タブレットと比較しても三つ折りスマホの使い勝手は高い
もしもタブレットとして使うことが多いのならば、三つ折りスマートフォンではなくタブレットを買えばいい、という意見もあるかもしれない。
だが三つ折りスマートフォンは基本的な設計思想が一般的なスマートフォンなのだ。そのためカメラの画質はタブレットよりも十分高い。今後、ファーウェイ以外のメーカーから出てくるであろう三つ折りスマートフォンも、カメラ画質はスマートフォンレベルに高くなるだろう。三つ折りスマートフォンなら本格的な写真撮影も可能なのだ。さらにベゼルの厚みなども一般的なタブレットより薄い。
だが三つ折りスマートフォンは基本的な設計思想が一般的なスマートフォンなのだ。そのためカメラの画質はタブレットよりも十分高い。今後、ファーウェイ以外のメーカーから出てくるであろう三つ折りスマートフォンも、カメラ画質はスマートフォンレベルに高くなるだろう。三つ折りスマートフォンなら本格的な写真撮影も可能なのだ。さらにベゼルの厚みなども一般的なタブレットより薄い。

ベースがスマートフォンなのでカメラ性能も優れている
さて三つ折りスマートフォンは外付けキーボードを使うことでビジネスシーンでも活用できる。市販されているBluetoothキーボードを接続すると、ノートPCのようなスタイルで利用できるのだ。テキスト入力も大きな画面を使えばサクサクと行える。

三つ折りスマートフォンとBluetoothキーボードを組み合わせてノートPCに似た環境を構築
筆者が特に便利だと感じたのは、スプレッドシートやプレゼンテーションアプリを使うときだ。PCと同じ画面環境が使えるので資料の作成も楽に行える。マウスも接続すればノートPCは不要かもしれない。

表計算やプレゼン資料作成も楽に行える
このようにキーボードを組み合わせて使う方法には、さらにもう1つのスタイルでも利用できる。それは本体を二つ折りスタイルで使うもので、1枚のディスプレイを「L字」に折り曲げ、それをスタンドとして使う方法だ。このスタイルはMate XT ULTIMATE DESIGNでは標準でサポートされている。

ディスプレイをL字に曲げてスタンドのようにして使うことも可能
動画の視聴でも、完全に開いた大画面で見るのもいいし、このL字スタイルでも視聴できる。Mate XT ULTIMATE DESIGNに付属するケースには本体を完全に開いたときに使えるスタンドも内蔵されているが、L字スタイルにすればスタンド不要で本体を立てることができるのである。

L字型で動画の視聴も楽にできる
三つ折りスタイルは「折りたたみスマホ」の究極の形状
三つ折りスマートフォンはさまざまな形状で使え、場所を選ばずあらゆるシーンで使うことができる優れた製品だ。特にディスプレイを完全に開いた状態にすればビジネスツールとして実用的なレベルで利用できる。臨場感あふれる動画の視聴体験も可能だ。
現時点ではまだ1つの製品しかないことから価格は高いが、2025年中にはサムスンなども3つ折りモデルを出すと噂されている。複数製品の登場で三つ折りスマートフォンの価格が下がり、新たな時代を切り開いてくれることを期待したい。
現時点ではまだ1つの製品しかないことから価格は高いが、2025年中にはサムスンなども3つ折りモデルを出すと噂されている。複数製品の登場で三つ折りスマートフォンの価格が下がり、新たな時代を切り開いてくれることを期待したい。

価格が下がれば利用者も増えるだろう

山根 康宏
香港在住携帯研究家
スマホとSIMを求めて世界各国を取材中。海外、特に中国の通信事情に精通している。大手メディアへの執筆も多数。海外スマホ・ケータイを1800台所有するコレクターでもある。