年間10万円超！我が愛すべき有料サブスクWebサービスたち

2021.10.28

心がパサつくのを防いでくれる「日経電子版」

私の年間サブスクリプションサービス予算のうち、半分以上を占めているのは「日本経済新聞電子版（日経電子版）」です。人間が毎日取材して書いて配信しているものなので、そりゃこのお値段だろうなと思っています。

なにより、私は新聞を読むのが子どもの頃から大好きなんです。記者が書いたわかりやすい文章を読むとほっとします。

しばらく無料のネットニュースでしのいできましたが、それだけだと味気なくて心がパッサパサになったのと、どのニュースもあっという間に忘れてしまうので、日経電子版（月額4277円）の購読を始めました。自分が興味を持っている企業のニュースや人事情報をクリップできるのが楽しい。

実は日経電子版の内容は、無料会員でも一部の無料記事と、有料記事の一定数までは閲覧できます。ただ、私は日経電子版のアプリで、有料・無料にとらわれずに記事をサクサク読むのが好きなんです。迷いなく課金します。

ステイホームには「Uber Eats」の配送手数料定額サービス「Eats パス」

「Uber Eats」のサブスクリプション「Eats パス」（月額980円）は、対象レストランで1200円以上注文すると配送手数料が0円になるサービスです。

こちらは私にとってステイホームと酷暑の救世主。7月中旬〜9月中旬の2カ月だけ「Eats パス」のお世話になっています。ランチタイムに太陽がギラギラ照りつける街を歩くのが苦手なので、真夏は日中一歩も外に出ません。だから気軽に「Uber Eats」を注文したい。

それに「Eats パス」って楽しいんですよ！少し離れた場所にあるレストランにも気軽に注文できる。たとえば、3キロほど離れたレストランから届けてもらう場合、通常なら配送手数料が300円ほどかかるのです。「Eats パス」加入だと、それが無料になる「Uber Eats」をより楽しめます。

唯一悩ましい点があるとするなら、牛丼屋さんなどのリーズナブルなお店ではなかなか1200円以上の注文ができないことです。温玉とサラダをつけても1200円には達しません。普段足を延ばさない距離の店のちょっと良いランチで利用するのに、ちょうどいい感じです。

「Dropbox」の年間利用の明細書が届くと「夏が来た」と思う

最後に私がもっとも昔から付き合っているサブスクリプションのご紹介です。オンラインストレージの「Dropbox」の個人向け有料プラン「Dropbox Plus」（年間払いで1万5840円）に2012年から加入しています。容量は2TB。

用途は「倉庫」です。スマートフォンで撮影したすべての写真をDropboxに自動でアップロードしています。これでスマートフォンを紛失しても寂しくない。

また、仕事の資料も必要に応じてアップロードしています。こうしておけば、PCのクラッシュに怯える必要もありません。

私は、自分の手元にあるPCよりも、オンラインストレージのほうが堅牢だろうなと思っています。それに、ハードディスクをどっこいしょと棚から取り出してUSBケーブルでPCにつないで中身を調べるよりも、オンラインでファイルの在りかを調べた方が速い。

仕事や取引先の事情にあわせて「Google Drive」や「Box」といったオンラインストレージも活用していますが、データ容量をそこまで必要としないので、無料アカウントのままです。

それにしても、この世にはあまたのオンラインストレージがあるというのに、私はどうしてこんなに一途にDropboxを使っているのでしょう？

まずDropboxと私の歴史です。10年近く使い続けるとDropboxがもはや実家のような存在になっているのです。びっくりするくらい若い頃の写真とかがザクザク出てくる。思い出の城！この本丸を他のサービスにまるごと移築するガッツがわきません。

そして、そんなに長くDropboxと付き合える理由は、サービスに対して大きな不満がないからです。デスクトップにショートカットのフォルダを作っておけば、オンラインストレージであることを一切無視してオフラインでPCを操作する感覚で使えます。見た目もブルーでキレイですし。

ちょうど今年も7月にDropbox Plusの利用料の引き落としがありました。この明細を見るたびに「夏が来たなあ」と思います。

どれかを解約する日は来る……？

この記事を書きながら「10万円……なんてもったいない……」と悔やんだかといえば、答えは否です。そりゃあもちろん「高いな」とは思いましたが、同時に「まあそのくらい良い思いさせてもらってるし」と納得しています。ガスや水道といったインフラと同じ。

私の生活様式がガラッと変われば解約する日が来るかもしれませんが、生活や嗜好ってそう簡単に変わらないというか、そんなことは誰にもわからない話なので、これを今考えること自体がナンセンスです。

ということで、これからも胸を張って毎年10万3247円使っていきます！