取り付ける扉の素材は選ぶが「キャビネットロック」は両面テープ取り付けでも意外と丈夫

セリアで購入した「キャビネットロック」。税込110円。購入の決め手はデザインが最もシンプルだったからです

「キャビネットロック」の取り付け方法はいたって簡単、裏面の両面テープで扉に貼り付けるだけです
このキャビネットロックは100円ショップはもちろん、多くのメーカーからいろいろ種類の商品が出ているわけです。そんななか、筆者がセリアの「キャビネットロック」を選択したのは、デザインが非常にシンプルだから。100円ショップで販売されているキャビネットロックの多くは、子ども向けという意識が働くのか、愛らしいカラーやキャラクターなどがデザインされているものが多く、筆者はあまり自宅で使いたいと思いませんでした。
また、取り付けは、両面テープで扉に貼るという、いたってシンプルな方法です。そのため筆者は赤ちゃんや子どもが引っ張ったら取れてしまうのではないかと心配しました。これは、どうやら取り付ける扉の素材に大きく影響を受けるようで、筆者の家では台所の扉に貼り付けた「キャビネットロック」は簡単に取れてしまいました。しかし、リビングのキャビネットの扉に貼り付けたものは、息子が必死にはぎ取ろうとしても、数カ月にわたってビクともしません。この点は一度取り付けてみて様子をみるしかないでしょう。

ロック部分を押しながら、回さないと外すことができない「キャビネットロック」。両面テープで貼っているだけですが、予想以上に丈夫です

1歳2カ月の息子の力では、はがすことができない「キャビネットロック」。そのため開けてほしいとギャン泣きしてしまいました
引き出しや収納ケースをロックする「いたずら防止ストッパー」はかなり頑丈

セリアで購入した「いたずら防止ストッパー L」。税込110円。両面テープで貼り付けて引き出しや収納ケースなどをロックします

「いたずら防止ストッパー」は両面テープで貼り付けて固定するタイプです。そのため貼る場所の素材によって、粘着強度が大きく異なる印象です
「いたずら防止ストッパー」と同じような商品は、各100円ショップでそれぞれ販売されています。それでも筆者がセリアの「いたずら防止ストッパー」をセレクトしたのは、こちらもデザインが最もシンプルだったからです。
「いたずら防止ストッパー」も両面テープで貼り付けるタイプなので、貼り付ける場所の素材によって粘着強度が大きく異なる印象です。筆者は一般的な衣装ケースと同じようなプラスチック製の収納ケースに貼り付けて使用していますが、強度面に問題を感じたことはほぼありません。また、このプラスチック製の収納ケースは、キャンピングカーの中で使用しており、うちの息子からはもちろん、走行時の揺れで開いてしまうことからも、引き出しを守ってくれています。

筆者はキャンピングカーに搭載した収納ケースの引き出し全てに「いたずら防止ストッパー」を装着。子どもからも車の揺れからも引き出しをロックしてくれます

一般的なプラスチックの衣装ケースと同じような素材でできた収納棚。このような素材だと両面テープでも息子に引きはがされないくらいの強度が保てるようです
開閉時のドアに指を挟む指詰めから子どもを守る「ドアストッパー モノトーン」

子どもがドアに指を挟むという事故を防止してくれる「ドアストッパー モノトーン」。 セリアにて税込110円で購入しました

EVA樹脂製の直径約11cm、厚さ約2cm切れ目の入ったドーナツ型の「ドアストッパー モノトーン」本体。これをドアの開閉側に装着します
そこで「ドアストッパー モノトーン」は、ドアの開閉する側に取り付けて、ドアが完全に閉まることを防いでくれるグッズです。この結果、ドアに指を挟む、指づめと言った事故を防いでくれます。
取り付けた状態を写真で確認していただくと、非常に単純な構造なのですが、さまざまなドアに対応でき、指詰め事故から子どもたちを守ってくれそうです。
またドアに指を挟むという事故は、子どもや赤ちゃんにとって比較的よくあるもののようで、今回100円ショップで見つけることができませんでしたが、ドアストッパー以外にもドアのヒンジ側に指が入らないようガードする商品なども出ています。ドアでの事故が心配という方は、こちらもチェックしてみてください。

ドアの開閉する側に取り付けて、ドアが完全に閉まらなくすることにより指詰めを防止します。約25〜40mmまでの厚さのドアに対応するそうです

このまま右手でドアを閉めていたら左手の指はしっかりと挟まっていたでしょう。 「ドアストッパー モノトーン」のおかげでドアが閉まることはありません
あくまで子どもや赤ちゃんを事故やケガから守る補助的なアイテムだと認識したい
しかし、注意していただきたいのは、これらのグッズを使えば、子どもから目を離しても大丈夫というわけではないこと。あくまでも、ちょっと目を離した隙のトラブルを軽減したり、事故の発生を抑制したりするものであり、それだけに頼るのはとても危険です。
とはいえ、これらのいたずら防止グッズは、常に目を離すことができない年齢の子どもや赤ちゃんを抱える親にとっては、そのストレスを多少なりとも軽減してくれる効果があると思います。ある意味、いたずら防止グッズは、起こるかもしれないリスクに対しての投資なので、あまり高額だと手が出づらいこともあるでしょう。そういう意味では、気軽に試せる100円ショップのいたずら防止グッズは、非常にありがたい存在です。ぜひ、いろいろと試してみてください。

齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。