最大2万円分が付与されるマイナポイントの利用率や使い道の実際を5000人にアンケート
マイナポイントについて、皆さんはどれくらいご存じですか? 「よく聞くけれど、詳しく分からない」「どのくらいの人が実際取得しているのだろう」という方も多いのではないでしょうか。
このマイナポイントは、デジタル庁がマイナンバーカードの取得率を上げるために行っている施策で、2022年6月にスタートしたマイナポイント第2弾では最大2万円分のマイナポイントがもらえます。9月末までとされていたマイナポイント第2弾ですが、2023年2月末までの延長が発表されています。
今回、会員数75万人、運用実績17年のアンケートサイトinfoQが、全国5000人を対象にこのマイナポイントへの理解や利用率、使い道についてのリサーチを実施。年代別の違いやどの決済サービスを選択したかなど、興味深い結果が公開されました。
そこで本記事では、この「マイナポイント」第2弾とは?マイナポイントの利用実態を調査!」を参考に、マイナポイントの利用率やその使い道についての利用実態を紹介します。
【お詫びと訂正】記事初出時、「(マイナポイント第2弾は)2022年12月末までの延長」と記載しておりましたが、正しくは「2023年2月末までの延長」でした。お詫びして訂正いたします。
このマイナポイントは、デジタル庁がマイナンバーカードの取得率を上げるために行っている施策で、2022年6月にスタートしたマイナポイント第2弾では最大2万円分のマイナポイントがもらえます。9月末までとされていたマイナポイント第2弾ですが、2023年2月末までの延長が発表されています。
今回、会員数75万人、運用実績17年のアンケートサイトinfoQが、全国5000人を対象にこのマイナポイントへの理解や利用率、使い道についてのリサーチを実施。年代別の違いやどの決済サービスを選択したかなど、興味深い結果が公開されました。
そこで本記事では、この「マイナポイント」第2弾とは?マイナポイントの利用実態を調査!」を参考に、マイナポイントの利用率やその使い道についての利用実態を紹介します。
【お詫びと訂正】記事初出時、「(マイナポイント第2弾は)2022年12月末までの延長」と記載しておりましたが、正しくは「2023年2月末までの延長」でした。お詫びして訂正いたします。
Q1.2022年9月時点でのマイナンバーカードの取得率は?
約7割がマイナンバーカードを取得済み、または申請中
「あなたはマイナンバーカードをお持ちですか」という質問に対し「持っている」もしくは「持っていない(申請中)」と回答した人は合わせて68.9%と約7割でした。
政府では2022年度中にほぼすべての国民がマイナンバーカードを取得する目標を掲げており、マイナポイント第2弾の延長は普及の再促進の意味があると伺えます。
このアンケート結果で見るとかなり浸透してきたことが分かるマイナンバーカードですが、保有率を年代別で見るとどのような傾向があるのか、次の項目にて紹介します。
政府では2022年度中にほぼすべての国民がマイナンバーカードを取得する目標を掲げており、マイナポイント第2弾の延長は普及の再促進の意味があると伺えます。
このアンケート結果で見るとかなり浸透してきたことが分かるマイナンバーカードですが、保有率を年代別で見るとどのような傾向があるのか、次の項目にて紹介します。
高年齢層ほど取得率は高くなる傾向
アンケート結果を年代別で見ると、マイナンバーカードを取得している人(申請中を含む)の割合は年齢が上がるにつれて高くなっていく傾向がありました。
また、2022年9月時点で、マイナンバーカードを取得予定(申請中)の人の割合は、20代以下が7.3%と最も高いことが分かりました。
次に、マイナンバーカードを取得したきっかけについて見ていきます。
また、2022年9月時点で、マイナンバーカードを取得予定(申請中)の人の割合は、20代以下が7.3%と最も高いことが分かりました。
次に、マイナンバーカードを取得したきっかけについて見ていきます。
Q2.マイナンバーカードを取得のきっかけは?
「マイナポイントが得られるため」との回答が約半数
マイナンバーカードを取得した一番の理由を自由記述形式で聞いた結果、最も多かったのは「マイナポイントが得られるため」という回答でした。
マイナポイント施策が、多くの人にとってマイナンバーカードを取得するきっかけとなったことが伺えます。また、その他の回答としては、以下のようなものがありました。
取得した一番の理由
●住民票などがコンビニで取れるから
●本人確認(身分証明書)になる
●証券会社への提出が必要だったから
●コロナワクチン接種証明書をアプリで取得するため
●職場の年末調整等、手続きに必要なものだから
●家族に勧められたから
取得のきっかけは人によってさまざまですが、住民票の取得やワクチンの接種など、マイナンバーカードを取得することにメリットがあるという意識が、生活者に浸透してきた様子も感じられます。
マイナポイント施策が、多くの人にとってマイナンバーカードを取得するきっかけとなったことが伺えます。また、その他の回答としては、以下のようなものがありました。
取得した一番の理由
●住民票などがコンビニで取れるから
●本人確認(身分証明書)になる
●証券会社への提出が必要だったから
●コロナワクチン接種証明書をアプリで取得するため
●職場の年末調整等、手続きに必要なものだから
●家族に勧められたから
取得のきっかけは人によってさまざまですが、住民票の取得やワクチンの接種など、マイナンバーカードを取得することにメリットがあるという意識が、生活者に浸透してきた様子も感じられます。
Q3.マイナポイント施策の認知度は?
