「登山電車」でおいしいランチと絶景を
都心からロマンスカーに揺られて約1時間半。箱根は、首都圏住民にとって最も身近な、心ほどける温泉リゾートの1つです。四季折々の表情を見せる豊かな自然に出合い、お湯に浸かれば、日々の喧騒をひととき忘れることができる。そんな箱根を、さらに「通」な視点で楽しめるのが、実は東京都港区や渋谷区に住む、あるいは働く人々だというのをご存じでしょうか。
意外と知られていませんが、箱根登山鉄道の沿線には港区・渋谷区に在住・在勤する人が、驚くほどリーズナブルに利用できる保養所があります。大平台駅には港区の「箱根大平台みなと荘」、そして彫刻の森駅には渋谷区の「二の平渋谷荘」。これらはその区民や在勤者限定で利用できる保養施設です。
ところで、都内に住んでいると移動は公共交通機関が基本です。箱根への移動手段としてはレンタカーやカーシェアリングもありますが、運転免許を持っていても「実はペーパードライバーで、慣れない山道の運転は怖い……」という方も少なくないはず。せっかくのお休みに、慣れないハンドルを握って神経を研ぎ澄ますよりも、流れる車窓を眺めながら移動し、おいしいランチを(あわよくば昼間からお酒つきで)楽しみたい。それが本音ではないでしょうか。
そこで今回は、元渋谷区民で今は箱根在住の筆者も太鼓判を押す、「箱根登山鉄道の駅から徒歩5分圏内」でアクセスできる極上のランチスポットを厳選しました。
紹介するお店は、単にアクセスが良いだけではありません。箱根のダイナミックな地形を肌で感じることができ、地元食材やシェフのセンスが光るおいしいランチがいただけて、途中下車してでも訪れる価値のある空間ばかり。箱根登山鉄道のスイッチバックに身を委ねながら、駅チカで味わえる箱根ランチの名店へご案内します。
意外と知られていませんが、箱根登山鉄道の沿線には港区・渋谷区に在住・在勤する人が、驚くほどリーズナブルに利用できる保養所があります。大平台駅には港区の「箱根大平台みなと荘」、そして彫刻の森駅には渋谷区の「二の平渋谷荘」。これらはその区民や在勤者限定で利用できる保養施設です。
ところで、都内に住んでいると移動は公共交通機関が基本です。箱根への移動手段としてはレンタカーやカーシェアリングもありますが、運転免許を持っていても「実はペーパードライバーで、慣れない山道の運転は怖い……」という方も少なくないはず。せっかくのお休みに、慣れないハンドルを握って神経を研ぎ澄ますよりも、流れる車窓を眺めながら移動し、おいしいランチを(あわよくば昼間からお酒つきで)楽しみたい。それが本音ではないでしょうか。
そこで今回は、元渋谷区民で今は箱根在住の筆者も太鼓判を押す、「箱根登山鉄道の駅から徒歩5分圏内」でアクセスできる極上のランチスポットを厳選しました。
紹介するお店は、単にアクセスが良いだけではありません。箱根のダイナミックな地形を肌で感じることができ、地元食材やシェフのセンスが光るおいしいランチがいただけて、途中下車してでも訪れる価値のある空間ばかり。箱根登山鉄道のスイッチバックに身を委ねながら、駅チカで味わえる箱根ランチの名店へご案内します。
駅徒歩3秒で木立に囲まれる〜森メシ(宮ノ下駅)
箱根登山鉄道・宮ノ下駅の改札を出た目の前にある「森メシ」。駅徒歩3秒という好立地にあります。
駅チカすぎてホームから看板(赤丸部分)が見える森メシ
「観光地の駅前なんてガチャガチャしているのでは?」と懸念されるかもしれませんが、箱根「登山」鉄道の名はダテではありません。キッチリ山の中を走ってきた単線鉄道の駅は、国道1号線から坂道を少し上がった森の中にあって、森メシも木々に囲まれた崖の上に立っています。
森メシ入口。黒板の「ジャスト ドリンク ビアー オーケー!」の文字がそそられますね
窓際のカウンター席を陣取ることができれば、外の木々の向こうには外輪山が連なります。席からはあまり見えないんですが、目の前の崖下には国道1号線が走っています。さらにその向こうには、芦ノ湖から箱根湯本まで標高差約600メートルを流れ落ちる早川が刻んだ深い谷があって、それ故に谷の向こうの山まで見晴らせるわけです。
窓の外には箱根外輪山
森メシはランチだけでなく、ディナータイムにも営業しています。そのためビール、日本酒などのお酒もいろいろと置いてあります。この日、私が「お昼のおしながき」をひっくり返して見つけたのは、「お酒のおでんだし割り」というメニュー。森メシには駐車場が併設されていないのと、夜は飲みに来るところだというアタマがあったので、幸いにも帰りのクルマの運転の心配をする必要はありません。
「お昼のおしながき」の裏面に魅力的なメニュー
ということで、昼酒と決め込むことにしました。
湯気香る、おでんだし割りの日本酒。湯気の向こうの「カフェメニュー」の文字に申し訳なく思いながら一口すすると、あったまるー!
