映像配信サブスクとは別腹体験! Bunkamura ル・シネマ選り抜きの作品が楽しめるオンライン・シネマ「APARTMENT」

Bunkamuraのミニシアター「ル・シネマ」のセカンドラインとして始まったオンライン映画配信「APARTMENT(アパルトマン) by Bunkamura LE CINÉMA」。NetflixやHuluといった映像配信サブスクとは、どこがどのように異なるのでしょう? 一人の観客としてAPARTMENTの作品を鑑賞して気が付いたことをお伝えします。
渋谷といえばBunkamura!
2019年と2020年以降を比較するのはもうやめよう、飽き飽きだ。そう思いつつも「コロナ禍以降、私は映画館に何度行っただろうか」などと未練がましくカウントしてしまいます。
そんな私の心を見透かしたようなポスターを先日渋谷で見かけました。
そんな私の心を見透かしたようなポスターを先日渋谷で見かけました。

壁一面にすきまなく貼られてとても目立っていたそれは、渋谷のミニシアター「ル・シネマ」がオンライン配信を始めます、という告知ポスターでした。
サービスの名前は「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA(以下、APARTMENT)」。おしゃれ。今年の8月11日からサービスが始まりました。
APARTMENTを運営する映画館のル・シネマは、渋谷の複合文化施設「Bunkamura」内のミニシアターです。
Bunkamuraは、その名前のとおり文化の塊のような存在で、コンサートホール、劇場、美術館、画廊、そしてミニシアターのル・シネマが綺麗に収まっています。吹き抜けが美しくて、いろんな施設が揃っているのに、ぎゅうぎゅう感がない。晴れの日も雨の日もなんだか綺麗。そして数メートル先からはクラブや居酒屋がいっぱい。渋谷という街が持つバリエーションの豊かさを表す建物のひとつだと思います。
とくにル・シネマは、独りでふらっと立ち寄ってゆっくり映画を楽しむのにピッタリな映画館で、ラインナップがとてもいいんです。「あれ、おもしろかったなあ」と何年たっても思い出す作品といくつも出会えました。
そんな映画館が始めるオンライン配信。俄然気になる。
ということで、ポスターの目の前でサイトにアクセスしてみることに。ラベンダー色の美しいページを眺めながら、自分の中のBunkamuraへの忠誠心と期待度の高さにビックリしました。
そして、そういえば私が普段自宅で愛用している映像配信サブスクと、このオンラインシネマとは、いったい何が違うのだろうかとも考えました。
結論から言えば、料金体系やシステムはもちろん異なりますし、さらに言うと体験そのものも少し異なっています。
どちらも同じように自宅でソファに座って映画を視聴するのに、映像配信サブスクとオンラインシネマは、私にとって一緒じゃなかったんです。
サービスの名前は「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA(以下、APARTMENT)」。おしゃれ。今年の8月11日からサービスが始まりました。
APARTMENTを運営する映画館のル・シネマは、渋谷の複合文化施設「Bunkamura」内のミニシアターです。
Bunkamuraは、その名前のとおり文化の塊のような存在で、コンサートホール、劇場、美術館、画廊、そしてミニシアターのル・シネマが綺麗に収まっています。吹き抜けが美しくて、いろんな施設が揃っているのに、ぎゅうぎゅう感がない。晴れの日も雨の日もなんだか綺麗。そして数メートル先からはクラブや居酒屋がいっぱい。渋谷という街が持つバリエーションの豊かさを表す建物のひとつだと思います。
とくにル・シネマは、独りでふらっと立ち寄ってゆっくり映画を楽しむのにピッタリな映画館で、ラインナップがとてもいいんです。「あれ、おもしろかったなあ」と何年たっても思い出す作品といくつも出会えました。
そんな映画館が始めるオンライン配信。俄然気になる。
ということで、ポスターの目の前でサイトにアクセスしてみることに。ラベンダー色の美しいページを眺めながら、自分の中のBunkamuraへの忠誠心と期待度の高さにビックリしました。
そして、そういえば私が普段自宅で愛用している映像配信サブスクと、このオンラインシネマとは、いったい何が違うのだろうかとも考えました。
結論から言えば、料金体系やシステムはもちろん異なりますし、さらに言うと体験そのものも少し異なっています。
どちらも同じように自宅でソファに座って映画を視聴するのに、映像配信サブスクとオンラインシネマは、私にとって一緒じゃなかったんです。

花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori