ソース(情報源)が外国語でも、AIなら問題なし
情報収集中、有用なソース(情報源)を発見! 求める情報が見つけられそうな気がするけど、外国語のサイトなので正確な意味を読み取れるか不安……。こんなときも、生成AIが味方になってくれます。
多くの生成AIは、翻訳機能を備えています。ソースの言語を指定するか、AIに自動検出させ、日本語に翻訳してもらいましょう。英語はもちろん、その他の言語でも心配無用です。
AI翻訳ツールによって得意分野や翻訳精度が異なる場合があるので、この場合も複数のツールを試してみるのがおすすめです。自分にその言語の知識がなくても、複数の翻訳結果を確認するステップを入れることで「この部分は正確な情報ではないかも」「誤訳かも」といった判断ができることも。
翻訳の目的や文体、読者を指定することで、よりよい翻訳になるのもAIならではのメリットです。「カジュアルな会話調で翻訳して」や「専門家向けの技術文書として翻訳して」など、翻訳の目的や文体、対象読者を伝えることで、AIはより適切な翻訳を行います。
ここからは、対象の外国語に対する知識を持っている人がひと手間加えることで、さらに正確な翻訳結果を得られるポイントをいくつか紹介します。
まず、翻訳元のテキストにあいまいな表現や誤字脱字があると、AIが正確に翻訳できなくなる場合があります。翻訳前に可能な範囲で文章を校正しておくと、より正確な訳が期待できます。
また、特定の分野の専門用語や、一般的でない固有名詞は、AIが正確に翻訳できない場合があります。必要に応じて、注釈や補足情報を加えましょう。
長文や複雑な構文は、AIが正確に翻訳するのが難しい場合があります。短文に分割したり、シンプルな構文に書き換えたりする工夫をしましょう。
多くの生成AIは、翻訳機能を備えています。ソースの言語を指定するか、AIに自動検出させ、日本語に翻訳してもらいましょう。英語はもちろん、その他の言語でも心配無用です。
AI翻訳ツールによって得意分野や翻訳精度が異なる場合があるので、この場合も複数のツールを試してみるのがおすすめです。自分にその言語の知識がなくても、複数の翻訳結果を確認するステップを入れることで「この部分は正確な情報ではないかも」「誤訳かも」といった判断ができることも。
翻訳の目的や文体、読者を指定することで、よりよい翻訳になるのもAIならではのメリットです。「カジュアルな会話調で翻訳して」や「専門家向けの技術文書として翻訳して」など、翻訳の目的や文体、対象読者を伝えることで、AIはより適切な翻訳を行います。
ここからは、対象の外国語に対する知識を持っている人がひと手間加えることで、さらに正確な翻訳結果を得られるポイントをいくつか紹介します。
まず、翻訳元のテキストにあいまいな表現や誤字脱字があると、AIが正確に翻訳できなくなる場合があります。翻訳前に可能な範囲で文章を校正しておくと、より正確な訳が期待できます。
また、特定の分野の専門用語や、一般的でない固有名詞は、AIが正確に翻訳できない場合があります。必要に応じて、注釈や補足情報を加えましょう。
長文や複雑な構文は、AIが正確に翻訳するのが難しい場合があります。短文に分割したり、シンプルな構文に書き換えたりする工夫をしましょう。
ハルシネーション防止のプロンプトを活用
「AIでの情報収集」に抵抗感を覚える人もいます。そういう人に理由を聞くと、「AIは嘘の情報を教えてくるから」という答えが返ってくることがあります。
この「嘘の情報」は、本来存在しない情報をAIが誤って生成してしまう「ハルシネーション」という現象により起こります。
生成AIは大量のデータから統計的な規則性を学習しますが、ひとつひとつの単語の意味を理解しているわけではありません。そこで前後の文脈を読み違えたり、誤った関連性を見出して回答を出力することがあります。その結果、事実に基づかない情報や、存在しない情報を生成してしまうのです。
AIのつく嘘=ハルシネーションは、AIへの指示文(プロンプト)に工夫をすることで防ぐことができます。
