そこで本記事では、そんなケガなどから子どもを守ってくれる100均のいたずら防止グッズ、7つを選び出し、実際に試してみました。その結果をお知らせします。
何度も口に入れたがる赤ちゃんを誤飲から守る「チャイルドレジスタンスピルボトル」
内容物の誤飲を防止してくれるという「チャイルドレジスタンススピンボトル」。筆者はキャンドゥで税込110円で購入しました
キャップを押しながら回さないと開かない特殊な構造のため、子どもには開けづらく薬などを保管しても誤飲から子どもを守ることができると言います
また、直径38mm以下、トイレットペーパーの芯を通る程度の大きさの物は飲み込んでしまう可能性が高いので、とても危険。当然そのようなサイズのものは、鍵のかかるケースに入れたり、手の届かないところに保管するのが基本ですが、それでも日に日に成長する赤ちゃんは、昨日まで手の届かなかった場所にあったものを、ふと見ると持っているということがよくあります。
そのため、日常的に使う薬やサプリメント、小銭などは「チャイルドレジスタンススピンボトル」に入れておくとよいでしょう。押しながら回さないとフタが開かない構造なので、赤ちゃんには開けるのがかなり困難なようです。ただし、見ているところで何度も開けていると、当然開け方を学習してしまう可能性が高いと思います。そのため「チャイルドレジスタンススピンボトル」に入れておけば、絶対安心ではありませんが、 赤ちゃんの誤飲を防いでくれる効果は高いと感じました。
筆者の家ではあまり薬やサプリメントは飲まないので、いつか子どもが飲んでしまうのではないかと恐れている小銭を入れて保管しています
実際に小銭を入れた状態で、1歳2カ月になる息子に「チャイルドレジスタンススピンボトル」 を渡してみました。さすがに開けられないようです
定番の「コーナーガード」は気になる部分に貼っておくと、とりあえず安心
今回はダイソーで「コーナーガード 三角形 4個」を購入し、試してみました。価格は税込110円。この他にもさまざまな大きさ、形のものがあります
「コーナーガード 三角形 4個」は、その名の通り4個セットで付属の両面テープで必要な場所に貼り付けます。透明なので目立たないのも嬉しいところです
そこでテーブルの角などに柔らかい素材でできた「コーナーガード」を貼り付けるのが、定番のケガ防止法です。今回はダイソーの「コーナーガード 三角形 4個」を取り上げましたが、バーの長いクッションタイプから、L型、テープ式など、さまざまな素材、大きさのものが各100円ショップで販売されています。必要に応じて選択するとよいでしょう。
コーナーガードは子どもが大きくなればいずれ必要なくなるものですが、強力な接着剤などで完全に貼り付けると、取るときに表面の塗装がはがれてしまう場合もあるので注意してください。
筆者が「コーナーガード 三角形 4個」を選択した理由は、左右の2軸ではなく、左右プラス下で角を覆うように取り付けできるためです。また、透明で目立たない点も好印象。
ただ、木製家具に使ってみると息子が「コーナーガード」をはがして遊び道具にしてしまったので、何度か貼り直しています。かといって前述のように接着剤で完全に貼り付けることもできないので難しいところですが、表面がツルツルの家具にしっかり貼って使うといいかもしれません。
「コーナーガード 三角形 4個」をテーブルの角に貼ったところ。両面テープの粘着力も高く、製品自体には全く問題を感じません
製品自体には問題を感じないのですが、我が家の息子はひたすらいじり倒してはがすので、何度か貼り直しています。逆にあとからはがれないほどの接着はできないので、貼る家具の素材は選びそうです
感電防止「コンセントキャップ」は取り外しピック付きを選択してみた
さまざまな種類のものが出ているコンセントキャップ。今回は「便利な取り外しピック付きコンセントキャップ」をキャンドゥで税込110円で購入しました
ピックなしのものと比べて、ピック付きは取り外しにピックが必要なほどしっかりと取り付けられるのではないかと期待して選択しています
実際に「便利な取り外しピック付きコンセントキャップ」をコンセントに差し込むと、ある程度の力で固定されます。ただし、大人がそれなりの力で引っ張るとピックなしでも脱着は可能です。
この製品、子だくさんの親戚からのおすすめで、その家庭では3人の子どもにばっちり対策になったとのこと。ただ、我が家の息子はこのシンプルさでもコンセントキャップ自体に興味を持ってしまい、しばらくすると引き抜いてしまいました。それでも、コンセントにおもちゃを指して感電するような、いきなり感電という事態は十分防いでくれるでしょう。
「便利な取り外しピック付きコンセントキャップ」を実際にコンセントに取り付けたところ。見た目の安心感も増します
シンプルなデザインの「便利な取り外しピック付きコンセントキャップ」に興味津々。効果のある子とない子がいるようです
ネジ取り付け可能な条件なら、感電防止はコンセント安全カバーがイチオシ
電源コンセント全体を覆って赤ちゃんや子どもの感電を防止する「コンセント安全カバー」。ダイソーにて税込110円で購入しました
「コンセント安全カバー」には、電源コンセントに取り付けるための両面テープとネジがそれぞれ付属します
取り付け方法は2種類。「コンセント安全カバー」を両面テープで貼り付ける方法と
、コンセントのネジ穴を利用してネジで取り付ける方法です。上下に普段からネジが露出しているタイプの電源コンセントには両面テープで、普段はネジが見えておらず、化粧板が装着されているタイプの電源コンセントにはネジで取り付けることができます。購入前に確認しておきましょう。
我が家は、ネジでも、両面テープでも取り付けられる条件だったので両方を試してみました。そして息子が「コンセント安全カバー」を外してしまわないか、観察してみたわけです。両面テープでの取り付けでは息子が「コンセント安全カバー」を外してしまうのではないかと思ったのですが、付属の両面テープは粘着力がとても強く、両面テープ固定しても、当然ネジでもカバーが外れることはありませんでした。また、ネジを使えばそれ以上の強度で取り付けられて、より安心です。
実際に電源コンセントに取り付けたところ。我が家のコンセントは両面テープでもネジでも取り付けられるタイプだったので両方試してみました
実は両面テープで取り付けた「コンセント安全カバー」は息子にむしり取られるかと思いましたが、しっかり固定され、息子が諦めました
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。