動画広告の効果を最大化、炎上も未然に防止「PlayAds」とは

今やほとんどの人が広告動画を目にしない日はないだろう。この広告動画、最近凄まじい進化を遂げている。視聴している番組のジャンルやカテゴリや自分の趣味に近いジャンルの広告がうまく流れてくる点にはいつも感心してしまう。

最近はさらに、さまざまな仕掛けや作品性があって、ついつい最後まで見入ってしまうタイプの広告動画が増えてきている。例えば、お笑い芸人を起用して実際にネタを展開するという広告動画を見た時は、お笑いネタのオチが気になることもあり、最後まで見入ってしまった。それ以外にも、元々テレビCMが好きな筆者の場合、BGMや映像の演出など、ふと気になった広告動画はついつい最後までじっくり見てしまうことも多い。

最近の広告動画を見ていると、同じ商品の宣伝であってもテレビCMとは内容や見せ方が異なるものも多く見られる。テレビCMの場合は15秒、30秒と時間が厳密に決められているのが一般的だが、広告動画の場合、実に多種多様で、5秒くらいの短時間のものもあれば、テレビと同じように15秒くらいのもの、分単位でストーリー性のあるものも多く見られ、さらには広告動画のはずが丸ごと番組の形になっているものすらあるのだから驚きだ。

広告動画の仕組みの裏側を1度体験してみたいと思っていた筆者の耳に、衝撃のワードが飛び込んできた。それが「1日1000円から動画広告」だ。「YouTube」の広告動画配信は1日1000円からでも利用できるという。

最も一般的な動画広告であるテレビCMの場合は、数千万、数億と桁違いの費用がかかると、かつて聞いたことがある。深夜枠は安いという話も聞いたことがあるが、それでも数百万はかかるのだろう。決してサラリーマンのお小遣い程度では手軽に利用できる代物ではなさそうだ。

加えて、電話やメールなどで先方の担当者とのやりとりをして、内容を相談したり、放映前のチェックがあるなど、しょうもない内容の動画を迂闊(うかつ)に持ち込めなさそうな敷居の高さも感じる。

そんな動画広告を「1日1000円」で気楽に出せるならぜひ試してみたい。そこで筆者は、自分で広告動画を配信してみることにした。動画の制作ができるわけではないが、実際にやってみると、これが驚くほどお気楽、お手軽だった。今回はどのような設定を行うと、どのように配信されるのかなど、動画広告についていろいろと調べてみたので、ご紹介しよう。
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YouTubeの動画広告を、手軽に利用できるか検証してみた

1日1円?自由に設定できるYouTube広告費!地域、属性、動画ジャンルも指定可能

ここ数年、インターネット広告費がテレビのそれを上回ったというニュースがよく話題に上る。若年層のテレビ離れのほか広告の費用対効果など、さまざまな要因があるが、広告動画の配信が一般的なテレビCMと比べてかなり敷居が低い点も要因の1つではないかと感じている。
 
例えば動画配信の最大プラットフォーム「YouTube」の場合、Googleアカウントを持っていて、支払い用のクレジットカードを登録できれば、1本1000円からでも広告動画が配信できるという。動画の事前審査もあるため、どんな動画も気楽に配信できるわけではないが、敷居が低いことは事実。だからこそ、インターネット広告が伸びているという側面は少なからずあると考えた。
 
そこで今回はわが家のワンコ動画を広告としてYouTubeに登録して流してみることにした。基本的なGoogleアカウントの登録などについては割愛するが、支払いに必要なクレジットカードにおいては、チャージして使うデビッド型は利用できない点には注意が必要だ。

