クルマの常識を壊す?変わり種モビリティ
空飛ぶクルマ(eVTOL)はちょっと手が届かないけれど、空飛ぶバイクならばそろそろ購入できるようになりそうです。LEO Flight が開発中の「Solo JetBike」は、48基の密閉ファンでホバリングする構造。デザインもカッコ良くて、スポーツカーバージョンも開発中なのだとか。本体価格は9万9900ドルを予定しており、999ドルの予約金を支払うことで生産待ちリストに登録できます。
空飛ぶバイクに早く乗ってみたい!
「トースター」の愛称で呼ばれるボックス型の無人ロボタクシー「Zoox」は、Amazon傘下の企業が手がけており、ラスベガスの街で試験運転中です。CES期間中は台数を増やしていたようで、普通のクルマに混ざって街中を走る姿が見られました。前編でも紹介したとおり、乗り心地は非常にスムーズで、まるでレールの上を走っているよう。クルマというよりゴンドラに近い感覚でした。本格的なサービス開始に向けて、試乗エリアも拡大するそうですが、ぜひ日本でも展開してほしいものです。
四角い4人乗りのロボタクシーはラスベガスで絶賛お試し運転実施中!
CES 2026で筆者が一番驚いたのが、「テスラのライバル」ともいわれるEVメーカーTENSORが製造するプロトタイプのロボットカーでした。特定の条件下では人の操作なしで走行できる「レベル4」といわれる自動運転車は、すでに登場していますが、TENSORのロボットカー「Tensor Robocar」は個人で所有できるレベル4の自動運転車です。普段は手動運転が可能で、自動運転モードに切り替えるとハンドルとペダルが格納されるというなんとも心トキメク仕様になっています。年内に試運転を開始して、実用化は2027年末を目指しているそうです。
見た目は普通ですが、自動運転モードで車内が変形するロボットカーです
SFのような、ちょっとすごいアイテムたち
ここからは、一瞬「未来すぎる」と感じてしまうアイテムを紹介します。
何やらゴツい腹巻きのように見えますが、実はコレ、メガネに付けたカメラで周囲を分析し、歩く方向をハプティクス(触感)でガイドしてくれるというとってもすごいアイテムなんです。
フランスで開発中の「SeeHaptic」は、視覚障害者を支援するのはもちろん、体感型ゲームへの応用も視野に入れ、現在プロジェクト支援者を募集中です。
何やらゴツい腹巻きのように見えますが、実はコレ、メガネに付けたカメラで周囲を分析し、歩く方向をハプティクス(触感)でガイドしてくれるというとってもすごいアイテムなんです。
フランスで開発中の「SeeHaptic」は、視覚障害者を支援するのはもちろん、体感型ゲームへの応用も視野に入れ、現在プロジェクト支援者を募集中です。
カメラの映像を振動に変換してガイドしてくれる「SeeHaptic」
不法侵入するドローンをランチャーで撃退! Velodyne Spaceが米政府と開発する対ドローンを想定したセキュリティカーは、1000フィート(約300m)以内を飛行する不審なドローンを、1秒で最大5機、網で捕縛できるランチャーを搭載。年内に最初の車両が実働開始予定とのことですが、目的は夏のFIFAワールドカップ2026かもしれませんね。こちらは2026年発売予定です。
ドローンを撃墜する専用車両が登場しましたよ
さて、今年のCESでは、思わぬ場所で日本メーカーの技術に出くわすことがあったのですが、筆者が一番気になったのはYKKの「自走式ファスナー」でした。遠隔操作やタイマー設定でファスナーを開閉できる仕組みで、これが簡単そうなのに実は実装が難しい技術のようで、メーカーの予想以上に来場者からの反響が高いそうです。こちらはコンセプトモデルとして展示されていましたが、すでに製品化の動きもあるそうなので、気になる方はぜひ問い合わせてみてください。
YKKの自走式ファスナーはCESでも大人気でした。ヒット商品になるかも?

野々下 裕子(NOISIA)
テックジャーナリスト
神戸を拠点に国内外のテック系イベントやカンファレンスの取材、インタビュー、リサーチなどを幅広く行う。オンラインメディアを中心に執筆多数。