となると、単にランチメニューだけじゃ物足りない。ちょっとつまみも頼んでみます。
宮ノ下や大平台といった地元の食材を中心としたおでん種が楽しめる「箱根おでん」。大根と大平台「角山」さんの湯葉がんもを、お店自家製のからし味噌でいただきます
やさしいだし味が染みたおでんとお酒でほっこり。このまま飲み続けたいところでしたが、そろそろシメにかからねば、ということで丼ものを頼みます。
お店イチオシの「あじ彩(さい)丼」。小鉢と漬物、みそ汁がついている。しょうゆを回しかけていただきます
小田原で取れた新鮮なアジ、地魚とキュウリ、大根、しば漬けをあえた丼は、見た目も味も食感も楽しく、おいしい
箱根は小田原の早川漁港から近く、相模湾の海の幸が豊富です。よく知られているのはかまぼこですが、干物もおいしいし、新鮮な青魚がスーパーなどでも手頃な値段でたくさん手に入ります。
そんなわけで、私がいただいた「あじ彩丼」以外に「あじフライ定食」「おでんと刺身の定食」といった地魚を使った定食もおすすめです。また、相州(西神奈川)は畜産業も実は盛んな地域。相州牛ややまゆりポークの丼など、お肉のメニューも選べます。私はまだ食べたことがないのですが、森メシではこしの強い手打ちうどんもあります。「海老かき揚げうどん」「きのこ湯葉うどん」「しらすおろしうどん」など、温・冷いろいろそろっていて、おいしそうでした。
食事が終わったら、すぐに電車に乗って移動するもよし。坂を下り、国道1号線を進んで、富士屋ホテルの趣ある外観を眺めてから、ホテルのホームメイドベーカリー「ピコット」や、創業100年以上の老舗「渡邊ベーカリー」でお土産パンを買っていくのもよし。健脚の方はぜひ、前述した谷を下って早川のほとり、堂ヶ島渓谷まで足を延ばしてみてください。急坂ですが、森の木々や水の流れ、箱根の自然の息吹をさらに間近に感じられるはずです。
森メシ
https://miyanoshita.morimeshi.jp/
住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下404-13(宮ノ下駅前)
定休日:なし(冬季変更あり。最新情報はウェブを確認してください)
営業時間:ランチ 11:30〜15:00 ディナー 17:00〜21:30
そんなわけで、私がいただいた「あじ彩丼」以外に「あじフライ定食」「おでんと刺身の定食」といった地魚を使った定食もおすすめです。また、相州(西神奈川)は畜産業も実は盛んな地域。相州牛ややまゆりポークの丼など、お肉のメニューも選べます。私はまだ食べたことがないのですが、森メシではこしの強い手打ちうどんもあります。「海老かき揚げうどん」「きのこ湯葉うどん」「しらすおろしうどん」など、温・冷いろいろそろっていて、おいしそうでした。
食事が終わったら、すぐに電車に乗って移動するもよし。坂を下り、国道1号線を進んで、富士屋ホテルの趣ある外観を眺めてから、ホテルのホームメイドベーカリー「ピコット」や、創業100年以上の老舗「渡邊ベーカリー」でお土産パンを買っていくのもよし。健脚の方はぜひ、前述した谷を下って早川のほとり、堂ヶ島渓谷まで足を延ばしてみてください。急坂ですが、森の木々や水の流れ、箱根の自然の息吹をさらに間近に感じられるはずです。
森メシ
https://miyanoshita.morimeshi.jp/
住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下404-13(宮ノ下駅前)
定休日:なし(冬季変更あり。最新情報はウェブを確認してください)
営業時間:ランチ 11:30〜15:00 ディナー 17:00〜21:30

ムコハタワカコ
編集・ライター
書店員からIT系出版社、ウェブ制作会社取締役、米系インターネットメディアを経て独立。現在は編集・執筆業。IT関連のプロダクト紹介や経営者インタビューを中心に執筆活動を行う。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)、組織づくりや採用活動などにも注目している。














