忍者は情報、忍者はリアリスト、忍者は自分を過信しない、そして動物も忍者の敵

手前中央にあるいびつな形をした物体が、かの有名な“まきびし”です

軽くて持ち運びやすそう。そして固くて握るだけで痛い! 踏んづけたら、さぞ大変だったでしょうね。とげとげしているので、運ぶときは水筒とかに入れるとよさそう

手裏剣はどちらかというと侍の武器だったそう

土を耕しながら、そのままミッションもこなす。シームレスですね
「慎重に、少しずつ進んでください。忍者はどんなに時間をかけてもいいから、静かに行動します。忍者は自分を過信しません」と忍者先生に言われながら足をソロリソロリと滑らせます。

先ほど触って「痛っ!」と驚いたアノまきびしも転がっている! 地獄!

先生が差し出した“枝”を折ったり揺らしたりしないよう、枝を抑えて、ソーッとくぐります。なお、私はこの動作の最中ずっと「忍者は自分を過信しない……」とブツブツつぶやいていたので、実戦では即バレて斬られていたハズ

トン!と小気味よい音で壁に刺さります

忍者は手裏剣を投げるときも逆算思考

結果をイメージしながら落ち着いて投げると、当たる!
「忍者は、何かあったらとにかく逃げます。忍者の仕事は、情報を伝えることです。もし自分が死んでしまえば、情報が途絶えます。それを避けて生き延びるためなら、何でもやるんです。一方、侍は、自分の死後も子どもや家族の名誉に関わるので『汚い手を使ったり逃げたりせずに、戦って死んだ方がいい』と考えます。忍者にはそういった美学がありません」(忍者先生)
目的が明確です。たしかにビジネス研修にいいかもしれない……。
「最も良い忍術」は誰にも見えない?
「最良の忍術は、殺すことなどではなく、誰にも気付かれずに目的を達成することです。例えば謀反を考えている人間がいたとします。この人間を、あの手この手でなんだかハッピーにしてしまって、謀反を起こしたい気分が収まれば、それが一番いいことなのです。殺したり、大ごとにするよりも、静かに目的を果たすことが、最も優れた忍術です」
つまり忍者は「ワシが勝ったぞ〜!」と大々的にアピールすることなんて絶対にないんですね。

九字を切るのも、ミッションを成功させるため

額にある「チャクラ」についても教わりましたが、私は自分のチャクラがどこにあるのか全然わかりませんでした。もしかしたら数年前にヒアルロン酸をおでこに注入したせいかもしれません。まさかの副作用

美しい! 海外から来たSHOGUNファンにはたまらないでしょうね

刃のお手入れには椿油や丁子油を使います。口からのしぶきや、手指の脂が刃につくので、それを油を使ったお手入れでこまめに拭き取るのが大切だそう。とくに手指の脂は時間がたつと刃に残っちゃう!

博物館でガラスケース越しに見るだけだった刀に、触っちゃったよ!
武蔵道場のハイシーズンは桜の季節で、この時期は予約が難しいことも多いそうですが、それ以外の季節ならば予約もスムーズとのこと。浅草散策のついでにぜひ体験してみてくださいね。
武蔵一族本陣道場 (浅草忍士道場)
111-0036 東京都台東区松が谷3-1-13 Mets八番館3階
https://musashi.ninja/

花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori