僕は、GMOインターネットの渋谷オフィスでエンジニアをしています。
今年に入ってから東京都で新型コロナウィルスの感染者が増大した影響で、まん延防止等重点措置が2022年1月21日〜3月21日までありました。その間、基本的にはリモートワークで在宅作業がメインという勤務形態でした。
しかし、経路不明で新型コロナウィルスに罹患することとなり、結果的に自宅療養生活を経験することになりました。
元々ワクチンを2回接種済ということもあって、感染といってもほぼ無症状でしたが、エンジニアが罹患・療養中にどういう生活を送ったのか?を日記形式でつづります。
今年に入ってから東京都で新型コロナウィルスの感染者が増大した影響で、まん延防止等重点措置が2022年1月21日〜3月21日までありました。その間、基本的にはリモートワークで在宅作業がメインという勤務形態でした。
しかし、経路不明で新型コロナウィルスに罹患することとなり、結果的に自宅療養生活を経験することになりました。
元々ワクチンを2回接種済ということもあって、感染といってもほぼ無症状でしたが、エンジニアが罹患・療養中にどういう生活を送ったのか?を日記形式でつづります。
2022年2月24日(木)
喉がじんわりと痛い気がしてきた。発熱はない。まだ外は寒いのもあって、風邪か花粉症かな?と思いつつも、一応ということで市中の新型コロナPCRセンターで検体チェックをしてきた。結果が分かるのは明日。
以前も一度PCR検査を行ったが、その時は陰性だった。都民は無料でPCR検査を受けることができて、翌日にはメール通知後、Web上で結果を確認できる手軽さがあるのはありがたい。
以前も一度PCR検査を行ったが、その時は陰性だった。都民は無料でPCR検査を受けることができて、翌日にはメール通知後、Web上で結果を確認できる手軽さがあるのはありがたい。
2022年2月25日(金)
体調は良好で喉の痛みもなし。熱も平熱で普通に元気いっぱいということもあり、今回も陰性だと思っていたらまさかの陽性だった。在宅勤務中だったが、メール通知が来たのは午後6時半だった。
市中の検査で陽性の場合でも、病院で再度受診をしてドクターの診断が必要になる。そこで、次のような順番で病院に電話をした。
市中の検査で陽性の場合でも、病院で再度受診をしてドクターの診断が必要になる。そこで、次のような順番で病院に電話をした。
実際に送られてきた通知書から抜粋
1.最寄りの病院でPCR検査を行っている所に電話をしてみたところ、コロナ患者急増で検査キットの在庫がなく、診察はできないとのこと。ただし、東京都発熱センターに電話をすると、近くの病院を案内してくれると教えてもらった。
2.東京都発熱センターに電話をして、3箇所の病院を案内してもらった。3件へたて続けに電話したところ、最後に電話をした病院で明日の予約を取ることができた。妻も心配で一緒に検査を受けに行くことになった。ちなみに他の病院は「発熱がないなら受診しても意味がない」「PCR検査キットがないので検査できない」という理由でNGだった。
2.東京都発熱センターに電話をして、3箇所の病院を案内してもらった。3件へたて続けに電話したところ、最後に電話をした病院で明日の予約を取ることができた。妻も心配で一緒に検査を受けに行くことになった。ちなみに他の病院は「発熱がないなら受診しても意味がない」「PCR検査キットがないので検査できない」という理由でNGだった。
2022年2月26日(土)
体調は喉痛、熱もなくて非常に元気。これが無症状感染というのだろう。
家から歩いて5分の病院に指定の時間に向かった。ほかの人とは導線を分けて案内され、問診と抗体検査を行った。結果はもちろん陽性。その場で体温・血中酸素濃度を計測したところ問題なかった。ドクターと話をしたら、「普通に元気そうだし、それよりもこっちを気にして」と渡されたのは、肥満対策ガイドブックだった。
家から歩いて5分の病院に指定の時間に向かった。ほかの人とは導線を分けて案内され、問診と抗体検査を行った。結果はもちろん陽性。その場で体温・血中酸素濃度を計測したところ問題なかった。ドクターと話をしたら、「普通に元気そうだし、それよりもこっちを気にして」と渡されたのは、肥満対策ガイドブックだった。
まさか、こっちを渡されるとは思ってもみなかった
これから10日間は自宅療養生活になった。
早速、携帯電話にSMSで「MyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)」と「接触確認アプリ(COCOA)」の登録案内が送られてきた。ちなみに、接触確認アプリは以前からインストールしていたが、陽性になったものの濃厚接触者の通知はなかった。
MyHER-SYSの方はMicrosoft Azureクラウド上で動作していた。ChromeのWeb開発者ツールを使いながら、どういう構成になっているのか?確認しながら登録を行った。この辺がエンジニアの性なのだろう。
早速、携帯電話にSMSで「MyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)」と「接触確認アプリ(COCOA)」の登録案内が送られてきた。ちなみに、接触確認アプリは以前からインストールしていたが、陽性になったものの濃厚接触者の通知はなかった。
MyHER-SYSの方はMicrosoft Azureクラウド上で動作していた。ChromeのWeb開発者ツールを使いながら、どういう構成になっているのか?確認しながら登録を行った。この辺がエンジニアの性なのだろう。
2022年2月27日(日)
体調は熱もなく、いつもと変わらない。
妻の検査結果が判明して、同じくコロナ陽性だった。ただ、無症状状態で喉の痛み・発熱もなく、2人とも元気そのもの。お互い外出NGになったので、妻が東京都の自宅療養支援物資の手配を、自宅療養サポートセンターから行った。これが後に驚く結果になるとは、このとき予想すらしていなかった……。
妻の検査結果が判明して、同じくコロナ陽性だった。ただ、無症状状態で喉の痛み・発熱もなく、2人とも元気そのもの。お互い外出NGになったので、妻が東京都の自宅療養支援物資の手配を、自宅療養サポートセンターから行った。これが後に驚く結果になるとは、このとき予想すらしていなかった……。
バレンタインデーで妻からもらった大量のチョコが、非常食に変わった
ちなみにこの数日、食料は冷凍食品と残っていた米で十分だった。それに加えて、この大量のチョコレートの山があった。今年のバレンタインデーに妻から「今年は、その辺で大量に集めてきた!」ともらったものが、ほぼ手つかずで残っていた。もらったときは、ただのネタだと思っていたが、まさか役立つとは想像すらしていなかった。
2022年2月28日(月)
体調は熱・喉痛もなし。非常に元気そのもの。
コロナ陽性でのリモート勤務になる。業務時間は10〜19時。陽性になったとき、Slackでチームのチャンネルに伝えてはいたが、症状なしでめっちゃ元気な事を書き込んでおいた。対面で会う必要があるミーティングの調整といった対応を行う。
コロナ陽性でのリモート勤務になる。業務時間は10〜19時。陽性になったとき、Slackでチームのチャンネルに伝えてはいたが、症状なしでめっちゃ元気な事を書き込んでおいた。対面で会う必要があるミーティングの調整といった対応を行う。
2022年3月1日(火)
この日も元気そのもの、在宅で業務になる。
妻の母が料理・惣菜を作って持ってきてくれた。ビックリしたのが、妻とマンションのドア越しに会話をしていたことだ。そして、持ってきてもらったものは、ドアノブにかけてもらい、母がいなくなったらドアを開けて受け取る。直接手渡しもNG。何だかちょっと寂しい気がした。
妻の母が料理・惣菜を作って持ってきてくれた。ビックリしたのが、妻とマンションのドア越しに会話をしていたことだ。そして、持ってきてもらったものは、ドアノブにかけてもらい、母がいなくなったらドアを開けて受け取る。直接手渡しもNG。何だかちょっと寂しい気がした。
2022年3月2日(水)
自宅療養期間も半分になった。体調は相変わらず変化はない。
そして、自宅療養支援物資が家に届いた。
そして、自宅療養支援物資が家に届いた。
東京都と練馬区から送られてきた大量の支援物資
東京都から1人あたり、ダンボール2箱の食料などと水1箱、そして練馬区からはダンボール1箱。恐ろしいほどの物量がやってきた。
何が入っているのか。とりあえずダンボールから取り出して分別をしてみたら、多種多様な物が入っていた。在宅・コロナ太り対策で、1日1食生活をしていたのもあって、全て処理するには1カ月以上はかかりそうな物量だった
何が入っているのか。とりあえずダンボールから取り出して分別をしてみたら、多種多様な物が入っていた。在宅・コロナ太り対策で、1日1食生活をしていたのもあって、全て処理するには1カ月以上はかかりそうな物量だった
ダンボールから出して属性ごとに分類した
元々、地震が起きたときの緊急時の食料を用意してなかったから、ここから何個かピックアップして転用することにした。それでも全く減る気配はなくて、これを一体どう処理していくか?が課題になった。
2022年3月3日(木)
体調は相変わらず変化はなく、普通に元気そのもの。この日も朝から在宅で業務を行う。
これまでの期間、プログラム・システム運用・開発・業務上の調整で、”コロナ陽性”が影響したことはない。普通にいつもどおりだ。
これまでの期間、プログラム・システム運用・開発・業務上の調整で、”コロナ陽性”が影響したことはない。普通にいつもどおりだ。
支援物資の食料で作った夕飯
大量に送っていただいた自宅療養支援物資を使った夕食がこちら。利用したものは、レトルト米×2、レトルトカレー×2、チキンハンバーグ×1、カップそば×1。せっかく送っていただいたのに食べないのは申し訳ない……という思いと、量を処理しないとなくならないと思って作ったものの、物量的に自分の胃にはこれが限界だった。
GMOインターネットグループ 新里祐教
GMOインターネットグループ特命担当プログラマ、デベロッパーエキスパート
先端技術から個人制作・OSS・技術誌での執筆など広く行う。 2019-2020年「IPA 未踏ターゲット ゲート式量子コンピュータ向けソフトウェア開発」、2022年「第25回文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門 審査委員会推薦作品」、ほかイベントやハッカソンでの受賞など、制作した作品の展示をMaker Faireなどで行っている。