世界のパークが生まれ変わる!ディズニー・エクスペリエンス部門の大発表
ところで「ディズニー・エクスペリエンス」をご存知でしょうか。ディズニーのテーマパークや、個人や家庭向けの製品など、ディズニーのコンテンツを“体験”に変えて提供する部門がこう呼ばれているのです。
このディズニー・エクスペリエンス部門による講演「Horizons: Disney Experiences Showcase」では、ディズニーのテーマパークのファンですら予想もしなかった、驚くべき内容が相次いで発表されました。
しかも「今回発表するプロジェクトは、全てが“現在進行中”であり、絵空事ではない」と冒頭に述べた上での発表です。これには筆者も大変驚きました。
このディズニー・エクスペリエンス部門による講演「Horizons: Disney Experiences Showcase」では、ディズニーのテーマパークのファンですら予想もしなかった、驚くべき内容が相次いで発表されました。
しかも「今回発表するプロジェクトは、全てが“現在進行中”であり、絵空事ではない」と冒頭に述べた上での発表です。これには筆者も大変驚きました。
ディズニー・エクスペリエンス部門チェアマンのジョシュ・ダマーロ氏によるプレゼンテーション ©Disney
残念ながら、筆者が期待していた東京ディズニーリゾート関連の新情報はありません(東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの要人は多数出席していましたが、オリエンタルランドは別の上場企業であるため、他の企業であるウォルト・ディズニーより先に発表できないという事情があるのではないかと筆者は推測しています)。
東京ディズニーリゾートに関しては、6月6日にオープンした「ファンタジースプリングス」や、9月20日にスタートする新キャッスルプロジェクションショー「Reach for the Stars」の簡単な紹介のみでしたが、それ以外の発表はビッグニュースばかり! ハイライトのいくつかを紹介しましょう。
東京ディズニーリゾートに関しては、6月6日にオープンした「ファンタジースプリングス」や、9月20日にスタートする新キャッスルプロジェクションショー「Reach for the Stars」の簡単な紹介のみでしたが、それ以外の発表はビッグニュースばかり! ハイライトのいくつかを紹介しましょう。
ついにウォルト・デイズニー“本人”がパークに登場!
まずはアメリカ西海岸、カリフォルニア ディズニーランド・リゾートを見ていきましょう。2025年には70周年を迎えるカリフォルニア ディズニーランド・リゾートに、新たにウォルト・ディズニー“本人”が登場すると発表されました。
新たなアトラクション「Walt Disney — A Magical Life」が2025年にオープンします。ウォルトをオーディオ・アニマトロニクス(ディズニーがアトラクションなどで使用するロボット)にするというアイデアはそのものは、これまでにもたくさんあったでしょうが、とうとうそれが技術的に可能になったという意味で大変重要なニュースです。
新たなアトラクション「Walt Disney — A Magical Life」が2025年にオープンします。ウォルトをオーディオ・アニマトロニクス(ディズニーがアトラクションなどで使用するロボット)にするというアイデアはそのものは、これまでにもたくさんあったでしょうが、とうとうそれが技術的に可能になったという意味で大変重要なニュースです。
オーディオ・アニマトロニクスになったウォルトがついに登場! ©Disney
新エリアのテーマは『アバター』!そして『リメンバー・ミー』も
さらに第2テーマパークであるディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでは、新たに『アバター』、『リメンバー・ミー』をそれぞれテーマにしたエリアが登場することが発表されました。イメージアートだけでも想像が膨らみます。まだスタート時期は未定で、場所も未定のプロジェクトですが、楽しみに待ちたいですね。
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに作られる映画『アバター』をテーマとした新エリア。『アバター』の監督であるジェームズ・キャメロン氏も協力し、アバター3、4など、今後公開予定の続編映画の要素も含まれます ©Disney
初公開となった新エリアのモデル。相当大きなものになることが予想されます。右下には小さな人間のフィギュアが見えますね ©Disney
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに登場予定の『リメンバー・ミー』をテーマにしたアトラクションのイメージ ©Disney
「アベンジャーズ・キャンパス」にはアノ主演俳優が登場するアトラクションも!?
そしてマーベル作品のスーパーヒーローたちが集うエリア「アベンジャーズ・キャンパス」には、2つの新アトラクションが登場。「Avengers: Infinity Defense」はライドに乗り、キング・サノスと対決すべく時空を超えた体験ができる“Eチケット(かつてディズニーのパークで扱われていたプレミアムなチケットのこと)級”アトラクションです。
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーのエリア「アベンジャーズ・キャンパス」に新たに登場するアトラクション「Avengers: Infinity Defense」では、映画とは異なるサノスがヴィランとして登場 ©Disney
もう1つはなんと“トニー・スターク”を演じるロバート・ダウニー・Jr本人が出演する「Stark Flight Lab」です。
トニー・スタークが考案したライドシステムが採用される「Stark Flight Lab」は、ロボットアームがあなたを空のダンスにいざないます ©Disney
D23の会場ではStark Flight Labのそのテストに参加した、CEOのボブ・アイガーの隣に、なんとまさかのロバート・ダウニー・Jrもが座っている秘蔵写真がも公開されました。これは本当に楽しみです。
なんとボブ・アイガーCEOとともにライドに試乗するロバート・ダウニーJrの姿も公開されました ©Disney
宮田 健
ライター
2012年よりITセキュリティのフリーライターとして活動するかたわら、個人活動として“広義のディズニー”を取り上げるWebサイト「dpost.jp」を1996年ごろから運営中。テーマパークやキャラクターだけではない、オールディズニーが大好物。2020年、2022年には講談社「ディズニーファン」に短期連載も。
Webサイト:https://dpost.jp/
X:@dpostjp