シガーソケットで使えるアウトドア電気炊飯器「タケルくん」は手軽で便利
アイドリングが可能な環境なら、シガーソケットからの電気で簡単にご飯が炊けるアウトドア電気炊飯器「タケルくん」が非常に便利
車中泊やキャンピングカーでのアウトドアを趣味にしている人なら、ほとんどの人が持っているのではないかといわれるアウトドア電気炊飯器「タケルくん」(実勢価格6000円前後)。DC12V、一般的なクルマのシガーソケットからの電気で最大約1.5合のお米が炊けるスグレモノです。
筆者の場合は、吸水時にお米に浸透する水の分も含めて、米1合に対して水を220ml加え、30分以上吸水させてから、炊飯を行っています。
吸水が終了したら、エンジンが動いている(アイドリング)状態で、クルマのシガーソケットに直接「タケルくん」だけをつないで、炊飯ボタンを押して約25分待ち、ランプがグリーンになってから15分蒸らすと炊きたてご飯が完成します。
マニュアルどおり、きちんと炊飯すると、自宅の電気炊飯器で炊いたものと遜色ないレベルでご飯が炊けるのに驚くでしょう。
筆者の場合は、吸水時にお米に浸透する水の分も含めて、米1合に対して水を220ml加え、30分以上吸水させてから、炊飯を行っています。
吸水が終了したら、エンジンが動いている(アイドリング)状態で、クルマのシガーソケットに直接「タケルくん」だけをつないで、炊飯ボタンを押して約25分待ち、ランプがグリーンになってから15分蒸らすと炊きたてご飯が完成します。
マニュアルどおり、きちんと炊飯すると、自宅の電気炊飯器で炊いたものと遜色ないレベルでご飯が炊けるのに驚くでしょう。
「タケルくん」の電源のみをクルマのシガーソケットに直接つなぐ必要があります。また、クルマは停止し、エンジンは動いている状態です
ある意味「タケルくん」さえあれば、車中泊やキャンピングカーで自宅並みのおいしいご飯が簡単に炊けるのです。
しかし、弱点もあります。それがアイドリング状態のクルマのシガーソケットから直接電源を供給する必要があること。キャンピングカーには、サブバッテリーなどから電気を供給するシガーソケットタイプの電源があることが多いのですが、これを使って炊飯はできません。とはいえ、炊飯をするためだけに30分以上アイドリングして問題のない場所はかなり限られます。
そんなときのために、「タケルくん」での炊飯に対応したポータブル電源「ミツルくん」(実勢価格35000円前後)もラインアップがされていますが、筆者の場合はメスティンなどほかの方法との併用して対応しています。また、ほかのふたつの方法と違い、火を使う必要がないタケルくんは、安全性の面で大きなアドバンテージがあります。
しかし、弱点もあります。それがアイドリング状態のクルマのシガーソケットから直接電源を供給する必要があること。キャンピングカーには、サブバッテリーなどから電気を供給するシガーソケットタイプの電源があることが多いのですが、これを使って炊飯はできません。とはいえ、炊飯をするためだけに30分以上アイドリングして問題のない場所はかなり限られます。
そんなときのために、「タケルくん」での炊飯に対応したポータブル電源「ミツルくん」(実勢価格35000円前後)もラインアップがされていますが、筆者の場合はメスティンなどほかの方法との併用して対応しています。また、ほかのふたつの方法と違い、火を使う必要がないタケルくんは、安全性の面で大きなアドバンテージがあります。
しっかりと吸水させて、アイドリング状態のシガーソケットからきっちり電源を供給すると、自宅と変わらないレベルのおいしいご飯が炊き上がります
電子レンジが使えるなら「炊飯マグ」 もかなり便利でおすすめ
ダイソーで販売されている「炊飯マグ」(税込330円)。色はブラックとベージュから選択できます。実はこちらもかなり便利
筆者のキャンピングカーには電子レンジが搭載されていないため、普段電子レンジでの炊飯方法は用意していません。しかし最近では電子レンジを搭載したキャンピングカーも多く、オートキャンプ場やRVパークに電子レンジが用意されていることも珍しくありません。
そこで第4の炊飯方法として電子レンジを利用する「炊飯マグ」(税込330円)を紹介します。筆者はダイソーで購入しました。同じように電子レンジで炊飯をするプラスチック製のダイソーで販売されている「電子レンジ調理器(ご飯一合炊き用)」(税込110円)もおすすめです。しかし、質感や炊飯時以外は大きめのマグカップとして使える点を考慮すると「炊飯マグ」のほうが使いやすいでしょう。
