取引先に合わせた価格やロットで販売できる「卸販売」アプリ
2020年9月に提供が開始された卸販売アプリは、一般消費者向けに登録した商品情報を流用し、卸売販売ができるというものです。
一般消費者向けの販売は基本的に単一価格で行われますが、卸販売は小売事業者などの卸先によって価格やロット数が異なるため、元来は卸先それぞれに合わせた専用サイトを開設する必要がありました。サイトごとに商品情報を登録するには、卸先が多いほど商品登録の手間がかかるため、一般消費者向けの販売に比べてハードルが高いことが難点でした。
一般消費者向けの販売は基本的に単一価格で行われますが、卸販売は小売事業者などの卸先によって価格やロット数が異なるため、元来は卸先それぞれに合わせた専用サイトを開設する必要がありました。サイトごとに商品情報を登録するには、卸先が多いほど商品登録の手間がかかるため、一般消費者向けの販売に比べてハードルが高いことが難点でした。
取引先ごとに「卸販売専用サイト」へ誘導することで、異なる価格やロットに対応する
「卸販売専用サイト」への招待はメールで行う。メールには、各社向けサイトのURLが記載される
卸販売アプリは、カラーミーショップに登録された商品情報をそのまま利用しつつ、特定のIDとパスワードで閲覧できる「卸販売専用サイト」へ取引先を案内することで、取引先ごとに設定された価格やロット商品を受注できるようになります。
「卸販売」アプリの導入方法・使い方
卸販売アプリの使い方を詳しく解説した動画も公開されている
via www.youtube.com
ショップオーナーは管理画面の受注一覧で、確認や処理を行えるため、カラーミーショップだけで小売と卸売を完結できるうえ、取引先が直接注文してくれるため人的な注文ミスを軽減でき、さらにはFAXや電話の対応が不要になるといったメリットもあります。取引先は紙でのやり取りが一切不要になり、Webサイトから簡単に発注できる点がメリットです。決済手段としては銀行振込とゆうちょ振替、代引が利用可能になっています。
担当者によれば、もともとカラーミーショップは小売業者向けのサービスであるため、現状は卸が本業の利用者はあまり多くないとのことですが、今後は卸売業者の方々やこれから卸業に挑戦し、ビジネスを拡大したいと考えるショップオーナーにも利用してもらいたいとの思いで、リリースしたのだそうです。
なかでも、以下のような方々にぜひ利用してほしいのだと言います。
・小売と卸売を並行して行いたいショップオーナー
・すでに、他社の卸売ASPを使っている事業者
・卸販売を電話やFAXで行っており、受注や在庫の管理を煩雑だと感じている事業者
・受発注をオンラインで管理したい事業者
サービス開発中は、電話や対面によるインタビュー、サービスのβテストなどを行うことで、卸の領域では一般的な用語を使用したり、卸売販売ならではの作業工程を分析したりして、改善していったのだそう。
卸販売アプリをきっかけに、これまでBtoC向けがメインだったカラーミーショップを、BtoB市場に向けて拡充の予定で、今後は中長期的にBtoB向け販売の支援もしていきたいと語ってくれました。
ECサービスプラットフォームや物流サービスの充実、決済手段の多様化などによって、日本全国どこにいてもECサービス経由で商品を販売できる環境が整ったものの、卸販売にはまだまだ大きなハードルがありました。
カラーミーショップは、一般消費者向けECサービスにチャレンジしてみたい小売店や卸売業者だけでなく、卸販売アプリを活用することで一足飛びにBtoB-ECへのステップアップも可能になりました。外出や旅行が制限されがちな “ニューノーマル” 時代だからこそ、手軽にネット上で小売や卸売を展開できるカラーミーショップの注目がさらに高まりそうです。
担当者によれば、もともとカラーミーショップは小売業者向けのサービスであるため、現状は卸が本業の利用者はあまり多くないとのことですが、今後は卸売業者の方々やこれから卸業に挑戦し、ビジネスを拡大したいと考えるショップオーナーにも利用してもらいたいとの思いで、リリースしたのだそうです。
なかでも、以下のような方々にぜひ利用してほしいのだと言います。
・小売と卸売を並行して行いたいショップオーナー
・すでに、他社の卸売ASPを使っている事業者
・卸販売を電話やFAXで行っており、受注や在庫の管理を煩雑だと感じている事業者
・受発注をオンラインで管理したい事業者
サービス開発中は、電話や対面によるインタビュー、サービスのβテストなどを行うことで、卸の領域では一般的な用語を使用したり、卸売販売ならではの作業工程を分析したりして、改善していったのだそう。
卸販売アプリをきっかけに、これまでBtoC向けがメインだったカラーミーショップを、BtoB市場に向けて拡充の予定で、今後は中長期的にBtoB向け販売の支援もしていきたいと語ってくれました。
ECサービスプラットフォームや物流サービスの充実、決済手段の多様化などによって、日本全国どこにいてもECサービス経由で商品を販売できる環境が整ったものの、卸販売にはまだまだ大きなハードルがありました。
カラーミーショップは、一般消費者向けECサービスにチャレンジしてみたい小売店や卸売業者だけでなく、卸販売アプリを活用することで一足飛びにBtoB-ECへのステップアップも可能になりました。外出や旅行が制限されがちな “ニューノーマル” 時代だからこそ、手軽にネット上で小売や卸売を展開できるカラーミーショップの注目がさらに高まりそうです。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。