(3)スマホ撮影が不得意な場所用のカメラ分離式アクションカメラ
スマートフォンのカメラさえあれば、今や写真も動画も撮影に困ることはない。しかし街歩きの時など、スマートフォンではちょっと撮影しにくいケースもある。そこで購入したのが小型のアクションカメラ。FeiyuTechの「Feiyu pocket 2S」で、発売は2021年12月とやや古い製品だ。なお後継モデルの「Feiyu Pocket 3」が8月から日本でも発売になっている。
ケーブルでカメラ部分が伸びるFeiyu pocket 2S
Feiyu pocket 2Sを購入した理由は、カメラ部分がマグネットで取り外しになっており、延長ケーブルで接続された本体から離して使うことができるからだ。金属の電柱などにカメラ部分を貼り付ければ高い位置からの撮影もできるし、別売の収縮式グリップを使って机の上にカメラを伸ばして設置することもできる。また2年前の製品とはいえ、カメラは今でも十分使うことができる性能だ。スマートフォンと違ってカメラ系の製品は最新モデルでなくても困らないケースが多い。
専用スタンドで高い位置からも撮影可能
使い終わった後にケーブルを巻きつけるのがやや面倒なので、後継モデルのワイヤレス分離式であるFeiyu pocket 3のほうが使いやすいかもしれない。とはいえFeiyu pocket 2Sは中古で安く買えるのが利点で、筆者はフリマで約1万円で購入できた。なお新品の購入もまだ可能だ。
マグネットでカメラ部分を貼り付けもできる。ケーブル巻き戻しはやや面倒
(4)ノートPCの充電に備え、240WのUSB-Cケーブルを購入
スマートフォンを充電するUSBケーブルは100円ショップでも購入できるほど身近な存在だ。しかし筆者が購入したUSBケーブルは14ドル、約2000円もする。価格が高いのは高級な製品というわけではなく、240WのPD(Power Delivery)充電に対応しているからだ。
見た目は普通だが240W充電に対応
最近はノートPCの充電もUSBケーブルで行えるものが増えている。筆者のノートPCも65WのPD充電に対応しており、大きく重い専用の充電器を持ち運ぶ必要がなくなった。現在のPDは最大100W充電対応製品が出ているが、より高い240Wに対応する「PD EPR」製品がこれから出てくる。そこで自分の手持ちのUSBケーブルも順次240W品に買い替えていくことにした。一度に数本買うのもおサイフにやさしくないので、毎月1本ずつ、数カ月かけて手持ちのケーブルを入れ替えていこうと思う。なお購入したのはBaseusという中国メーカーの製品。ケーブルや充電関連の製品も多数出しており、品質は安心できる。
一般のUSB-Cケーブルより太い。Baseusは名前が知られたメーカーだ
(5)ガジェットバッグは使い勝手とルックスで選ぶ
新しいガジェットや小物が増えると、それを入れて持ち運ぶバッグも新しいものに買い替えたくなるものだ。友人と会ったときに新しいバッグを持っていたら「それ、どこの?」と聞くこともいつものこと。このALPAKAの「Elements Tech Case Max」も友人が持っていたものを見て一目ぼれしたものだ。マットな外観なショルダータイプの製品で、ファスナー部分も含め水に塗れても安心な撥水加工がされている。傘なしで出かけたときに、急な雨に襲われてもガジェットをしっかりと守ってくれる。
ALPAKAの小型バッグElements Tech Case Max
内部はオレンジカラー仕上げ。ブラックのほうがかっこいいかもしれないが、中が暗くなると小さなものがすぐに見つからないこともある。オレンジ色ならばその心配もなく、変換コネクタなどもそのまま入れておくことができ、ファスナーを開けて中を見ればすぐに見つかるのだ。またポケットが多いことは筆者にとっては必須だが、Apple Pencilなどスタイラスを収納できるペンホルダーもあるのには驚いた。超小型のノートPC(UMPC)も入れることができるため、最小限の装備で仕事に行くときもこのバッグだけあれば済みそうだ。こんなバッグを買ってしまうと、ここに入れる新しいガジェットがまた欲しくなってしまいそうだ。
細かいポケットやペンホルダーもある
山根 康宏
香港在住携帯研究家
スマホとSIMを求めて世界各国を取材中。海外、特に中国の通信事情に精通している。大手メディアへの執筆も多数。海外スマホ・ケータイを1800台所有するコレクターでもある。