GMOメイクショップは、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」のシステムを刷新する「次世代EC開発プロジェクト」の一環として、ショップ管理画面のリニューアルを実施しました。同時にサービスロゴのデザインも一新し、それに合わせてサービス名称も「makeshop byGMO」の表記に変更しました。
GMOメイクショップは「Commerce for a better future./商取引でより良い未来に」をミッションに、2004年からmakeshopを提供しており、現在では国内1万1000店舗以上に利用されるまでに成長しました。2022年の流通額は3055億円に到達し、ECサイト構築SaaS業界で11年連続1位を達成しました(※)。
※SaaS型ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値より比較(2023年3月時点、自社調べ)
GMOメイクショップは「Commerce for a better future./商取引でより良い未来に」をミッションに、2004年からmakeshopを提供しており、現在では国内1万1000店舗以上に利用されるまでに成長しました。2022年の流通額は3055億円に到達し、ECサイト構築SaaS業界で11年連続1位を達成しました(※)。
※SaaS型ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値より比較(2023年3月時点、自社調べ)
「次世代EC開発プロジェクト」の一環でUIを一新し、さらなる成長を狙う
コロナ禍の巣ごもり消費の影響で昨今、EC市場は急成長を遂げています。2021年の物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆2865億円(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課「令和3年度 電子商取引に関する報告書」より)で前年比8.61%の増加となり、市場の急激な拡大に伴ってECサイト構築に関するニーズも多様化しています。
そこでGMOメイクショップは、市場環境の変化や多様化する顧客ニーズに柔軟かつスピーディーに対応するため、EC構築における黎明期から提供し続けてきたmakeshopのシステムをフルリニューアルする「次世代EC開発プロジェクト」を2020年に始動しました。2022年11月末にはインフラ基盤の移行完了により高稼働率・高可用性を実現し、次の段階として2023年3月30日にUI(ユーザーインターフェース)をリニューアルした新たな管理画面をリリースしました。
管理画面と同時にサービスロゴのデザインもリニューアルし、併せて名称の表記も「makeshop byGMO」に変更することで、イメージを刷新してさらなる成長を目指すとのことです。
「次世代EC開発プロジェクト」では、「テセウスの船」を合言葉にフェーズを分けてリニューアルが進行中です。今回は3月30日に新管理画面をリリースしましたが、旧管理画面の提供も継続しており、これまで通りのショップ運営を続けながら、少しずつ新たな環境に慣れていくことが可能です。
そこでGMOメイクショップは、市場環境の変化や多様化する顧客ニーズに柔軟かつスピーディーに対応するため、EC構築における黎明期から提供し続けてきたmakeshopのシステムをフルリニューアルする「次世代EC開発プロジェクト」を2020年に始動しました。2022年11月末にはインフラ基盤の移行完了により高稼働率・高可用性を実現し、次の段階として2023年3月30日にUI(ユーザーインターフェース)をリニューアルした新たな管理画面をリリースしました。
管理画面と同時にサービスロゴのデザインもリニューアルし、併せて名称の表記も「makeshop byGMO」に変更することで、イメージを刷新してさらなる成長を目指すとのことです。
「次世代EC開発プロジェクト」では、「テセウスの船」を合言葉にフェーズを分けてリニューアルが進行中です。今回は3月30日に新管理画面をリリースしましたが、旧管理画面の提供も継続しており、これまで通りのショップ運営を続けながら、少しずつ新たな環境に慣れていくことが可能です。
次世代EC開発プロジェクトのリニューアル計画
合言葉となっている「テセウスの船」は、ギリシャ神話が由来の“同一性を問うパラドックス”の1つです。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたときに前後で同一の物体と言えるか否か、という問いを指します。リニューアルプロジェクトが進行するなかで段階的なリリースを重ねた結果、気が付くと新しいプロダクトに生まれ変わっていたという状況を目指して、「次世代EC開発プロジェクト」の合言葉にしているとのことです。
新管理画面は、利用するユーザーへのインタビューを行いながら、UIデザインを強みとするベイジのサポートにより、開発を進めてきました。今回のリリースでは、ダッシュボードやグローバルメニューなどが変更され、分かりやすく見やすいUIへとリニューアルしています。利用したユーザーの意見を反映しながら開発するアジャイルの手法を採用しているため、今回のリリース時点では開発中の機能もありますが、新管理画面内から旧管理画面を呼び出すこともできるため、旧来通りの利用も問題なく行えるようになっています。
新管理画面は、利用するユーザーへのインタビューを行いながら、UIデザインを強みとするベイジのサポートにより、開発を進めてきました。今回のリリースでは、ダッシュボードやグローバルメニューなどが変更され、分かりやすく見やすいUIへとリニューアルしています。利用したユーザーの意見を反映しながら開発するアジャイルの手法を採用しているため、今回のリリース時点では開発中の機能もありますが、新管理画面内から旧管理画面を呼び出すこともできるため、旧来通りの利用も問題なく行えるようになっています。
新しい管理画面の概要
今回にリリースによる主な変更点は以下の通りです。
・ログイン画面:管理者・副管理者のログイン画面を統合し、共通のURLからログイン可能に変更
・ダッシュボード:注文サマリーや売上ランキング、会員数などの情報が一目で分かるように変更