そこで第4の炊飯方法として電子レンジを利用する「炊飯マグ」(税込330円)を紹介します。筆者はダイソーで購入しました。同じように電子レンジで炊飯をするプラスチック製のダイソーで販売されている「電子レンジ調理器(ご飯一合炊き用)」(税込110円)もおすすめです。しかし、質感や炊飯時以外は大きめのマグカップとして使える点を考慮すると「炊飯マグ」のほうが使いやすいでしょう。
電子レンジでお米を炊くことに違和感がある方もいるでしょうが、少量の炊飯にはとても便利。一度、試してみてください
使い方はとても簡単。「炊飯マグ」に入れた無洗米1合(150g)に、水を220ml(説明書は180mlですが、筆者の場合、そのまま吸水もさせるので多め)を加えて、30分以上吸水させます。十分に吸水させた後、電子レンジの500Wで4分、続けて200Wで7分加熱、10〜15分ほど蒸らして完成です。
筆者は初めて電子レンジで炊飯をしたときは、抵抗がありました。しかし、実際に炊飯してみると「炊飯マグ」はもちろん「電子レンジ調理器(ご飯一合炊き用)」でも、十分以上においしいご飯が炊けるのです。おいしくご飯を炊く方法として、電子レンジも選択肢に入れておいてはどうでしょうか。
筆者は初めて電子レンジで炊飯をしたときは、抵抗がありました。しかし、実際に炊飯してみると「炊飯マグ」はもちろん「電子レンジ調理器(ご飯一合炊き用)」でも、十分以上においしいご飯が炊けるのです。おいしくご飯を炊く方法として、電子レンジも選択肢に入れておいてはどうでしょうか。
「電子レンジで炊飯なんて……」と思う方もいるでしょうが、ほかの炊飯方法と比べても遜色ないレベルでおいしいご飯が炊けます
おいしいご飯を食べると元気が出ます
最初にお断りしておきますが、車内や換気の悪い狭い場所での、カセットコンロや火気などの使用は、火災だけでなく一酸化炭素中毒などの恐れがあり、とても危険です。火気の使用は、しっかりと換気が行える安全な場所で行いましょう。
また、炊飯時の米と水の量は、無洗米を使い、自由に水の使えないキャンピングカーという環境でできるだけ排水などが出ないように筆者が経験に基づいて調整した量です。季節や水の温度、米の種類などの条件で異なるので、参考程度にご覧ください。
さて、筆者がアウトドアやキャンピングカーでもおいしい炊きたてご飯にこだわるのは、朝からおいしい炊きたてご飯を食べると、筆者だけかもしれませんが「元気が出る!」からです。ちょうど1年ほど前、妻と息子の3人でキャンピングカーに乗って1カ月ほどかけて冬の北海道を一周しました。
楽しい旅行でもあったのですが、1カ月という長い時間、狭いキャンピングカーのなかで、ずっといっしょに過ごすことがストレスに感じることもありました。
そんなときに、朝から炊飯失敗、朝からボソボソで生煮えのご飯だとかなりこたえるのです。逆にピカピカふっくらの炊きたてご飯だと朝からテンションが上がります。
車中泊での旅行、アウトドアやキャンプ、もしかしたら災害時ということもあるかもしれません。どんなときにもおいしいご飯を炊ける方法をいくつか用意しておいてはどうでしょうか。
また、炊飯時の米と水の量は、無洗米を使い、自由に水の使えないキャンピングカーという環境でできるだけ排水などが出ないように筆者が経験に基づいて調整した量です。季節や水の温度、米の種類などの条件で異なるので、参考程度にご覧ください。
さて、筆者がアウトドアやキャンピングカーでもおいしい炊きたてご飯にこだわるのは、朝からおいしい炊きたてご飯を食べると、筆者だけかもしれませんが「元気が出る!」からです。ちょうど1年ほど前、妻と息子の3人でキャンピングカーに乗って1カ月ほどかけて冬の北海道を一周しました。
楽しい旅行でもあったのですが、1カ月という長い時間、狭いキャンピングカーのなかで、ずっといっしょに過ごすことがストレスに感じることもありました。
そんなときに、朝から炊飯失敗、朝からボソボソで生煮えのご飯だとかなりこたえるのです。逆にピカピカふっくらの炊きたてご飯だと朝からテンションが上がります。
車中泊での旅行、アウトドアやキャンプ、もしかしたら災害時ということもあるかもしれません。どんなときにもおいしいご飯を炊ける方法をいくつか用意しておいてはどうでしょうか。
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。