年間10万円超! 我が愛すべき有料サブスクWebサービスたち

花森 リド

Specialネットサービスライフスタイル使ってみた映画・音楽
信じられないことに、私が利用しているサブスクリプション型Webサービスの年間総額が10万円を超えていました。これでも厳選して加入したものばかり。惰性で入っているサービスなんて何ひとつないはずなのですが、いや、それにしても高い。ほんとに必要……? と思って、我が身を振り返ってみました。

有料のWebサービス、いくつ加入しています?

料金を払っている間はたっぷり使えるインターネットのサブスクリプションサービス。でも、ぜんぜん使っていないままサービス料金だけを支払い続けて、その総額を計算して「ゲゲッ」と焦ったことはありませんか。私はあります。ガラケー(フィーチャーフォン)時代のデコレーションメールサービスとか。

いい大人なんだから、ちゃんと吟味して加入しようと悔い改めたのが数年前。

吟味に吟味を重ねた結果、2021年の私は年間で約10万3247円分のサブスクリプションサービスに加入しています。思いのほか高額でした。そんなまさかと思って何度も計算し直しましたけど、やっぱり10万円を超えています。恐るべしサブスク! でも、私は「お金払ってでも付き合いたい」と愛着を持って使っていますので、胸を張って、そのサービスたちをご紹介します。

いま一番の激戦区は映像サブスク

まずはこれ。

映画やドラマを家でみるときに私がお世話になっているのは、基本は「Amazonプライム」
(年間プランの場合4900円)の加入者が視聴できる「Amazonプライム・ビデオ(プライム・ビデオ)」です。
もともと、プライム・ビデオのことはオマケだと思っていました(ごめんなさい)。Amazonの翌日配送サービスやプライム会員限定割引が目当てでAmazonプライムに加入していたからです。なので、映像のためにあえてお金を払っている感覚はありませんでした。もはや空気。

空気扱いしてますが、おいしい空気なんですよ。満足度はとても高いです。2020年に劇場で見た作品がもうプライム・ビデオに並んでる。早い!

また、Amazonプライム内でのプライム・ビデオの存在感も増してきています。なぜなら、他のECでも翌日配送に対応するサービスは増えていて、「なにがなんでもAmazonで買い物したい!」と思うことが減ってきているから。そんな中でも「だけど、アマプラで『ブレードランナー』観たいし……」と思って、来年以降もAmazonプライムに加入し続ける気がします。

で、ここにプラスオンする映像サブスクが激戦区なんです。出入りが激しい。

現在は「NHKオンデマンド」(月額990円)に加入しています。1970〜80年代の松本清張や向田邦子原作のドラマが面白い。猫番組も充実しています。NHKオンデマンドの利用と視聴方法はいくつかありますが、私の場合、プライム・ビデオ経由で登録しています。

ちなみに、NHKオンデマンドの代わりに「Netflix」(HD画質のスタンダードプランで月額1490円)に入ることもあります。めちゃくちゃ観たいオリジナル作品があるときだけ入って、満足したらすぐ退会します。退会しても10ヶ月はユーザーの視聴履歴を保存してくれるので便利。去るものを追わず、戻ってくるものを優しく出迎えてくれる大人なサービスです。

私の6年間を知る「Apple Music」

次に音楽のサブスクリプションサービス。私は「Apple Music」(個人プラン・年間契約で9800円)一択です。南アフリカのクラブミュージックや中東のテクノもそろっています。

音楽のサブスクリプションでいうと、「Spotify」も無料アカウントで時々聴いています。Spotifyの曲のラインアップやプレイリストのセンスに不満はありません。ただ、Apple Musicに長らく軍配が上がっているのは、「リプレイ:年別トップソング」といった私の過去の再生履歴をベースにしたプレイリストを勝手に作ってご提案してくれるから。

で、2015年に私がたくさん聴いていた音楽なんて、私本人だって忘れているのです。聴いてから「ああ〜〜〜〜! なつかしい!」とビックリします。

過去6年分の私の音楽と過ごした日々をキッチリ把握しているのは、もはやApple Musicだけ。

ありとあらゆる音楽を聴けることも大切ですが、自分が何を好きで、何を愛してきたかを目の当たりにするとクラっときます。離れがたい。

いつ戦いたくなってもいいように「PlayStation Plus」と「Nintendo Switch Online」

ゲームもいつのまにか「ソフトを買って終わり」ではなくなりました。ネットワーク対戦や協力プレイといったオンラインマルチプレイをしたければ、サブスクリプションサービスに入る必要があります。

ということで、「PlayStation Network」のサブスクリプションプラン「PlayStation Plus」(12カ月プランで5143円)に加入しています。年間契約ではなく、1カ月単位、3カ月単位で加入することもできますが、1カ月単位の料金は850円します。「ちまちま入らずドカンと年間プランにしなさいよ」といわんばかりの価格設定です。もう年間で入っちゃえ、と判断しました。戦いたくなった時にいちいち加入するのも面倒ですし。

そして、我が家の家庭用ゲーム機でPlayStation 4と双璧をなすのがNintendo Switchです。こちらにも、オンラインマルチプレイを提供するサブスクリプションサービスがあります。「Nintendo Switch Online」(個人プラン・12カ月で2400円)です。

PlayStation Plusが12カ月で5143円なのに対し、こちらは12カ月で2400円。半額です。おんなじ12カ月なのに!

「プレステの5143円より安いじゃん!」と思って、アッサリ入りました。「あつまれ どうぶつの森」で母親の島に遊びにいってエア帰省してます。癒される。
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花森 リド

ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori

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