次回は6/20、高輪ゲートウェイ駅構内がクラブ化!話題の無料DJイベント「EKINAKA FRIDAY」に行ってきた

2025年7月末までの期間限定で高輪ゲートウェイ駅の“エキナカ”にオープンしたイベントスペースにて、不定期で金曜日の19時から21時まで行われている“日本初の駅構内DJイベント”「EKINAKA FRIDAY」が、都内の音楽好きの間で話題になっている。
全10回の限定シリーズとして企画されたこの入場無料のイベントの最大の魅力は、電車を眼下に眺めながらDJが奏でる音楽を楽しめることだ。
(冒頭 Photo by Masanori Naruse)
全10回の限定シリーズとして企画されたこの入場無料のイベントの最大の魅力は、電車を眼下に眺めながらDJが奏でる音楽を楽しめることだ。
(冒頭 Photo by Masanori Naruse)
新駅・高輪ゲートウェイで「文化創造の場」を目指すJRの挑戦
EKINAKA FRIDAYが開催される高輪ゲートウェイ駅は、2025年3月27日に周辺で開業した大規模複合施設「TAKANAWA GATEWAY CITY」とともに大きな注目を集めている。約9.5ヘクタール、東京ドーム約2個分に相当する広大な車両基地跡地を整備して誕生したこの新たな街は、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」をコンセプトに掲げている。
現在オープンしているのはその一部で、今後ホテルや商業施設、国際会議場、文化施設、オフィス、住宅などが続々と開業する予定だ。2026年春には、現在建設中のビルを含めた全ての建物が完成する。
EKINAKA FRIDAYは、このTAKANAWA GATEWAY CITYの街びらきイベントとして企画された。その背景について、JR東日本の担当者は次のように説明している。
「私たちは駅を単なる移動空間としてだけでなく、人が集い、新しい文化が生まれる場所にしていきたいと考えています。特に高輪ゲートウェイ駅は、開放的な空間を活かして、駅構内に芝生空間『EKI PARK』を整備するなど、多様な時間の過ごし方を提案しています。
『EKINAKA FRIDAY』はその試みのひとつであり、世代を超えて多くの人々が新たな発見や交流を楽しめる場となることを期待しています。全面開業を2026年春に控え、高輪ゲートウェイ駅は『100年先の心豊かなくらし』を目指す実験場として、今後もさまざまな挑戦を続けていきます」
現在オープンしているのはその一部で、今後ホテルや商業施設、国際会議場、文化施設、オフィス、住宅などが続々と開業する予定だ。2026年春には、現在建設中のビルを含めた全ての建物が完成する。
EKINAKA FRIDAYは、このTAKANAWA GATEWAY CITYの街びらきイベントとして企画された。その背景について、JR東日本の担当者は次のように説明している。
「私たちは駅を単なる移動空間としてだけでなく、人が集い、新しい文化が生まれる場所にしていきたいと考えています。特に高輪ゲートウェイ駅は、開放的な空間を活かして、駅構内に芝生空間『EKI PARK』を整備するなど、多様な時間の過ごし方を提案しています。
『EKINAKA FRIDAY』はその試みのひとつであり、世代を超えて多くの人々が新たな発見や交流を楽しめる場となることを期待しています。全面開業を2026年春に控え、高輪ゲートウェイ駅は『100年先の心豊かなくらし』を目指す実験場として、今後もさまざまな挑戦を続けていきます」
駅のホームを上がったら即“パーティー”
TAKANAWA GATEWAY CITYの街びらき以降、EKINAKA FRIDAYには、東京を代表するジェンダーレスパーティ「fancyHIM」や、ライムスターのDJ JIN、ピチカート・ファイブの小西康陽など、多彩かつ豪華なDJ陣が出演。開催されるたびに駅という日常的な空間を音楽の力で特別な空間へと変貌させ、訪れた人々を熱狂させてきた。
そんな噂を聞きつけた筆者がイベントに参加したのは、7回目の開催となる6月6日だ。会場は高輪ゲートウェイ駅の南改札外3階のスペースで、京浜東北線のホーム行きエスカレーターのほぼ真上にDJブースが設置されている。駅のホームを上がったら即“パーティー”という、日本ではなかなか見られない環境だ。
そんな噂を聞きつけた筆者がイベントに参加したのは、7回目の開催となる6月6日だ。会場は高輪ゲートウェイ駅の南改札外3階のスペースで、京浜東北線のホーム行きエスカレーターのほぼ真上にDJブースが設置されている。駅のホームを上がったら即“パーティー”という、日本ではなかなか見られない環境だ。

写真撮影:筆者(以下、特に断りのないものは同様)
会場に向かう途中、まず最初に驚いたのは、駅のホームに着いた瞬間からわずかに聴こえてくる重低音だ。次に2階ロビーにある南改札に向かうと、待ちきれないのか、すでに聴こえてくる音楽にあわせて、楽しそうに踊る人を数人見かけた。普通であれば味わうことのない、この特異な駅構内での体験のおかげで、筆者のイベントに対する期待は一気に高まった。
「エキナカ」とうたっているものの、実際にEKINAKA FRIDAYに参加するには、まず高輪ゲートウェイ駅の南改札から一旦出て、駅の3階スペースに向かう必要がある。目印は同フロアにあるオシャレなラウンジ「MAISON CLASSIC SALON」だ。この日のDJは、"日本一のパーティーDJ"として名高いDJ KAORIが担当するだけあって、会場入り口に着いた瞬間、目に飛び込んできたのは長蛇の列。既に気持ちがパーティーモードになっている筆者には少々辛い状況だった。しかし、これもEKINAKA FRIDAYの人気の証拠だと気持ちを切り替えた。
「エキナカ」とうたっているものの、実際にEKINAKA FRIDAYに参加するには、まず高輪ゲートウェイ駅の南改札から一旦出て、駅の3階スペースに向かう必要がある。目印は同フロアにあるオシャレなラウンジ「MAISON CLASSIC SALON」だ。この日のDJは、"日本一のパーティーDJ"として名高いDJ KAORIが担当するだけあって、会場入り口に着いた瞬間、目に飛び込んできたのは長蛇の列。既に気持ちがパーティーモードになっている筆者には少々辛い状況だった。しかし、これもEKINAKA FRIDAYの人気の証拠だと気持ちを切り替えた。

しばらく入場待ちした後、会場スタッフに誘導され、一旦先述の「MAISON CLASSIC SALON」に入店。ラグジュアリーな雰囲気が漂うこのスペースを通り抜け、ようやくイベントスペースにたどり着くとすでに多くの観客で大いににぎわっていた。



Jun Fukunaga
ライター・インタビュワー
音楽、映画を中心にフードや生活雑貨まで幅広く執筆する雑食性フリーランスライター・インタビュワー。最近はバーチャルライブ関連ネタ多め。DJと音楽制作も少々。