最大2万円分が付与されるマイナポイントの利用率や使い道の実際を5000人にアンケート

齋藤 千歳

GMOインターネットグループネットサービスライフスタイル調査・レポート金融・銀行・暗号資産

Q5.マイナポイント施策をどのように知った?

ニュース番組から知る人が約3割と最多

全年代で見ると、マイナポイントについて、ニュース番組を通して知ったという人が29.1%と最多でした。

また、ニュース番組が1位、テレビCMが2位という結果については、年代別で見た際にも全年代で同様でした。このことから、どの年代においてもテレビはマイナポイントの施策について知る大きなきっかけとなっていることが分かります。

次に、年代別の結果で特徴的だった項目について見ていきましょう。

年代ごとに知ったきっかけの傾向が異なる

ニュース以外のテレビ番組を通じてマイナポイントを知った人の割合は、年齢が上がるほど高いことが分かりました。年齢の高い世代の人ほど、テレビでマイナポイントを知った人が多い傾向です。

また、SNSを通じてマイナポイントを知った人の割合は、20代以下の若年層が最も高く、若い世代ほどSNSを通じてマイナポイントを知った人の割合が高いことが分かります。

Q2では若年層ほどマイナポイント施策の認知度が低い結果でしたが、情報収集にテレビを使わない若年層へマイナポイント施策が浸透するのに時間がかかっている可能性があるようです。

Q6.マイナポイントの申請方法は?

約6割はスマートフォンで申請

「あなたが最初にマイナポイントに申し込んだとき、どのような方法で手続きを行いましたか」という質問に対する回答は「スマートフォン」が62.9%、約6割で第1位でした。

ついで「市区町村窓口」が15.5%と第2位、その次に「パソコン」が11.6%で第3位という結果です。

スマートフォンは場所や時間を選ばずに、申し込みできるという点がメリットとして捉えられているのでしょう。

ではマイナポイントを申請した人は、どのような決済方法で申請したのか、紹介していきます。

Q7.マイナポイントに申し込んだ決済サービスは

1位はQRコード、2位はクレジットカード

「はじめてマイナポイントに申し込んだ決済サービスを教えてください」という質問に対し、QRコードが最も多い結果となりました。

決済サービスを選んだ基準として最も多かったのは「よく使うから」という理由。他には、「ポイントを使える場所が多いから」「分かりやすいから」などの理由もあり、多くの人が普段から使っている、身近な決済サービスを選んでいることが分かりました。

決済サービスを選んだ理由は?

実際にマイナポイントを申し込んだ具体的な決済サービスとその理由については、以下のような回答が得られました。

d払い:ドコモユーザーなので
PayPay:使えるお店が多いから
楽天カード: 楽天ポイントの使用率が高いため
nanaco:イトーヨーカ堂でつかえるから
WAON: WAON独自の特典があったから


普段から使っている決済サービスを選んだ方が多いようです。

また中には、「WAONは2000ポイントくらい上乗せでつくと知り、一番お得だと感じたので」との回答もあり、マイナポイント施策と併せて別途ポイントがたまる特典を利用した方もいるようでした。

決済サービスの特典も合わせて調べてみると、マイナポイントをよりお得に受け取ることができるかもしれません。

Q8.付与されたポイントの使い道は?

日用品代など生活用品への使用が1位

付与されたマイナポイントの使い道を尋ねた質問では、多くの人が日用品代として、生活用品などに使っていることが分かりました。

一方で、得たポイントを「登山ツアー代」「キャンプ用品」「ライブのチケット代」「旅行」などの、趣味や娯楽に使用している人もいます。

マイナポイントをまだ利用していないと回答している人も8.1%いますが、自由に使えるポイントが増えることで、多くの人々の消費活動が促進されているようです。

54.5%はマイナポイント第3弾があれば申請したい

マイナポイントを知っているという人に、マイナポイントの第3弾施策がある場合に参加したいかと質問したところ、「したい」と回答した人は全体の54.5%でした。

第1弾で5000円分、第2弾で2万円分と特典のレベルアップを見せるマイナポイント施策ですが、次回の参加について「思わない(18.1%)」「どちらでもない(27.4%)」と回答している人もおり、施策の内容を見て判断する人も多いのかもしれません。

2023年2月末までに「マイナポイント」の申請を行っておきたい

今回のマイナンバーカードの取得率やマイナポイントについてのアンケート調査の結果から以下のようなことが分かりました。

マイナンバーカードの取得率は約7割、年齢が上がるにつれて取得率は高まる傾向があり、マイナポイントの施策ごとの認知度については、マイナポイントを知っている人のうち20%の人が第1弾しか知らないという結果です。

マイナポイントの施策を知ったきっかけについては、全世代を通じてニュース番組・テレビCMと回答した人が約45%を占めますが、年代ごとに傾向の差が見られました。 若年層ほどSNSや家族をきっかけに知った人の割合が高いようです。

マイナポイントの申請率については、カード保有者のうち約8割が第1弾もしくは第2弾のいずれかに申し込んでいます。またマイナポイントは、日用品・飲食・日常のポイント支払いに宛てる人が多く、生活費として利用されていることが分かりました。

今回の調査結果からはポイントを受け取る決済サービスの選択は、自分の使い慣れたものを選ぶ人が多い傾向です。

マイナポイントに興味を持ったら、まずは自分のよく使う決済サービスのマイナポイントの利用について調べてみると良いでしょう。マイナンバーカードを持っている人はもちろん、今はまだ持っていないという人も、マイナポイントを申し込むのはお得です。

第2弾の施策は申込期限が2022年9月末から2023年2月末までに変更となったので、申し込んでいない方でポイント取得希望の方はこの機会にマイナポイントの申請をしてみてはどうでしょうか。

調査概要

調査方法:infoQでwebアンケート実施
調査期間:2022年9月15日~2022年9月20日
有効回答:5000サンプル
調査対象:全国15~79歳男女
55 件

齋藤 千歳

フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。

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