音楽フェスティバル「GMO SONIC 2025」に世界的アーティストが続々参戦！第2弾出演アーティストを詳しく解説

2024.11.11

2025年1月25日（土）・26日（日）にさいたまスーパーアリーナで開催される国内最大規模のダンスミュージックフェスティバル「GMO SONIC 2025」が第2弾アーティストを発表。世界的人気を誇るアーティストのSkrillex、Martin Garrix、Metro Boominの出演が決定した。

GMO SONICは、GMOインターネットグループとクリエイティブマンプロダクションが主催する、ダンスミュージックフェスティバルだ。2023年からスタートし、これまでに世界的EDMアーティストや人気K-POPアーティストが多数出演。3回目となる今回も、日本発の大型音楽イベントとして、「和」をキーワードにさまざまな趣向を取り入れ、日本文化とエンターテインメントが融合した、これまでにないフェスティバルを世界中の観客に届けることを目指している。

GMO SONIC 2025では、第1弾アーティストとして、圧倒的な演出で世界中の観客を魅了してきたオーディオビジュアルショーの巨匠、ANYMAの出演を発表。日本の音楽ファンの間で大きな注目を集めていたが、今回発表された第2弾アーティストの出演決定により、さらに豪華なラインナップが実現した。

過去2回の開催と同様に今回も盛り上がり必至のGMO SONIC 2025。出演アーティスト第2弾で発表された3組のアーティストは、一体どんな人物で経歴の持ち主なのだろうか？詳しく見ていこう。

9度のグラミー賞受賞や宇多田ヒカルとのコラボでも知られる世界的アーティスト、Skrillex

Skrillexは、2010年代のEDMシーンに革命を起こしたアメリカ出身のDJ／プロデューサーだ。これまでに複数の部門で9度のグラミー賞を受賞するなど、その影響力はダンスミュージックの枠を超えて、現代の音楽シーン全体に波及しており、現代の音楽を代表するアーティストの1人として不動の地位を築いている。

10代の頃にポストハードコアバンドのボーカリストとしてキャリアをスタートしたSkrillexは、2007年ごろからソロプロジェクトとして、ダンスミュージックの制作を開始。2010年にEP『My Name Is Skrillex』でSkrillexとしてのデビューを果たすと、同年リリースしたEP『Scary Monsters and Nice Sprites』で大ブレイクを遂げる。タイトル曲「Scary Monsters and Nice Sprites」は、ダブステップとエレクトロハウスを融合させた"ブロステップ"と呼ばれる革新的なサウンドで、EDMシーンに大きな衝撃を与えた。

2012年には、グラミー賞で「最優秀エレクトロニック／ダンス・アルバム賞」を含む3部門を受賞し、EDMアーティストとしての地位を確立。これまでに「Bangarang」や「First of the Year (Equinox)」、「Purple Lamborghini」などのヒット曲を次々と発表し、独特のサウンドデザインで多くのファンを魅了し続けている。

Skrillex - Scary Monsters And Nice Sprites (Official Audio)

via www.youtube.com

2020年代に入ってからもその人気と影響力は衰えることななく、2023年には約8年ぶりとなる新作アルバム『Quest for Fire』と『Don't Get Too Close』を立て続けにリリース。『Quest for Fire』収録の「Rumble」は2024年のグラミー賞で最優秀ダンス／エレクトロニック・レコーディング賞を受賞し、Skrillexの受賞数はEDMアーティストとして最多の9回に達した。さらに同年は出演をキャンセルしたアーティストに代わり、アメリカ最大の音楽フェス「コーチェラ」でヘッドライナーを盟友のFRED AGAIN..、FOUR TETともに急きょ務めたことも大きな話題になった。

また、2024年にはAhadadreamとのコラボ曲「TAKA」がiPhone 16のウェブCMに採用されたことでも注目された。

Skrillex, Fred again.. & Flowdan - Rumble [Official Music Video]

via www.youtube.com

また、Skrillexは、Justin Bieberの大ヒット曲「Sorry」のプロデュースを手がけるなど、ポップミュージックシーンでも活躍。さらに世界的ヒット曲となった「Where Are Ü Now」で知られるDiploとのユニット「Jack Ü」や、Boys Noizeとのユニット「Dog Blood」など、さまざまなプロジェクトを通じて音楽の可能性を追求している。

さらにゲーム『キングダムハーツIII』のオープニング曲「Face My Fears」での宇多田ヒカルとのコラボや、X JAPANのYOSHIKIとのFUJI ROCK FESTIVALでの共演などを通じて、日本人アーティストとの親交が深いことでも知られている。

世界的DJランキング1位獲得の常連！EDMシーンのスーパースター、Martin Garrix

EDMシーンのスーパースターとして知られるMartin Garrixは、オランダ出身のDJ／プロデューサーだ。10代でEDMシーンに革命を起こし、世界中の主要な音楽フェスティバルのヘッドライナーを務めるとともに、数々の賞を受賞するなど、ダンスミュージックの枠を超えて、メインストリームの音楽シーンでも大きな影響力を持つ。

10代前半から音楽制作を開始し、その才能を早くから発揮していたMartin Garrixは、2012年にわずか16歳でダンスミュージックの名門レーベル「Spinnin' Records」と契約を結び、プロのアーティストとしてのキャリアをスタートした。2013年にリリースした代表曲「Animals」は世界中でヒット。当時のEDMシーンで最先端のトレンドだったビッグルーム・ハウス・サウンドが話題を呼び、Martin Garriは世界的スターへと駆け上った。

Martin Garrix - Animals (Official Video)

via www.youtube.com

その後も「Wizard」、「Virus (How About Now)」など、ヒット曲を次々と発表。2016年には、自身のレーベル「STMPD RCRDS」を立ち上げたほか、エレクトロニックミュージックシーンで世界的な影響力を持つダンスミュージック誌・DJ Magによる人気DJランキング「Top 100 DJs」で史上最年少で1位を獲得した。その後、3年連続で同ランキング1位を獲得するという偉業を達成している。

2017年と2018年は日本で開催されたEDMフェス「EDC Japan」に2年連続で出演したほか、2018年の平昌オリンピック閉会式にもDJとして出演するなど、欧米に限らず、日本を含むアジア圏でも高い知名度を持つ。

近年もその人気を維持し続けており、2024年の「Top 100 DJs」では、5度目となる1位獲得など、シーンでの支持も高く、マイアミで開催されるUltra Music Festivalや、ベルギー最大のフェス・Tomorrowlandなど、数多くの音楽フェスに出演し続けている。

また、2022年には待望のデビューアルバム『Sentio』をリリース。同作では、GMO SONIC 2024でヘッドライナーを務めたZEDDをはじめ、さまざまな有名アーティストともコラボしている。

via www.youtube.com

また、イギリスの歌姫Dua Lipaや若手ポップスターTroye Sivan、ダンスミュージックシーンともつながりが深いBebe Rexhaなど、ポップスシーンのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。さらに「STMPD RCRDS」では、自身の作品のリリースのみならず、若手アーティストの育成にも注力している。

現代のヒップホップシーンを代表するプロデューサー・Metro BoominもGMO SONIC 2025に出演！