次回は6/20、高輪ゲートウェイ駅構内がクラブ化!話題の無料DJイベント「EKINAKA FRIDAY」に行ってきた

電車とビートが織りなす特別な空間
イベントの客層は、会社帰りのビジネスマンから学生、さらにはインバウンドの観光客まで実にさまざま。しかし、誰もが思い思いにDJがプレイする音楽に身を委ね、楽しそうに踊ったり、DJが観客に向かって呼びかける「Party People!」という声に、声を上げて応えている。その光景はまさにクラブで見られる盛り上がりそのものだった。

一方で、やはりここが駅構内だと実感させられたのが、階下のホームをのぞき込んだ時に目に入ってきた電車の発着という光景だ。EKINAKA FRIDAYは、"山手線の電車がホームに滑り込むたび、音楽と人々の歓声が入り混じる"という触れ込みで開催されているイベントだが、実際にその光景を目の当たりにすると改めて、すごく特別なロケーションで音楽を楽しんでいることを強く実感した。
想像以上にイベントスペースの音の鳴りが大きかったことも印象的だった。よくあるDJ付きのポップアップイベントとは一線を画す、クラブクオリティのゴツい重低音は特に印象的で、クラブさながらに音楽に没入できたことは特筆すべき点だ。
想像以上にイベントスペースの音の鳴りが大きかったことも印象的だった。よくあるDJ付きのポップアップイベントとは一線を画す、クラブクオリティのゴツい重低音は特に印象的で、クラブさながらに音楽に没入できたことは特筆すべき点だ。

EKINAKA FRIDAY Photo by Masanori Naruse
話題先行ではないリアルなカルチャーの現場
実際に参加してみて思ったのは、EKINAKA FRIDAYが特別なロケーションであるということを差し引いて、普段からクラブに通っている音楽好きが遊びにいっても十分楽しめるイベントだということ。つまり、単なる話題先行のハイプではなく、リアルなカルチャーの現場だったのだ。「駅を文化が生まれる場所にする」というコンセプトが確実に実現されていることを実感した。
EKINAKA FRIDAYは、今回の取材を終えた時点で残り3回。次回は6月20日金曜日に開催される。週末のスタートを特別な音楽体験と共に過ごす。このイベントが"伝説"になる前にぜひ、会場に足を運び、実際にその熱量を体験してみてはいかがだろうか。
EKINAKA FRIDAYは、今回の取材を終えた時点で残り3回。次回は6月20日金曜日に開催される。週末のスタートを特別な音楽体験と共に過ごす。このイベントが"伝説"になる前にぜひ、会場に足を運び、実際にその熱量を体験してみてはいかがだろうか。

Jun Fukunaga
ライター・インタビュワー
音楽、映画を中心にフードや生活雑貨まで幅広く執筆する雑食性フリーランスライター・インタビュワー。最近はバーチャルライブ関連ネタ多め。DJと音楽制作も少々。