秋の夜長に、お酒をちびちびやりながら Amazon Prime Videoで映画やアニメをたしなんでいる鷹木です。おつまみは成城石井の「不揃いナッツ&チーズ」。乾燥したチーズとナッツの組み合わせがおいしいんですよね。
さて先日、鷹木が代表を務める会社(テクノコア)が運営するテクノロジー媒体「テクノエッジ」編集部で”合宿”をしました。合宿と言っても山にこもって筋トレをしたり、トレイルランニングをしたりというわけではなく、テクノエッジに携わる人たちが一堂に会し、テクノエッジでこういうことをやってみたい、というテーマを各々が説明し、それらについてみんなで議論をして実現性を見極めていく、ということをやりました。
自己紹介を盛り上げるには?
媒体の計画段階からほぼリモートで過ごしてきたので、一部のメンバーを除いて実際に対面するのは合宿が初めて。事実上、初対面同士の話し合いになります。百戦錬磨の社会人と言えど、いきなり打ち解けるのは難しいので、まずは自己紹介から――というのが一般的な初対面の会合。自己紹介と言えば名前や経歴などを一方的に話すことが多いですが、特にビジネスの場においては、これだけだとあんまり盛り上がらないことが会を主宰する側の悩みです。
もちろん単なる報告会議などでは盛り上がらなくても問題ないんですが、今回の合宿はいろいろ議論するのが目的。これから一緒に新しいビジネスを立ち上げ、合宿で忌憚(きたん)なく話し合っていくためにも、筆者としては、まずお互いを知り、腹の中にあるものをぜんぶひけらかして、相互理解を深めたかったのです。そのためには名前と経歴を言うだけの自己紹介では足りないし、質問事項を事前に決めてそれぞれ答えてもらう、といったスタイルでもありきたりすぎて盛り上がる気がしませんでした。
そこで今回、使ったのは「クリフトンストレングス」(旧名はストレングス・ファインダー)です。
もちろん単なる報告会議などでは盛り上がらなくても問題ないんですが、今回の合宿はいろいろ議論するのが目的。これから一緒に新しいビジネスを立ち上げ、合宿で忌憚(きたん)なく話し合っていくためにも、筆者としては、まずお互いを知り、腹の中にあるものをぜんぶひけらかして、相互理解を深めたかったのです。そのためには名前と経歴を言うだけの自己紹介では足りないし、質問事項を事前に決めてそれぞれ答えてもらう、といったスタイルでもありきたりすぎて盛り上がる気がしませんでした。
そこで今回、使ったのは「クリフトンストレングス」(旧名はストレングス・ファインダー)です。
クリフトンストレングスって?
クリフトンストレングスとは、「ポジティブ」「戦略性」「社交性」など34の切り口で、自分自身の強みと弱みを分析できるテストです。
鷹木の場合は、「ポジティブ」「包含」「最上志向」「着想」「成長促進」の5つが強みと出ました。例えばポジティブについては、以下のような説明がありました。
「ポジティブという資質を持つ人は、情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができます。生き生きとしており、他人に活気を吹き込み、やる気を起こさせることができます」
「おそらくあなたは、自分の知識や技術、才能を使って人の役に立てると、自分自身の生活の質が向上します。 あなたの楽観的な姿勢を見て、同じように人の役に立とうとする人が大勢います。 あなたは本能的に、人生を、わくわく感に満ちた、機会に恵まれたものだと考えています。 あなたの生きることに対する情熱によって、人々はよりポジティ ブになるよう促されることがよくあります。 生まれながらにして、あなたは、人に、助言者、アドバイザー、コンサルタン トとして頼りにされてもまったく不安を感じません。 強みによって、あなたは壮大な夢を描く人たちに大きな夢を持つ よう説得します。なぜなら、彼らが今から数年後、数十年後には重要になると思われる奇抜なアイデアや製品、提案、プロセスを生み出す可能性があるからです。持っている才能によって、あなたは、プロジェクトにやる気満々で取り組みます。あなたは、新しい仕事や課題を与えられると、エネルギーがわいてきます。 平凡で退屈な雑務を毎日こ なさなければならないと、積極的な態度が失われていきます」
感心したのは、ポジティブという資質のネガティブな面にも触れている点で、
「褒め言葉を伴うあなたの楽観性や寛容さは、表面的で浅はかで、心がこもっていないように見えることがあります。プラスの評価や賞賛を与えるときは、常にそれが誠実なものであるか確認してください。偽りの賞賛は批判よりも有害な場合があります」