ハルシネーションが発生する原因の1つが「あいまいなプロンプト」です。普段の会話ではつい省略してしまいがちな「主語」を明確に書くことに加え、「このデータは多いですか?」ではなく「このデータは前年と比較して何%の増加になりますか?」といった具合に、質問の意図や判断の尺度をはっきりさせるのもポイントです。
また、具体的なソースがないなど、AIが「わからない」はずの情報でも、AIは「わかりません」とはいいません。むしろ、いかにもありそうな、もっともらしい答えをひねり出すこともあります。
これを防ぐには、質問文のあとに、「わからないものは推測で答えず、わからないと答えてください」「ソースがないものは推測で答えず、わからないと答えてください」とつけ加えるのがポイントです。
この「嘘の情報」は、本来存在しない情報をAIが誤って生成してしまう「ハルシネーション」という現象により起こります。
生成AIは大量のデータから統計的な規則性を学習しますが、ひとつひとつの単語の意味を理解しているわけではありません。そこで前後の文脈を読み違えたり、誤った関連性を見出して回答を出力することがあります。その結果、事実に基づかない情報や、存在しない情報を生成してしまうのです。
AIのつく嘘=ハルシネーションは、AIへの指示文(プロンプト)に工夫をすることで防ぐことができます。
ハルシネーションが発生する原因の1つが「あいまいなプロンプト」です。普段の会話ではつい省略してしまいがちな「主語」を明確に書くことに加え、「このデータは多いですか?」ではなく「このデータは前年と比較して何%の増加になりますか?」といった具合に、質問の意図や判断の尺度をはっきりさせるのもポイントです。
また、具体的なソースがないなど、AIが「わからない」はずの情報でも、AIは「わかりません」とはいいません。むしろ、いかにもありそうな、もっともらしい答えをひねり出すこともあります。
これを防ぐには、質問文のあとに、「わからないものは推測で答えず、わからないと答えてください」「ソースがないものは推測で答えず、わからないと答えてください」とつけ加えるのがポイントです。
AIを使いこなすためのその他のTips
生成AIを最大限に活用して的確な情報にたどり着くには、以下のコツを押さえましょう。
1. 具体的な質問をする
正確な情報のためには、「何を知りたいのか」を具体的に書くのがポイントです。「AIってふわっとした答えを出してくるなあ」と感じているなら、時期、場所、目的、予算などを細かく指定してみましょう。
例えば「おいしいカレー屋さんを教えて」ではなく、「東京で人気のインドカレー屋を教えて」や「東京で人気のスープカレー屋を教えて」といった具合に、質問の解像度が高く、具体的であればあるほどいいです。
2. 専門用語やキーワードを効果的に使う
知りたい情報に関連する専門用語やキーワードを質問に含めることで、より核心をついた情報を得られる場合も。
そして「そもそも知識がないので効果的なキーワードを知らない」という場合も、AIに聞けば大丈夫。
私の場合、寝る前に暗くした寝室でスマホで読書をしていましたが、どうもまぶしすぎる。そこで最初は「寝る前の読書に向いているタブレットを教えて」と質問してみました。
1. 具体的な質問をする
正確な情報のためには、「何を知りたいのか」を具体的に書くのがポイントです。「AIってふわっとした答えを出してくるなあ」と感じているなら、時期、場所、目的、予算などを細かく指定してみましょう。
例えば「おいしいカレー屋さんを教えて」ではなく、「東京で人気のインドカレー屋を教えて」や「東京で人気のスープカレー屋を教えて」といった具合に、質問の解像度が高く、具体的であればあるほどいいです。
2. 専門用語やキーワードを効果的に使う
知りたい情報に関連する専門用語やキーワードを質問に含めることで、より核心をついた情報を得られる場合も。
そして「そもそも知識がないので効果的なキーワードを知らない」という場合も、AIに聞けば大丈夫。
私の場合、寝る前に暗くした寝室でスマホで読書をしていましたが、どうもまぶしすぎる。そこで最初は「寝る前の読書に向いているタブレットを教えて」と質問してみました。
