皆さんは、新年の目標は立てますか?「年が明けてから考える」という方もいれば、「特に目標を立てる習慣はない」という方もいることでしょう。しかし目標を立て、それを管理することには数々のメリットがあります。今のうちから新年の目標を立てておくことで、次の1年間が素晴らしいものになるかもしれません。
そこで今回は、効果的な目標の立て方と、モチベーションが下がってきた時の対策を考えてみました。「今から来年の目標なんて……」という方も、軽い気持ちで読んでいただければと思います。
そこで今回は、効果的な目標の立て方と、モチベーションが下がってきた時の対策を考えてみました。「今から来年の目標なんて……」という方も、軽い気持ちで読んでいただければと思います。
目標は立てたほうが楽!「目標設定のメリット」とは
「目標を立て、達成を目指す」と聞くと大変そうですが、そんなことはありません。
目標を設定すると、これから先どのような行動をとれば良いか、どんな風に計画を進めればいいかなど、必要なことが明確になります。目標によって進むべき方向性が決まり、受け身な姿勢で流されることを防げるのです。
例えば、どこにたどり着くのかわからない道を走らされるのは辛いものです。しかし「道のりは全部で何キロ」「コースとゴールを知っている」「100人が一緒に走っており、10位以内に入るのが目標」といったことが明確であればどうでしょうか。コースに沿って、目指すタイム内にゴールできるよう、ペース配分を考えて走ることができます。
目標も同じです。仮に理想の状態があったとしても、「これをやりたい」「こうなったら理想的」と思っているだけでは変化はありません。何もしていない自分に対して焦りが生まれ、思い通りにならない現状に対する不満が湧いてきます。
目標を設定すれば、「今週は何をすべきなのか」「今日は何をすべきなのか」が明確になり、その通りに行動することで達成感を感じることも増えるのです。
つまり、目標は目指す自分になるための「地図」や「道しるべ」、「時刻表」のようなもの。ある通信教育の会社では、年間の広告費の8割を新年にかけるといいます。それだけ、新年というのは新しいことをやる気が満ちるタイミングなのです。
新年を迎えてから目標を探すようでは、スタートで乗り遅れ、せっかくのモチベーションが下がってしまうことにもつながります。気分よく来年のスタートを切るために、今から目標を立ててみませんか?
目標を設定すると、これから先どのような行動をとれば良いか、どんな風に計画を進めればいいかなど、必要なことが明確になります。目標によって進むべき方向性が決まり、受け身な姿勢で流されることを防げるのです。
例えば、どこにたどり着くのかわからない道を走らされるのは辛いものです。しかし「道のりは全部で何キロ」「コースとゴールを知っている」「100人が一緒に走っており、10位以内に入るのが目標」といったことが明確であればどうでしょうか。コースに沿って、目指すタイム内にゴールできるよう、ペース配分を考えて走ることができます。
目標も同じです。仮に理想の状態があったとしても、「これをやりたい」「こうなったら理想的」と思っているだけでは変化はありません。何もしていない自分に対して焦りが生まれ、思い通りにならない現状に対する不満が湧いてきます。
目標を設定すれば、「今週は何をすべきなのか」「今日は何をすべきなのか」が明確になり、その通りに行動することで達成感を感じることも増えるのです。
つまり、目標は目指す自分になるための「地図」や「道しるべ」、「時刻表」のようなもの。ある通信教育の会社では、年間の広告費の8割を新年にかけるといいます。それだけ、新年というのは新しいことをやる気が満ちるタイミングなのです。
新年を迎えてから目標を探すようでは、スタートで乗り遅れ、せっかくのモチベーションが下がってしまうことにもつながります。気分よく来年のスタートを切るために、今から目標を立ててみませんか?
効率よく目標を立てるためには?
「目標を立てる」といっても、「特にない」という人や「達成したいことはあるけど、ずっと達成できていないから、今さら目標にする意味を感じない」という人もいるでしょう。そんな時は、やりたいことや達成したいことをざっくりと書き出すことから始めます。
「お寿司を食べたい」のような、すぐできることから、「5キロ痩せる」という、ちょっと努力が必要なもの、「海外移住したい」「起業したい」といった大きなものまで、達成したいことを、思いつくままに何でも書きます。
次にそれらを達成するために、何をどう決めて、実行していけばよいかを洗い出します。「達成したいこと」のために必要なものなどをツリー状に書き足していきましょう。
この時、方針として「自分はどうなりたいか」という視点を持つのが大事です。この方針がないと、目標を決めても「自分ごと」として考えられず、達成が遠のきます。目標は、「自分のありたい姿」から考えるのがポイントになります。
例えば「5キロ痩せる」という目標が浮かんだら、「5キロ痩せてどうなりたいか」をイメージします。「腰痛を軽くしたいから体重を落としたい」というのと、「今より服をカッコよく着るには、5キロくらい痩せる必要がある」というのでは、取るべきアプローチが違います。「5キロ」の先にどんなビジョンがあるのか掘り下げることが、目標を「自分ごと」である「目的」にするのです。
先ほどの「5キロ痩せる」を例に考えてみましょう。
「お寿司を食べたい」のような、すぐできることから、「5キロ痩せる」という、ちょっと努力が必要なもの、「海外移住したい」「起業したい」といった大きなものまで、達成したいことを、思いつくままに何でも書きます。