マイナポイント施策には、第1弾と第2弾があります。それぞれの期間については、第1弾が2020から2021年にかけて、第2弾が2022年6月から実施中です。
また金額については、第1弾では5000円分であったポイントの付与が、第2弾では2万円になったことで話題となりました。
第1弾ではマイナポイント獲得の対象者が、マイナンバーカード新規取得者のみでした。しかし、第2弾ではマイナンバーカード新規取得者以外にも、健康保険証としての利用申し込みと公金受取口座の登録が対象となっています。
それでは、それぞれの施策について、実際の認知度はどれほどなのでしょうか。
また金額については、第1弾では5000円分であったポイントの付与が、第2弾では2万円になったことで話題となりました。
第1弾ではマイナポイント獲得の対象者が、マイナンバーカード新規取得者のみでした。しかし、第2弾ではマイナンバーカード新規取得者以外にも、健康保険証としての利用申し込みと公金受取口座の登録が対象となっています。
それでは、それぞれの施策について、実際の認知度はどれほどなのでしょうか。
約9割が認知、若年層ほどに知らない人が多い
マイナポイントの認知に関する問いに対し「マイナポイントの施策を知らない」と回答した人は、全年代の約10%いました。逆にいえば、約9割の人はマイナポイント施策について知っているという結果です。
年代別で見ると、グラフのとおり若い年代の人ほどマイナポイントを知らない人が多いことが分かります。その理由として、若い年代の人ほどテレビを見なくなっていることが関係していると推察されます。この詳しい理由は後の「マイナポイントの施策をどのように知った?」の項目で見ていきましょう。
マイナポイント施策の認知度の高さが分かりましたが、第1弾と第2弾で認知度に差があるのでしょうか。
年代別で見ると、グラフのとおり若い年代の人ほどマイナポイントを知らない人が多いことが分かります。その理由として、若い年代の人ほどテレビを見なくなっていることが関係していると推察されます。この詳しい理由は後の「マイナポイントの施策をどのように知った?」の項目で見ていきましょう。
マイナポイント施策の認知度の高さが分かりましたが、第1弾と第2弾で認知度に差があるのでしょうか。
20%は第1弾と第2弾の違いを知らない
マイナポイント施策について知っていると回答した人を対象に、第1弾と第2弾に関する認知度を聞いた結果、どちらも知っているが7割近いものの、第1弾しか知らない人が全体の20%程いることが分かりました。
つまり、20%の人は第2弾で内容が変わっていることを知らず、第2弾の内容には参加していないことが予想されます。
マイナポイント第2弾は第1弾に参加した人も対象であり、追加でポイントを取得することが可能です。取得がまだの人は、延長期間の2022年12月末までに、もらえるポイントがないか再確認をしてみるとよいでしょう。
つまり、20%の人は第2弾で内容が変わっていることを知らず、第2弾の内容には参加していないことが予想されます。
マイナポイント第2弾は第1弾に参加した人も対象であり、追加でポイントを取得することが可能です。取得がまだの人は、延長期間の2022年12月末までに、もらえるポイントがないか再確認をしてみるとよいでしょう。
Q4.マイナポイントの申請率は?
カード保有者の約8割はマイナポイントを申請済み
マイナンバーカードを保有している人に「あなたはマイナポイントに申し込みましたか」という質問をしたところ、マイナポイント施策の第1弾、第2弾どちらも申し込んでいる人が、全体の40.1%と最多の結果でした。
第1弾、第2弾の少なくとも、いずれか1つは過去に申し込んだことがある人の割合は、合計で80%を超えています。
この結果から、マイナンバーカードを持っていて、マイナポイントを知っている人はマイナポイントに申し込む割合が高いといえます。
では、マイナポイントの施策を知っている人は、どのようにマイナポイントの施策を知ったのでしょうか。
第1弾、第2弾の少なくとも、いずれか1つは過去に申し込んだことがある人の割合は、合計で80%を超えています。
この結果から、マイナンバーカードを持っていて、マイナポイントを知っている人はマイナポイントに申し込む割合が高いといえます。
では、マイナポイントの施策を知っている人は、どのようにマイナポイントの施策を知ったのでしょうか。
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。