1人参加でも超満喫!PLATINUM STANDINGは最高&安心!そして“あのクマ”はどこへ?3年目の貫禄を感じた「GMO SONIC 2025」

今年はPLATINUM STANDINGを体験してみたよ
2025年1⽉25・26日の2日間、さいたまスーパーアリーナでGMOインターネットグループによる大型音楽フェスティバル「GMO SONIC 2025」が開催されました。
第1回の2023年から毎年参加している私としては、3年目ともなると「クリスマス・お正月・GMO SONIC」とぼんやり連想できるくらい、もはや真冬の風物詩として体に染み込んでいます。
第1回の2023年から毎年参加している私としては、3年目ともなると「クリスマス・お正月・GMO SONIC」とぼんやり連想できるくらい、もはや真冬の風物詩として体に染み込んでいます。

今年も来たぜ真冬のさいたまスーパーアリーナ! 屋内だから真冬でも薄着ができるGMO SONIC 2025!
今年は1月25日のDAY1に参加してきました。そして今回のチケットは、初の「PLATINUM STANDING」! 成人がGMO SONICに参加する場合、チケットは「GA」(一般/全自由)か、一般よりもプレミアムな「PLATINUM STANDING」のどちらかを選ぶことになります。
先着先行で購入する場合、GAの1日券は1万4000円(税込)なのに対し、PLATINUM STANDINGは2万5000円(税込)。お値段が1万円以上違います。
で、PLATINUM STANDINGにどんな特典があるのかといえば、PLATINUM STANDING専用のラミネートパスがもらえて、ウェルカムドリンクがあって、専用クロークがあって……などなど。メリットはいっぱいあるんですが、私がPLATINUM STANDINGをあえて選ぶ最たる理由は「アリーナの前の方でステージを見たいから」です(他のお客さんもそうなんじゃないかなあと思います)。
「PLATINUM STANDING専用エリア」という名の特別な場所がステージ前方にあり、そこからならば、肉眼でもアーティストのパフォーマンスがよーく見えるのです。
DAY1には私が昔っからずーっと大好きなSKRILLEXが出演しますし、SNSで「絶対本物を見るべき!」と皆が大騒ぎしているANYMAも気になる。そんなこんなで、今年はPLATINUM STANDING専用エリアを堪能することに決定。
でも先にこの話をしないといけません。GMO SONICは、中学生だけでも参加できる音楽フェスティバルだよ、ってことです。
先着先行で購入する場合、GAの1日券は1万4000円(税込)なのに対し、PLATINUM STANDINGは2万5000円(税込)。お値段が1万円以上違います。
で、PLATINUM STANDINGにどんな特典があるのかといえば、PLATINUM STANDING専用のラミネートパスがもらえて、ウェルカムドリンクがあって、専用クロークがあって……などなど。メリットはいっぱいあるんですが、私がPLATINUM STANDINGをあえて選ぶ最たる理由は「アリーナの前の方でステージを見たいから」です(他のお客さんもそうなんじゃないかなあと思います)。
「PLATINUM STANDING専用エリア」という名の特別な場所がステージ前方にあり、そこからならば、肉眼でもアーティストのパフォーマンスがよーく見えるのです。
DAY1には私が昔っからずーっと大好きなSKRILLEXが出演しますし、SNSで「絶対本物を見るべき!」と皆が大騒ぎしているANYMAも気になる。そんなこんなで、今年はPLATINUM STANDING専用エリアを堪能することに決定。
でも先にこの話をしないといけません。GMO SONICは、中学生だけでも参加できる音楽フェスティバルだよ、ってことです。
中学生が保護者同伴なしで参加できる大型フェス
GMO SONICでは、2年目の2024年から中学生以上〜20歳未満のお客さん向けのチケット「U19」を販売しています。U19のチケットではスタンド席のみにアクセスできて、アリーナエリアや一部のスタンドエリアには入れませんが、中高生も保護者の同伴なしで、自分たちだけでフェスに参加できるのです。
これは動員数が数万人規模の超大型の音楽フェスティバルでは珍しいケースだと思います。
例えばULTRA JAPANは18歳未満は入場できませんし、FUJI ROCK FESTIVALも中学生以下が参加する場合は保護者同伴が必須です。そしてクラブも大人のための空間ですから、子どもだけで行くことなんて、まずありえません。
GMO SONICは、中高生だけで遊びに行っても大丈夫なように観客席のゾーニングをきちんと管理して、フェスでしか体感できないような音圧やレーザーの演出を安全に楽しめて、20時には終了する、ある意味で優等生な音楽フェスです。
売店ではチケットの種類に対応したリストバンドを必ずチェックするので、U19のお客さんが買えるドリンクはノンアルコールのみ。そして全館禁煙。国内外のフェスやパーティーに参加してきた身としては、GMO SONICの環境は「健全」だなと思います。天候に左右されず、安全な空間で、K-POPや日本のポップスターと超一流のダンスミュージックを同時に楽しめるところが非常に好ましい。
私は毎回アリーナだけじゃなく、スタンド席でも鑑賞します(アリーナをウロウロ歩いた後にスタンドでゆっくり座れるのがありがたい!)。そうすると幕間で「明日の学校の授業の準備やった?」なんておしゃべりが聞こえてきて、これがなんとも平和でほほ笑ましい。和む〜〜!
だから、そういう若いお客さんにも、めいっぱい楽しんでもらえるように、演出もいろいろと凝っています。現実離れした美しい演出をスタンドから見渡すのも、なかなかいいものです。
これは動員数が数万人規模の超大型の音楽フェスティバルでは珍しいケースだと思います。
例えばULTRA JAPANは18歳未満は入場できませんし、FUJI ROCK FESTIVALも中学生以下が参加する場合は保護者同伴が必須です。そしてクラブも大人のための空間ですから、子どもだけで行くことなんて、まずありえません。
GMO SONICは、中高生だけで遊びに行っても大丈夫なように観客席のゾーニングをきちんと管理して、フェスでしか体感できないような音圧やレーザーの演出を安全に楽しめて、20時には終了する、ある意味で優等生な音楽フェスです。
売店ではチケットの種類に対応したリストバンドを必ずチェックするので、U19のお客さんが買えるドリンクはノンアルコールのみ。そして全館禁煙。国内外のフェスやパーティーに参加してきた身としては、GMO SONICの環境は「健全」だなと思います。天候に左右されず、安全な空間で、K-POPや日本のポップスターと超一流のダンスミュージックを同時に楽しめるところが非常に好ましい。
私は毎回アリーナだけじゃなく、スタンド席でも鑑賞します(アリーナをウロウロ歩いた後にスタンドでゆっくり座れるのがありがたい!)。そうすると幕間で「明日の学校の授業の準備やった?」なんておしゃべりが聞こえてきて、これがなんとも平和でほほ笑ましい。和む〜〜!
だから、そういう若いお客さんにも、めいっぱい楽しんでもらえるように、演出もいろいろと凝っています。現実離れした美しい演出をスタンドから見渡すのも、なかなかいいものです。