最初はざっくりでOK
すると「電子ペーパー」を搭載したものが良いという回答を得られました。どうやらこの「電子ペーパー」がカギのようです。電子ペーパーには何のメリットがあるのでしょうか。
「emitted」は放出の意
どうやら「ブルーライトを出さない」というのが、電子ペーパーの大きなメリットのようです。暗いところでスマホを見たときのあの目にしみるようなまぶしさが軽減されそうなことはわかりました。しかしその分、明るさは期待できなさそうです。そこで……。
電子ペーパーは暗さに弱いこともわかった
こうして「電子ペーパー搭載、かつバックライト付きのモデルを探そう」という方針が決まります。
このように情報を手繰り寄せていくと、求めるもの、知りたいことに早くたどり着けるはずです。場合によっては、英語のキーワードも教えてもらって、海外サイトも確認できるようになれば完璧です。
3.複数の質問を試す
同じ情報でも、異なる表現で質問することで、より多くの情報を得られる可能性があります。「おすすめの映画」ではなく、「最近人気の映画」「感動する映画」といった具合です。
自分が空き時間に配信で映画を見たいのであれば、「上映時間100分以外のホラー映画は?」といった感じに、質問の切り口を変えながら条件を絞っていくのもオススメです。
生成AIの出力した答えの出典を確認したり、情報の裏を取るには、いくつかの方法があります。
生成AIによっては、回答の根拠となった情報源を提示できる場合があります。「出典はどこですか?」「この情報のソースを教えてください」のように質問してみましょう。先の「AI検索エンジン」を活用するのもいいですね。
また、生成AIの回答に出てきたキーワードやフレーズを検索エンジンに入力し、信頼できる情報源から裏付けとなる情報を探すこともできます。
生成AIは便利なツールですが、情報の裏取りを怠らず、批判的な思考を持って情報と向き合うことも大切です。生成AIの回答を鵜呑みにせず、常に「本当に正しいのか?」「他の情報源も確認した方が良いか?」と自問自答する姿勢を持ちましょう。
違うモデルの生成AIを使ったり、先ほど紹介した天秤.aiのような横断システムを使うのもいいですね。
生成AIは日々進化しています。積極的に活用し、情報収集スキルを向上させていきましょう。
このように情報を手繰り寄せていくと、求めるもの、知りたいことに早くたどり着けるはずです。場合によっては、英語のキーワードも教えてもらって、海外サイトも確認できるようになれば完璧です。
3.複数の質問を試す
同じ情報でも、異なる表現で質問することで、より多くの情報を得られる可能性があります。「おすすめの映画」ではなく、「最近人気の映画」「感動する映画」といった具合です。
自分が空き時間に配信で映画を見たいのであれば、「上映時間100分以外のホラー映画は?」といった感じに、質問の切り口を変えながら条件を絞っていくのもオススメです。
生成AIの出力した答えの出典を確認したり、情報の裏を取るには、いくつかの方法があります。
生成AIによっては、回答の根拠となった情報源を提示できる場合があります。「出典はどこですか?」「この情報のソースを教えてください」のように質問してみましょう。先の「AI検索エンジン」を活用するのもいいですね。
また、生成AIの回答に出てきたキーワードやフレーズを検索エンジンに入力し、信頼できる情報源から裏付けとなる情報を探すこともできます。
生成AIは便利なツールですが、情報の裏取りを怠らず、批判的な思考を持って情報と向き合うことも大切です。生成AIの回答を鵜呑みにせず、常に「本当に正しいのか?」「他の情報源も確認した方が良いか?」と自問自答する姿勢を持ちましょう。
違うモデルの生成AIを使ったり、先ほど紹介した天秤.aiのような横断システムを使うのもいいですね。
生成AIは日々進化しています。積極的に活用し、情報収集スキルを向上させていきましょう。
中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019