こんなにある!スマートホームを実現する機器
ひとつひとつの家電や機器を個別に音声で操作できるだけでなく、2022年現在ではシーンごとに複数の家電や機器を連動させることも、簡単にできるようになってきています。「いってきます」「ただいま」などひと言話しかけるだけで、複数の家電を一斉にオフ/オンしたりできるだけでなく、位置情報をもとに「家に近づいたらエアコンをオンにし、鍵を開け、電気をつける」だったり、温度計をもとに「室温が25度を上回ったら、カーテンを閉めて、扇風機をまわす」といったことが自動でできるようになってきています。
●スマートプラグ
コンセントと電気プラグの間に挟むことで、プラグをつないだ家電のオン、オフを制御できる機器。単純に電源のオン、オフだけで操作できる、スタンドライトなどの照明を遠隔操作できます。
TP-Link「ミニスマート Wi-Fi プラグ Tapo P105」約2000円。コンパクトで手頃なスマートプラグ。遠隔操作やスケジュール・タイマー設定で、コンセントのオン、オフができます
壁にある電源ボタンなど、物理的なスイッチ、ボタンを遠隔操作で押せます。両面テープを使って様々な場所に取り付けられるようになっています。
Switchbot「SwitchBotボット」約8000円。アームが動いて壁のスイッチなど物理的なボタンを押すことができます。コンパクトなのでどこにでも設置が可能
カーテンレールに取り付けて、カーテンを遠隔操作で開閉できるようにする機器です。タイマー設定が可能で、時間になると自動的にカーテンを開けて光を取り込む、目覚ましとしての使い方も。
ロビット「mornin' plus」約7000円。カーテンレールに取り付けるだけで、設定した時間に自動でカーテンを開き、太陽の光で気持ちよく目覚められます
モーターでサムターンを回すしくみで、多くの鍵に後付けできます。Bluetooth接続したスマートフォンから開閉の操作ができるほか、オートロックなども設定可能。Wi-Fiに接続するアダプターを用いれば、遠隔操作もできるようになります。
Qrio「Qrio Lock」約2万5000円。サムターンに後付けできるスマートロック。オートロックやドアに近づくだけで解錠といった動作が可能。遠隔で合鍵も発行できます。最近、新色のブラウンが追加されました
温度、湿度のデータを常にモニタリングして、スマートフォンに取り込めます。さらに温度や湿度をトリガー(きっかけ)に設定して、家電をコントロールすることも可能。たとえば「温度が25度を超えたら扇風機をつける」といった使い方ができます。
SwitchBot「SwitchBot温湿度計プラス」2500円前後。大きく見やすい温湿度計で、乾燥、快適、湿潤をマーク表示により、ひと目で把握できます。スマホアプリと連動し、環境の変化をモニターできます。
スマートフォンにつながるインターフォン。玄関の様子をスマートフォンから確認できるほか、外出中でも遠隔から応答することができます。
Ring「Ring Video Doorbell 4」約2万4000円。スマートフォンやスマートスピーカーとつながる、カメラ付きのドアフォン。訪問者の動きを検知すると最大4秒前から遡って録画。不審な動きがないか記録できる機能も備わっています。
留守中の自宅の様子を、遠隔地から確認できるカメラ。ベビーモニターやペットの見守りカメラとしても使えます。機種によっては動態検知機能なども備えていて、通知を受け取ることもできます。
TP-Link「パンチルト ネットワークWi-Fiカメラ Tapo C210」約4500円。左右360度、上下114度まで動いて撮影ができるカメラ。マイクとスピーカーを搭載し、スマホと会話することもできます
単純なオンオフだけでなく、スマートフォンからや音声操作で調光ができるものも。設定時間に自動でオンにしたり、スマートカメラや人感センサーと組み合わせて防犯に役立てることもできます。
シグニファイ「Philips Hue 100W ホワイトグラデーションランプ E26」約4500円。シリーズで最も明るい100Wに対応。スマートフォンやスマートスピーカーから色温度や明るさが調光できます
窓などに取り付けて今開いているか、締まっているかを遠隔から確認できます。これをトリガー(きっかけ)にして、「窓が開いたらエアコンをオフにする」といった使い方もできます。
SwitchBot「SwitchBot 開閉センサー」約2500円。ドアや窓の開閉を検知し、スマートフォンに通知することができます。開閉の状態を外からチェックすることも可能です
太田 百合子
テックライター
インターネット黎明期よりWebディレクションやインターネット関連のフリーペーパー、情報誌の立ち上げに携わる。以降パソコン、携帯電話、スマートフォンからウェアラブルデバイス、IoT機器まで、身近なデジタルガジェットと、それら通じて利用できるさまざまなサービス、アプリケーション、および関連ビジネスを中心に取材・執筆活動を続けている。
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