事前にYouTube上にアップロードした動画を選択して、広告として設定する。この時の設定としては「この動画自身を見てもらう目的で、他の動画再生時に、この動画広告へのサムネイル付きリンクを表示する」か、「他の動画再生時に、広告として動画を流す」かの選択が行える。後者の場合は、関連リンクを貼ることで、広告動画上にリンクが表示される仕組みだ。また、広告動画をGoogle側の動画パートナーのウェブサイトやアプリにも適用するか、YouTubeのみかも選択できる。
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事前にYouTubeで動画を投稿済みの場合、投稿動画のURLを貼り付けるだけで設定できる。広告の種類の設定や、クリックさせる場合はリンク先のURL、YouTube以外への広告提示も可能
続いては広告を配信したい地域の選択だ。市区単位で選択可能で狭くすればローカルCMのような使い方もできるため、地元の飲食店などでも手軽にYouTube広告を配信できるのは便利だ。選択した地域に応じて、事前に配信結果の予測も表示されるため、これらの数値を参考に地域を選択するのがいいだろう。

さらに細かい配信セグメントも調整できる。例えば、酒類を提供する飲食店なら子供に配信せず、逆に子供にも来店してほしい場合は大人も子供も選択する方がより幅広いセグメントに広告を届けられる。

年齢や性別の次には、動画のジャンルについての設定も行える。今回はワンコ動画なので、ジャンルを絞って、ペット愛好者に届くようにもできる。なるほど。ここをきっちり設定していると、関連するジャンルの動画再生時に広告が入るのか、と納得のポイントだ。
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地域選択はGoogle Mapを使って設定できる。市区町村単位から設定可能だ
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年齢、性別、興味・関心と言った細かいセグメントの設定と予算設定を済ませると、設定は完了だ。あとは審査後に広告として動画が配信されるようになる
予算についてだが、実際に設定してみて驚いたことがある。実は1000円どころか1円からでも設定できるのだ。ただし1再生で1~3円程度の費用が発生するのであまり意味がないし、お金の無駄になってしまうのでおススメできない設定だ。実際に効果がありそうな費用としてデフォルトでは1日2000円が設定されているが、今回は1000円設定を試してみた。

この金額についてだが、原則としては設定した金額以上が徴収されることはなく、金額が上限に達した場合は、その日は動画が配信されなくなることで、不要な費用の発生を抑える仕組みになっている。

ただしこのあたりの動作には若干のラグがあるようで1日1000円で設定したはずが、ちょっとオーバーしてしまうような場合もあった。また、ここでの広告費用は税別価格のため、別途消費税が発生するという点も見逃せない。

なお、予算設定自体はあくまでも1日当たりだが、月額のトータルで1日あたりの設定という考え方のようだ。例えば1日1000円で設定した場合、30日では3万円、つまり、数日1000円をオーバーしてしまうような時期が続いたら、その後は1000円未満の時期をコントロールすることで、月単位で見ると、キッチリ3万円になるといった形で費用のコントロールを行っているようだ。

なお、公開後のデフォルト設定では特に終了期間は設けられていないため、最低でも毎日1000円、そのまま放っておけば月額3万円の費用がかかることになるため、もっと短期間で公開したい場合などは注意が必要だ。
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予算設定は1日1000円でやっていたが、想定以上に動画が再生されたため、最終的に10日で1万円をオーバーし、1万2047円になってしまった。とはいえ、このうち1000円は消費税なので10日のオーバー価格は実質1047円
このように広告動画では、配信対象者の地域や属性、広告動画のジャンルや配信する金額を指定できることが分かった。しかし、この広告動画でどれだけの成果が出せるかは分からない。その辺りはどう判断すればいいのだろうか。

何か広告動画の中身や、その反応を調査するツールはないのだろうか。

さすがに1日1000円という個人レベルの予算でそれらを詳細に分析するケースは極めて稀だろうが、テレビほどではなくとも一定規模の費用を投じる場合、担当者にとってこの課題はとてもクリティカルだろう。

そこで実際に広告動画の制作や、広告動画の分析などを行っているGMO PlayAd(プレイアド)株式会社の代表取締役社長、冨岡信之氏から同社の取り組みなどを含めて、広告動画についてのお話をいろいろと伺える機会をいただけたので、これ幸いと疑問などをぶつけてみたのでご紹介したい。
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