アリーナにいる間も、これはあえてスタンド席の後方から見たいなあって瞬間がたくさんありました
LEDスクリーンが大きい&また増えた、そしてクマがいない
さて、会場入り口でIDチェックを済ませてPLATINUM STANDING専用エリアに向かいます。私が真っ先にチェックするのは“あのクマ”のこと。
GMO SONICには、記念すべき第1回から「全身ぴかぴかの超大きなクマ」がステージの真上にいます。正式な名前は「GMOソニッくま🧸𖤐⡱(以下ソニッくま)」で、オーディエンスたちからは「クマ」という直球な呼び名で親しまれています。ソニッくまは、基本的に動いたりしゃべったりはせずにじっとしていますが、舞台演出が派手になるにつれ、目からレーザーを出したりして、会場に華を添えてきました。
で、今年もいるかな〜ってステージを見上げたら……いないんですよ。後ろにもいないし、舞台袖にもいない。ドコ!?
GMO SONICには、記念すべき第1回から「全身ぴかぴかの超大きなクマ」がステージの真上にいます。正式な名前は「GMOソニッくま🧸𖤐⡱(以下ソニッくま)」で、オーディエンスたちからは「クマ」という直球な呼び名で親しまれています。ソニッくまは、基本的に動いたりしゃべったりはせずにじっとしていますが、舞台演出が派手になるにつれ、目からレーザーを出したりして、会場に華を添えてきました。
で、今年もいるかな〜ってステージを見上げたら……いないんですよ。後ろにもいないし、舞台袖にもいない。ドコ!?

