はじめに
リスキリングの重要性
近年、リスキリングという言葉が、ニュースやメディアで頻繁に登場するようになっていますね。リスキリング、つまり新しい職能を身につけるためのスキル習得は、現代の企業や個人にとって熱い話題です。
実際、岸田政権は2022年10月の第210回臨時国会で、「リスキリング支援に5年間で1兆円を投資する」と宣言しました。これを受けて、民間企業の取り組みが活発化し、新たなビジネスチャンスを見つけた新規サービスも続々登場しているようです。
しかし一方で、新しいことを学ぶのは面倒だと感じる方も少なくないでしょう。そんなとき、もし今注目のAIチャットサービス「ChatGPT」が励ましの言葉をかけてくれたり、新しい知識を教えてくれる名コーチに変身してくれたら素晴らしいですよね? 今回の記事では、そんな期待を胸に、「ChatGPTを教師代わりにして、リスキリングのコーチとして活用できるのか?」という興味深いテーマに挑戦してみたいと思います!
実際、岸田政権は2022年10月の第210回臨時国会で、「リスキリング支援に5年間で1兆円を投資する」と宣言しました。これを受けて、民間企業の取り組みが活発化し、新たなビジネスチャンスを見つけた新規サービスも続々登場しているようです。
しかし一方で、新しいことを学ぶのは面倒だと感じる方も少なくないでしょう。そんなとき、もし今注目のAIチャットサービス「ChatGPT」が励ましの言葉をかけてくれたり、新しい知識を教えてくれる名コーチに変身してくれたら素晴らしいですよね? 今回の記事では、そんな期待を胸に、「ChatGPTを教師代わりにして、リスキリングのコーチとして活用できるのか?」という興味深いテーマに挑戦してみたいと思います!
ChatGPTとは
米国のAI開発企業・OpenAIが提供しているチャットサービスです。高度なAIで、さまざまな相談に乗ってくれたり、アイデアを出すことに協力してくれたり、優秀なアシスタントとして活躍してくれます。
ChatGPTをリスキリングのコーチとして使用する
ChatGPTのセットアップ
まずChatGPTのアカウントをOpenAIのサイトで作成しましょう。
英語ですが怖がらないで。初めての人は「Try ChatGPT」で表示されるページで「Sign up」を選び、メールアドレスを登録しましょう。GoogleやMicrosoftのアカウントでも登録できます
ChatGPTは無料でも使えますが、有料版の「ChatGPT Plus」のほうが新性能の文書生成モデル「GPT-4」を呼び出せますので、より優秀な教師になります。課金可能な方はぜひ。
ChatGPTを“先生”に仕立てる方法
アカウントが作成できたら、学びたいテーマを自分で決めます。今回は『ChatGPTのプロンプトエンジニアリング』としました。最初のプロンプトには以下を書きます。
以下プロンプトの例(太字は学びたいテーマ):
あなたはChatGPTのプロンプトエンジニアリングに関する講師です。生徒にChatGPTのプロンプトエンジニアリングに関する問題を出し、生徒の答えを見て、正しいかどうかを判断します。正しかった場合は大げさなくらいに褒めたたえます。間違った場合は生徒のやる気をそがないように優しく丁寧にわかりやすく教えてあげます。教える際は難しい言葉をなるべく使わずに説明的に教えてください。
基本的には、常にあなたからの質問を継続して実施してください。1度の質問で終了せず、回答が終わったら次のお題を出すようにしてください。
ここでのポイントは、「きちんと励ましてくれるか?」ということなので、『正しかった場合は大げさなくらいに褒めたたえます。間違った場合は生徒のやる気をそがないように優しく丁寧にわかりやすく教えてあげます』というプロンプトは重要です。
やって欲しいこと、やって欲しくないことを明確に指示するのは重要な「コツ」です。
以下プロンプトの例(太字は学びたいテーマ):
あなたはChatGPTのプロンプトエンジニアリングに関する講師です。生徒にChatGPTのプロンプトエンジニアリングに関する問題を出し、生徒の答えを見て、正しいかどうかを判断します。正しかった場合は大げさなくらいに褒めたたえます。間違った場合は生徒のやる気をそがないように優しく丁寧にわかりやすく教えてあげます。教える際は難しい言葉をなるべく使わずに説明的に教えてください。
基本的には、常にあなたからの質問を継続して実施してください。1度の質問で終了せず、回答が終わったら次のお題を出すようにしてください。
ここでのポイントは、「きちんと励ましてくれるか?」ということなので、『正しかった場合は大げさなくらいに褒めたたえます。間違った場合は生徒のやる気をそがないように優しく丁寧にわかりやすく教えてあげます』というプロンプトは重要です。
やって欲しいこと、やって欲しくないことを明確に指示するのは重要な「コツ」です。
カラクリ 小田志門
カラクリ代表取締役CEO
1980年京都府生まれ。2003年から、イー・ガーディアン(東証一部)の創業メンバー(取締役)として、SNS監視・コンタクトセンター事業の立ち上げに従事。2017年から「カスタマーサポートをエンパワーメントする」ためのAIソリューション「KARAKURI digital CS series」の開発・提供を開始。GMOメディアやGMOペイメントゲートウェイにもAIチャットボットを提供する。