「相手がネガティブな感情をすべて吐き出すまでは、悪い状況の中からポジティブな面を見つけて指摘しないよう注意してください。明るい話を聞きたいのではなく、ただ話を聞いてほしいときもあることを理解しましょう」
などの説明がありました。自分で読んでみても「なるほど~」と思います(当たっているかどうかは別にして)。
実際の自己紹介の場でも、単純に「ポジティブです!」と言うのではなく、「こういうポジティブさがあって、それはいい面も悪い面もあるんだよ」というのはなかなか説得力がありそうです。
ちなみに34の切り口すべて、自分にとって強みなのかどうなのかがわかるようになっていて、全体としてはこんな評価でした。
「あなたは、クリフトンストレングスの資質『人間関係構築力』 に強みがあります。あなたは、チームをまとめ、単なる個人の寄せ集めではなく大きな力を発揮するチームにする、しっかりとした人間関係を構築する方法を知っています」
筆者としては持ち上げられても「いや、(しっかりとした人間関係を構築する方法なんて)知らないし」と思わなくもありませんが、第三者的な判定としてこれが出てくるのは面白いなと。
もちろん人によっては、クリフトンストレングスの結果に納得感がないこともあると思います。「しっくりこない」と言っている知人もいましたが、そこは「占い」ぐらいに軽い気持ちでもいいんじゃないかな。
「ポジティブという資質を持つ人は、情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができます。生き生きとしており、他人に活気を吹き込み、やる気を起こさせることができます」
「おそらくあなたは、自分の知識や技術、才能を使って人の役に立てると、自分自身の生活の質が向上します。 あなたの楽観的な姿勢を見て、同じように人の役に立とうとする人が大勢います。 あなたは本能的に、人生を、わくわく感に満ちた、機会に恵まれたものだと考えています。 あなたの生きることに対する情熱によって、人々はよりポジティ ブになるよう促されることがよくあります。 生まれながらにして、あなたは、人に、助言者、アドバイザー、コンサルタン トとして頼りにされてもまったく不安を感じません。 強みによって、あなたは壮大な夢を描く人たちに大きな夢を持つ よう説得します。なぜなら、彼らが今から数年後、数十年後には重要になると思われる奇抜なアイデアや製品、提案、プロセスを生み出す可能性があるからです。持っている才能によって、あなたは、プロジェクトにやる気満々で取り組みます。あなたは、新しい仕事や課題を与えられると、エネルギーがわいてきます。 平凡で退屈な雑務を毎日こ なさなければならないと、積極的な態度が失われていきます」
感心したのは、ポジティブという資質のネガティブな面にも触れている点で、
「褒め言葉を伴うあなたの楽観性や寛容さは、表面的で浅はかで、心がこもっていないように見えることがあります。プラスの評価や賞賛を与えるときは、常にそれが誠実なものであるか確認してください。偽りの賞賛は批判よりも有害な場合があります」
「相手がネガティブな感情をすべて吐き出すまでは、悪い状況の中からポジティブな面を見つけて指摘しないよう注意してください。明るい話を聞きたいのではなく、ただ話を聞いてほしいときもあることを理解しましょう」
などの説明がありました。自分で読んでみても「なるほど~」と思います(当たっているかどうかは別にして)。
実際の自己紹介の場でも、単純に「ポジティブです!」と言うのではなく、「こういうポジティブさがあって、それはいい面も悪い面もあるんだよ」というのはなかなか説得力がありそうです。
ちなみに34の切り口すべて、自分にとって強みなのかどうなのかがわかるようになっていて、全体としてはこんな評価でした。
「あなたは、クリフトンストレングスの資質『人間関係構築力』 に強みがあります。あなたは、チームをまとめ、単なる個人の寄せ集めではなく大きな力を発揮するチームにする、しっかりとした人間関係を構築する方法を知っています」
筆者としては持ち上げられても「いや、(しっかりとした人間関係を構築する方法なんて)知らないし」と思わなくもありませんが、第三者的な判定としてこれが出てくるのは面白いなと。
もちろん人によっては、クリフトンストレングスの結果に納得感がないこともあると思います。「しっくりこない」と言っている知人もいましたが、そこは「占い」ぐらいに軽い気持ちでもいいんじゃないかな。
鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。