなる「ソフトナイロン圧縮バッグ オレンジ」(以下「ソフトナイロン圧縮バッグ」)税込550円です。

マチが広く、圧縮前は中に衣類などを入れると、厚みが15cmを超え、20cm近くまで広がります。これをファスナーで圧縮する構造です
筆者はすでに圧縮バッグを5つも所有しており、旅行の際には必ず持っていくのにも関わらず、不満なポイントは圧縮バッグに入れた中身が開かないと確認できないことだったのです。
そのため圧縮バッグに子どもたちの服などを入れて旅行に行くと、ホテルの部屋ですべて開けて中身を確認するため、再度パッキングするまで圧縮を解いた衣服をキレイに片付けるのが困難になります。

ファスナーを閉めて圧縮すると厚みは、だいたい12cm程度まで圧縮されました。この圧縮効果は旅行の際にとても便利です
そのため、今後筆者はスタンダードプロダクツで圧縮バッグを買い増していく予定です。質感的にもダイソーの圧縮バッグよりも高級感があり、おすすめ。現在イチオシのプチプラの圧縮バッグといえるでしょう。
プチプラで十分なバッグも多い

特定の限られたシーンでしか使わないメッシュバッグやサブザックは、筆者はプチプラで十分だと感じています
常用以外のバッグはプチプラを上手に活用したい
ですが最近、毎日使うわけではないバッグや複数個が必要になるバッグについては、実際に使ってみてプチプラで十分と感じることが多くなっています。1つはプチプラアイテムのクオリティが上がっていることが理由でしょうし、もう1つの理由があるとすれば、プチプラアイテムの高価格化でしょう。

齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。