・グローバルメニュー:上部にあったグローバルメニューを左側に移動し、ショップ運営に欠かせない機能をメインメニューとして集約
・商品一覧画面:商品検索結果で表示された一覧から、そのまま販売価格や在庫を編集できるよう変更
・カテゴリ設定:カテゴリの階層間移動を可能に
・会員管理機能:会員情報の検索や編集がしやすいよう、会員一覧画面を変更
・配送設定:配送関連の操作性を向上させるため、「配送の設定」と「配送タイプの設定」の画面を一部統合
・ログイン画面:管理者・副管理者のログイン画面を統合し、共通のURLからログイン可能に変更
・ダッシュボード:注文サマリーや売上ランキング、会員数などの情報が一目で分かるように変更
・グローバルメニュー:上部にあったグローバルメニューを左側に移動し、ショップ運営に欠かせない機能をメインメニューとして集約
・商品一覧画面:商品検索結果で表示された一覧から、そのまま販売価格や在庫を編集できるよう変更
・カテゴリ設定:カテゴリの階層間移動を可能に
・会員管理機能:会員情報の検索や編集がしやすいよう、会員一覧画面を変更
・配送設定:配送関連の操作性を向上させるため、「配送の設定」と「配送タイプの設定」の画面を一部統合
変更後の画面例
また、共同でリニューアルを行ったベイジの担当者は以下のようにコメントしています。
「本プロジェクトでは、GMOメイクショップと共にユーザーリサーチを行いながらリニューアルの方針を決めていきました。特に検討を重ねたのはトップページの情報設計です。ユーザーが操作に迷わず効率的に業務を行えるように、ダッシュボードに表示する情報数をコントロールし、表示エリアを分けるなどの工夫を重ねました。リサーチで得られたショップ様の生の声をもとに、今後の『makeshop byGMO』の成長に向けたアイデアが多く生み出され、ショップデザインを簡単に作成できるノーコードツールの開発などに発展しました。今後もパートナーとして共に開発を進めてまいります」
「本プロジェクトでは、GMOメイクショップと共にユーザーリサーチを行いながらリニューアルの方針を決めていきました。特に検討を重ねたのはトップページの情報設計です。ユーザーが操作に迷わず効率的に業務を行えるように、ダッシュボードに表示する情報数をコントロールし、表示エリアを分けるなどの工夫を重ねました。リサーチで得られたショップ様の生の声をもとに、今後の『makeshop byGMO』の成長に向けたアイデアが多く生み出され、ショップデザインを簡単に作成できるノーコードツールの開発などに発展しました。今後もパートナーとして共に開発を進めてまいります」
アンケート調査を実施した上でサービスロゴもリニューアル
管理画面のリニューアルと同時に、サービスロゴのデザインもリニューアルしました。頭文字の「M」をモチーフとしたシンボルは、波打つように3色のブルーを掛け合わせ、GMOメイクショップと、利用するショップ、パートナー企業が一つになり、ともに翼を広げて羽ばたく様子をイメージしており、今後の成長を表現しているとのことです。
サービスの表記とロゴも変更された
今回のシステムリニューアルに伴うロゴ変更の直前には、GMOインターネットグループ 代表取締役グループ代表 熊谷正寿氏がTwitterで、旧来のロゴと新ロゴ案のどちらが好みかアンケートを実施しました。
全体で663人の投票が得られ、makeshopの代理店として長く活動しているパートナーなどからは旧来のロゴを支持する声もありましたが、得票のうち75%が新しいロゴを支持するとの結果になりました。そこで、システムの刷新とともに、イメージも刷新しさらなる飛躍をしていきたいという思いを込め変更を決定しました。
また、ロゴデザインのリニューアルとあわせて、サービス名称の表記も「MakeShop byGMO」から「makeshop byGMO」へと変更しました。「makeshop」の部分をすべて小文字表記にすることで、より親しみやすく、分かりやすくしたとのことです。
「次世代EC開発プロジェクト」では、今回の管理画面リニューアルを皮切りにアプリケーション周りの刷新を順次進めていく予定です。基本機能の改善や拡充を行うとともに、2023年8月をめどにアプリストアをリリースし、ショップユーザー自らが必要な機能を選んでアプリを追加し、機能拡張できる環境を提供するとのことです。
同社でのアプリの開発は、開発パートナーとして参画するサードパーティーとともに行っています。プラットフォームのオープン化を推進し、外部の技術と融合することで、“誰もがECを利用できる環境=EC普及率100%”の実現に向けて取り組んでいくとのことです。
今後、サービスの機能が拡充されるだけでなく、さらに使いやすくなっていくことが期待されます。テセウスの船の実現が楽しみですね。
全体で663人の投票が得られ、makeshopの代理店として長く活動しているパートナーなどからは旧来のロゴを支持する声もありましたが、得票のうち75%が新しいロゴを支持するとの結果になりました。そこで、システムの刷新とともに、イメージも刷新しさらなる飛躍をしていきたいという思いを込め変更を決定しました。
また、ロゴデザインのリニューアルとあわせて、サービス名称の表記も「MakeShop byGMO」から「makeshop byGMO」へと変更しました。「makeshop」の部分をすべて小文字表記にすることで、より親しみやすく、分かりやすくしたとのことです。
「次世代EC開発プロジェクト」では、今回の管理画面リニューアルを皮切りにアプリケーション周りの刷新を順次進めていく予定です。基本機能の改善や拡充を行うとともに、2023年8月をめどにアプリストアをリリースし、ショップユーザー自らが必要な機能を選んでアプリを追加し、機能拡張できる環境を提供するとのことです。
同社でのアプリの開発は、開発パートナーとして参画するサードパーティーとともに行っています。プラットフォームのオープン化を推進し、外部の技術と融合することで、“誰もがECを利用できる環境=EC普及率100%”の実現に向けて取り組んでいくとのことです。
今後、サービスの機能が拡充されるだけでなく、さらに使いやすくなっていくことが期待されます。テセウスの船の実現が楽しみですね。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。