次にそれらを達成するために、何をどう決めて、実行していけばよいかを洗い出します。「達成したいこと」のために必要なものなどをツリー状に書き足していきましょう。
この時、方針として「自分はどうなりたいか」という視点を持つのが大事です。この方針がないと、目標を決めても「自分ごと」として考えられず、達成が遠のきます。目標は、「自分のありたい姿」から考えるのがポイントになります。
例えば「5キロ痩せる」という目標が浮かんだら、「5キロ痩せてどうなりたいか」をイメージします。「腰痛を軽くしたいから体重を落としたい」というのと、「今より服をカッコよく着るには、5キロくらい痩せる必要がある」というのでは、取るべきアプローチが違います。「5キロ」の先にどんなビジョンがあるのか掘り下げることが、目標を「自分ごと」である「目的」にするのです。
先ほどの「5キロ痩せる」を例に考えてみましょう。
「腰痛を軽くしたい」のであれば、体重を落とすことより、腰回りの筋肉を鍛えたほうがいいかもしれません。「服をカッコよく着たい」のであれば、ただ痩せるだけでなく姿勢の改善も考えたほうがいいでしょう。着たい服が具体的に決まっているなら、体のどこをどれくらいサイズダウンするべきか、確認したほうがよさそうです。そう考えていくと、最初に浮かんだ「5キロ痩せる」が「3キロ痩せて、腰回りを鍛える」になったり、「猫背を改善して、二の腕を引き締める。ヒールを履いて格好良く歩けるよう、筋トレをする」になったりと、より具体的なものに変化するかもしれません。
ここからさらに、食事のこと、ジム代などのダイエットにかかるお金に関すること、エクササイズなどに使う時間など、達成に必要な要素をツリーに書き足していきます。
例えば食事制限がストレスになってしまう人なら、「ストレスなくできそうな方法」を書き出していくと、「間食をやめる」「飲み会を減らす」「糖質を制限する」などの方法が出てきます。「自分にとってつらくなさそうなのは、この中では『間食をやめる』ことかな」ということがわかったり、「それならコンビニに行かない工夫が必要になるな」「友達と会う日のカフェなどでは、どんなものを食べるべきか」という具体案がはっきりしてきます。
さらに、「期限の設定」を行うと、日々の生活でやるべきことがより具体的なものになります。「半年で5キロ痩せる」という目標は、「毎月1キロ弱痩せる」「今週は先週よりも、平均体重が250グラム少なくなることを目指す」というような期間を設定した目標に分解していくことができます。
特に期限を設定せず「5キロ痩せる」と聞くと少し大変そうですが、「先週より250グラム減ればよい」と考えれば、どの程度の努力が必要かはっきりしますし、「順調にいけばいつ頃達成できそうか」がわかるので、モチベーションアップにもつながります。週に250グラムの減量であれば、「間食は週に1度まで。夜の炭水化物も少し控えてみる」「甘い飲み物を避け、無糖のお茶か水を選ぶ」といった、すぐに苦労せずに実行できそうなことだけで達成できそうだと知ることにつながるでしょう。
大きな目標も、このように小さく分解してしまうのがおすすめです。簡単な目標でも、達成を繰り返していくと、自分に対する信頼感や自己有能感が高まり、「自分はできる」と感じられます。あまりやる気が起きなくても、「とにかく始めてみること」でやる気が出ることもあります。目標を簡単にできそうなレベルに分解して、少しづつ実行に移していくことは、大きな目標達成のための重要なステップなのです。
ここからさらに、食事のこと、ジム代などのダイエットにかかるお金に関すること、エクササイズなどに使う時間など、達成に必要な要素をツリーに書き足していきます。
例えば食事制限がストレスになってしまう人なら、「ストレスなくできそうな方法」を書き出していくと、「間食をやめる」「飲み会を減らす」「糖質を制限する」などの方法が出てきます。「自分にとってつらくなさそうなのは、この中では『間食をやめる』ことかな」ということがわかったり、「それならコンビニに行かない工夫が必要になるな」「友達と会う日のカフェなどでは、どんなものを食べるべきか」という具体案がはっきりしてきます。
さらに、「期限の設定」を行うと、日々の生活でやるべきことがより具体的なものになります。「半年で5キロ痩せる」という目標は、「毎月1キロ弱痩せる」「今週は先週よりも、平均体重が250グラム少なくなることを目指す」というような期間を設定した目標に分解していくことができます。
特に期限を設定せず「5キロ痩せる」と聞くと少し大変そうですが、「先週より250グラム減ればよい」と考えれば、どの程度の努力が必要かはっきりしますし、「順調にいけばいつ頃達成できそうか」がわかるので、モチベーションアップにもつながります。週に250グラムの減量であれば、「間食は週に1度まで。夜の炭水化物も少し控えてみる」「甘い飲み物を避け、無糖のお茶か水を選ぶ」といった、すぐに苦労せずに実行できそうなことだけで達成できそうだと知ることにつながるでしょう。
大きな目標も、このように小さく分解してしまうのがおすすめです。簡単な目標でも、達成を繰り返していくと、自分に対する信頼感や自己有能感が高まり、「自分はできる」と感じられます。あまりやる気が起きなくても、「とにかく始めてみること」でやる気が出ることもあります。目標を簡単にできそうなレベルに分解して、少しづつ実行に移していくことは、大きな目標達成のための重要なステップなのです。
中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019