アスレチックウェアブランド「ルルレモン」のオンライントレーニング「Saturday Sweat」に元気をもらう
早起きして待機
「Saturday Sweat」当日。普段なら朝10時くらいまでゴロゴロ寝ているのに朝8時半には起床して、ルルレモンのトレーニングウェアを着て、ヨガマットをひいて待機。
汗を拭くためのタオルも一応用意
時間になるとZoomに続々と参加者が接続を始めます。カメラをオンにしている人とオフにしている人の割合は半分ずつくらいでした。
初心者にもやさしい内容でしたが、まじかー? みたいなポーズも多し
この日はヨガでした。ルルレモンのウェアを山ほど持っているのにヨガをまったく知らない私でもギリギリできる内容で、「ウォーリアー・ツー」などの基本的なポーズを中心に、腹式呼吸を意識しながら丁寧に組み立てていきます。左右で体の柔らかさや筋力って差があるんだなと痛感。体の右側を使うときはできたポーズが、左側はヨロヨロしてしまうなんてことも。とはいえ、深く呼吸をしながらジワ〜っと体を動かすと、ウェイトトレーニングとは違った刺激があって気持ちがいいです。朝から全身のスイッチが入って、そのあともキビキビ動ける。意外とヨガって楽しいかも!
45分間しっかり動いてレッスン終了。ふだんなら寝ている時間にワークアウトが終わっているなんて! で、あんなに自宅でのトレーニングが苦手だったのに、土曜の朝が楽しみなんです。予定があって参加できない日は物足りないくらい。
45分間しっかり動いてレッスン終了。ふだんなら寝ている時間にワークアウトが終わっているなんて! で、あんなに自宅でのトレーニングが苦手だったのに、土曜の朝が楽しみなんです。予定があって参加できない日は物足りないくらい。
「誰か」が待っている土曜の朝が楽しみに
「Saturday Sweat」では、ヨガ、ピラティス、筋力トレーニングなど、自宅で道具なしで行える初心者向けワークアウトのレッスンが毎週あります。毎回、日本中のルルレモンの店舗のどこかから配信されています。
私はYoutubeの動画を見ながらトレーニングをするのはちっとも好きじゃないんですが、画面の向こうで、朝の9時からルルレモンのスタッフが店頭でワークアウトしているのをスマホ越しに見ながら体を動かすのは、楽しいんです。
「参加します」と事前に予約をして、約束の時間にZoomに接続をしたら、店頭で誰かが待っている。そして同じように体を動かしたい人が集まっている。ただそれだけのことなのにモチベーションが上がる。私はこんなに寂しがりやだったのか……。そして、自分との約束よりも誰かとの約束の方が私には重たいようです。
誰かと朝からワークアウトがこんなに楽しみで、実際こんなにも楽しいなんて。
私はYoutubeの動画を見ながらトレーニングをするのはちっとも好きじゃないんですが、画面の向こうで、朝の9時からルルレモンのスタッフが店頭でワークアウトしているのをスマホ越しに見ながら体を動かすのは、楽しいんです。
「参加します」と事前に予約をして、約束の時間にZoomに接続をしたら、店頭で誰かが待っている。そして同じように体を動かしたい人が集まっている。ただそれだけのことなのにモチベーションが上がる。私はこんなに寂しがりやだったのか……。そして、自分との約束よりも誰かとの約束の方が私には重たいようです。
誰かと朝からワークアウトがこんなに楽しみで、実際こんなにも楽しいなんて。
なんだかんだルルレモンを着てしまうように
「Saturday Sweat」に参加するようになって、私の生活に変化がおこりました。一つは週末ゴロゴロ寝なくなったこと。ケトルベルも以前よりは楽しく振ってます。もう一つは、自宅でルルレモンのウェアをよく着るようになったんです。「ああ、これ家で着てもオッケーなんだ」と体が覚えました。
体を動かすためにデザインされた服なので、家事をするのも、スーパーへ買い出しに行って重たい荷物を抱えるのも、らくちんなんですよね。もちろん、ソファであぐらをかいてプレイステーションでゲームするのにも向いてます。
それまではジムで着る「戦闘服」だったのに、日常に入り込んでしまったんです。そしてこのたび「普段着」の仲間入りも果たしました。ときどき街中で見かけるトレーニングウェアを着て歩く人の気持ちが、今では私にもわかります。
なんだかんだルルレモンを手にとって着てしまうようになった私。この「なんだかんだ末長く付き合う予感」は、Appleの製品と似ています。
そういえばルルレモンとAppleは、店頭での体験も似ています。どの国でも自分たちのブランドに誇りを持つ陽気な人が接客をし、プロダクトだけじゃなく体験を売ります。ちなみに、新宿と香港のルルレモンは、どちらもApple Storeのお隣に店を構えています。
「よかったら参加してね!」と紙でオンラインレッスンのQRコードを手渡しするアナログさは、緊急事態における応急処置ではなく、ブランドを育てる実直さそのものの現れだと感じました。
こころの中に「ルルレモン」がっちり領域確保してますよ。
体を動かすためにデザインされた服なので、家事をするのも、スーパーへ買い出しに行って重たい荷物を抱えるのも、らくちんなんですよね。もちろん、ソファであぐらをかいてプレイステーションでゲームするのにも向いてます。
それまではジムで着る「戦闘服」だったのに、日常に入り込んでしまったんです。そしてこのたび「普段着」の仲間入りも果たしました。ときどき街中で見かけるトレーニングウェアを着て歩く人の気持ちが、今では私にもわかります。
なんだかんだルルレモンを手にとって着てしまうようになった私。この「なんだかんだ末長く付き合う予感」は、Appleの製品と似ています。
そういえばルルレモンとAppleは、店頭での体験も似ています。どの国でも自分たちのブランドに誇りを持つ陽気な人が接客をし、プロダクトだけじゃなく体験を売ります。ちなみに、新宿と香港のルルレモンは、どちらもApple Storeのお隣に店を構えています。
「よかったら参加してね!」と紙でオンラインレッスンのQRコードを手渡しするアナログさは、緊急事態における応急処置ではなく、ブランドを育てる実直さそのものの現れだと感じました。
こころの中に「ルルレモン」がっちり領域確保してますよ。
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori