すっかり私たちの日常に溶け込んだ生成AIですが、うまく使いこなすのは意外と難しいもの。
理想のアウトプットを得るためのプロンプトについては、「生成AIに役割を与える」「一定の形の構文を使って指示する」など、さまざまなノウハウがあります。しかし実際、自分がそれらをどのように応用すればいいのか、頭を悩ませる人も多いはず。
そんな時「教えてAI byGMO」(以下、教えてAI)が強力な味方になります。
生成AIの能力を活用できるかどうかはプロンプト次第。教えてAIは、詳しい知識がない人でも生成AIの能力を最大限に引き出すプロンプトを利用でき、欲しいアウトプットを得ることができるサービスです。
理想のアウトプットを得るためのプロンプトについては、「生成AIに役割を与える」「一定の形の構文を使って指示する」など、さまざまなノウハウがあります。しかし実際、自分がそれらをどのように応用すればいいのか、頭を悩ませる人も多いはず。
そんな時「教えてAI byGMO」(以下、教えてAI)が強力な味方になります。
生成AIの能力を活用できるかどうかはプロンプト次第。教えてAIは、詳しい知識がない人でも生成AIの能力を最大限に引き出すプロンプトを利用でき、欲しいアウトプットを得ることができるサービスです。
5つのカテゴリの豊富なプロンプト
教えてAIでは、ビジネス用途を中心に100種類以上のプロンプトが提供されています。プロンプトのカテゴリは以下の5種類。
・コミュニケーション
・マーケティング
・システム開発
・仕事効率化
・エンタメ
・コミュニケーション
・マーケティング
・システム開発
・仕事効率化
・エンタメ
「教えてAI」のメニューではプロンプトが5つのカテゴリーから選べる
「生成AIでこんなことができたら……」とパッと思いつくようなことは、この5カテゴリでほぼカバーされているのではないでしょうか。
なお、教えてAIで公開されているプロンプトを実行したり、自分でプロンプトを作成して実行したりするには、アカウント作成(無料)とログインが必要です。
なお、教えてAIで公開されているプロンプトを実行したり、自分でプロンプトを作成して実行したりするには、アカウント作成(無料)とログインが必要です。
機能を利用するにはログインが必要
ここでは「仕事効率化」のカテゴリを見てみましょう。
仕事効率化>文案作成カテゴリーを表示
日々仕事をする中で、意外と時間を取られるのがビジネスに関する文章を作成すること。
「文案作成」カテゴリには「ブログ記事作成」「メール作成」といった文章作成に関するプロンプトがまとめられています。そのプロンプトの使用にあたり、推奨モデルがある場合は、あわせて教えてくれます。
ここでは、「お客様からのメールに対するお詫びの返信を生成する」プロンプトを試してみます。
「文案作成」カテゴリには「ブログ記事作成」「メール作成」といった文章作成に関するプロンプトがまとめられています。そのプロンプトの使用にあたり、推奨モデルがある場合は、あわせて教えてくれます。
ここでは、「お客様からのメールに対するお詫びの返信を生成する」プロンプトを試してみます。
お詫び文を考えるのは、なかなかに手間のかかる作業です。言葉使いに失礼があってはならないだけでなく、相手が何に怒っているのか、ポイントを見落とすとさらなるトラブルにつながることも。
そして、クレームのメールは相手も冷静ではない状態で書いている可能性もあり、情報が整理されているとは限りません。
さて、生成AIは先方の要望を読み違えることなく、失礼のないメールを作成してくれるでしょうか?
たとえば、こんなクレームには……。
そして、クレームのメールは相手も冷静ではない状態で書いている可能性もあり、情報が整理されているとは限りません。
さて、生成AIは先方の要望を読み違えることなく、失礼のないメールを作成してくれるでしょうか?
たとえば、こんなクレームには……。
購入した商品に不具合があったというクレームを入力
このようなお詫び文が生成されます。
自然で簡潔な返信案が生成された
このプロンプトの推奨モデルはGeminiです。自然かつ、ビジネス文向けの簡潔なテキストが出力されるGeminiの特徴を生かした、読みやすいお詫び文だと感じます。
しかし、このクレームの例文では、もともとのメールの文章がわかりやすく整っています。
もっと、怒りに任せた感じのテキストを入力してみましょう。
しかし、このクレームの例文では、もともとのメールの文章がわかりやすく整っています。
もっと、怒りに任せた感じのテキストを入力してみましょう。
怒りにまかせて文面もいささか冷静ではないクレームを入力してみる
自分が誰であるかも名乗らず、細かい状況の説明もなく、誤字もある、なぐり書きのようなお怒りメールを入力してみました。
それに対する答えが、こうです。
それに対する答えが、こうです。
入力された内容をくんだ返信が生成された
何がクレームの原因になったかを把握し、「お怒りメール」の意図をくんだ回答が出力されたように思います。
相手の名前など、最小限の補足をすれば、コピペしてそのまま送信できそうな文章です。
生成AIは、誰にとっても便利で時短できるイメージがありますが、上手に使いこなすにはモデル選びや、どのような指示を出すかといった思考プロセスがいくつも必要です。
「この目的にはこのモデル」と自分で選択し、目的に沿ったプロンプトを入力するのは、初心者には思いのほか難しいもの。
「お詫び文には自然な日本語で要点をまとめるのがうまいGemini」といった感じでツボを押さえたモデル選びをしてくれて、相手からのメールを貼るだけでいいという気軽さは「生成AIって便利だな」と改めて実感させてくれます。
相手の名前など、最小限の補足をすれば、コピペしてそのまま送信できそうな文章です。
生成AIは、誰にとっても便利で時短できるイメージがありますが、上手に使いこなすにはモデル選びや、どのような指示を出すかといった思考プロセスがいくつも必要です。
「この目的にはこのモデル」と自分で選択し、目的に沿ったプロンプトを入力するのは、初心者には思いのほか難しいもの。
「お詫び文には自然な日本語で要点をまとめるのがうまいGemini」といった感じでツボを押さえたモデル選びをしてくれて、相手からのメールを貼るだけでいいという気軽さは「生成AIって便利だな」と改めて実感させてくれます。
中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019