継ぎ目があったっていいじゃん!
なるほど、継ぎ目のありなしで折りたたみスマホの体験はだいぶ変わりますね。Surface Duo 2は、これまでの折りたたみスマホと区別する意味でも「2画面」スマホなんだなーと思った筆者であります。でも、継ぎ目があることがそんなに悪いか、というと確かにE-Pub形式の電子書籍には不向きかもしれませんが、別の見方もあるのかなと。
Surface Duo 2はマルチアプリとして特に事前の設定不要でそれぞれのアプリをそれぞれの画面で利用できます。一部の折りたたみスマホだと、全画面起動のみに対応したアプリをマルチアプリとして起動させるための設定が必要だったりするので、その点は2画面前提のSurface Duo 2が便利でありました。
例えば、左の画面でWebブラウザを使っているときに、右画面に通知が表示されてタップすると右画面に別のアプリが立ち上がります。ブラウジングを止めずに通知のアプリを立ち上げられるのはとてもいいですね。
Surface Duo 2はマルチアプリとして特に事前の設定不要でそれぞれのアプリをそれぞれの画面で利用できます。一部の折りたたみスマホだと、全画面起動のみに対応したアプリをマルチアプリとして起動させるための設定が必要だったりするので、その点は2画面前提のSurface Duo 2が便利でありました。
例えば、左の画面でWebブラウザを使っているときに、右画面に通知が表示されてタップすると右画面に別のアプリが立ち上がります。ブラウジングを止めずに通知のアプリを立ち上げられるのはとてもいいですね。
左はGmail、右はブラウザのMicrosoft Egde。メールのリンク先を別画面のブラウザで表示できる
コスパは不満
大きな不満はコスパです。Surface Duo 2の本体価格(以下いずれも税込)は128GBモデルが18万2700円、256GBモデルが19万6680円、512GBモデルが22万880円。折りたたみスマホとしてはそれほど高くはないですが、単純なスマホとしてみるとiPhone 13 Pro Maxの128GBモデルが13万4800円、 Pixel 6 Proが同じく128GBモデルで11万6600円であることを考えるとどうしても割高です。ましてや8インチクラスのタブレットが2〜3万円で売っていることを考えると……(もちろんCPUなどハードウェアとしての処理能力は安価なタブレットよりSurface Duo 2のほうが優れていますが)。
不満と言えば、購入前に気になっていたのがメインカメラの突起部について。逆向きに折りたたんだ時に背中同士をピッタリくっつけられないことを心配する向きも多かったんですが、鷹木の使い方がほぼ電子書籍やWebページのコンテンツを読むことなので、あんまり逆向きに折りたたまないんですよね。なので背面をピッタリくっつけることもなく、カメラの突起部はほとんど気になりませんでした。
ただ、電子書籍端末に20万円を払えるかというと正直微妙。ですが、2画面スマホとしての体験は面白いですね。サイズや重さ、触った感じの材質など、ハードウェアとしての質感も好きです。鷹木は自腹で購入したので、これから(電子書籍以外の)面白い使い方を発見していきたい! マイクロソフトやほかのソフトウェアベンダーにもぜひアプリの2画面スマホへの最適化をはじめ、機能的なアップデートをぜひお願いしたい! と願っております。
不満と言えば、購入前に気になっていたのがメインカメラの突起部について。逆向きに折りたたんだ時に背中同士をピッタリくっつけられないことを心配する向きも多かったんですが、鷹木の使い方がほぼ電子書籍やWebページのコンテンツを読むことなので、あんまり逆向きに折りたたまないんですよね。なので背面をピッタリくっつけることもなく、カメラの突起部はほとんど気になりませんでした。
ただ、電子書籍端末に20万円を払えるかというと正直微妙。ですが、2画面スマホとしての体験は面白いですね。サイズや重さ、触った感じの材質など、ハードウェアとしての質感も好きです。鷹木は自腹で購入したので、これから(電子書籍以外の)面白い使い方を発見していきたい! マイクロソフトやほかのソフトウェアベンダーにもぜひアプリの2画面スマホへの最適化をはじめ、機能的なアップデートをぜひお願いしたい! と願っております。
鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。