去年までのGMO SONICなら、DRUM TAOの紋の真上あたりに巨大なクマがいた。今年はLEDスクリーンが去年よりもさらに増えてパワーアップ。そしてエアリアルが今年も最高に美しい。ほれぼれ(Photo by yukubo / Kenji Kitazato)
そしたら周りのお客さんも「今年は“クマ”いないね」「捨てられちゃったのかな」「ANYMAのパフォーマンスがあるし、遠慮したんじゃない? クマでっかいし」と口々にソニッくまについて言及している! やっぱ気になってたんだ、みんな!(噂ではVVIPのお客さんを出迎えるお仕事に“配置換え”になったそうです)
まさかソニッくま不在の話で、ほかのオーディエンスとの一体感を一足先に体感するなんてなーと思っていたらm-floが目の前に。
まさかソニッくま不在の話で、ほかのオーディエンスとの一体感を一足先に体感するなんてなーと思っていたらm-floが目の前に。

LISA〜〜〜〜〜〜!会いたかったよー!(Photo by masanori naruse)

ゲストボーカルとしてコラボレーション(m-flo式にいうなら“Loves”)したMINMIも登場! この日1番私が叫んだのはMINMI登場の瞬間。MINMIかわいいよー! まさか会えるなんて!(Photo by masanori naruse)
PLATINUM STANDING専用エリアだと、本当にこのオフィシャル写真のようなサイズ感でアーティストたちを拝めます。なので2000年代に私が浴びるほど聞いた「come again」や、m-flo loves melody. & 山本領平の「miss you」の生パフォーマンスに感動しながら(melody.も山本領平もステージに来てくれました。泣ける)、「VERBALの衣装がオシャレ〜、ジャケットの下のシャツもかわいい〜」なんてことをウッカリ考えるような、心の余裕が生まれる。
つまりPLATINUM STANDINGチケットは選ぶ価値あり。体験として、とても豊かです。だってVERBALのラップを聴きながらVERBALの衣装を見て「凝ってるな〜」なんて思う日が私の人生に訪れるなんて、想像もしていませんでしたから。
つまりPLATINUM STANDINGチケットは選ぶ価値あり。体験として、とても豊かです。だってVERBALのラップを聴きながらVERBALの衣装を見て「凝ってるな〜」なんて思う日が私の人生に訪れるなんて、想像もしていませんでしたから。
こんなにレーザーを発射して大丈夫なんですか?
GMO SONIC 2025は11時から20時までの長丁場なので、みんな思い思いのタイミングでフロアに降りたり、縁日気分で会場内でフードを食べたり。
そしてリストバンドを外さない限り、さいたまスーパーアリーナの外に出ることもOKなので(太っ腹なフェスだ)、会場周辺のレストランで食事をすることも可能。私は今回どうしても温かいスープや麺類が食べたくて、会場内では見当たらなかったので、会場の外で沖縄そばを食べました。
そうそう、そうして通りかかったんですが、さいたまスーパーアリーナ内に設置されたフォトブースがとてもよかった!
そしてリストバンドを外さない限り、さいたまスーパーアリーナの外に出ることもOKなので(太っ腹なフェスだ)、会場周辺のレストランで食事をすることも可能。私は今回どうしても温かいスープや麺類が食べたくて、会場内では見当たらなかったので、会場の外で沖縄そばを食べました。
そうそう、そうして通りかかったんですが、さいたまスーパーアリーナ内に設置されたフォトブースがとてもよかった!

私が通りかかったときはちょうど和のダンサーたちが一緒に写真を撮ってくれる時間帯でした!眼福!フォトブースは毎年パワーアップしています
で、会場内をフラフラ〜と歩いていると、今年初めて参加したと思しき人が「こんなにド派手にレーザー出しまくって大丈夫なの?」とつぶやいているのが聞こえてきました。わかる。今まで、さいたまスーパーアリーナでいろいろなアーティストのライブを見てきたけれど、GMO SONICはレーザーの光量とLEDスクリーンの大きさが桁違いです。
さいたまスーパーアリーナが「建物の規格上、ここまでならやってもいいですよ」と言ってくれたことは、全部やっているんじゃなかろうかと思うくらい。でも私は知っています。「こんなにレーザー出しまくって大丈夫なの?」とビックリしていた彼は、まだGMO SONICの「全力」を見ていないことを。
さいたまスーパーアリーナが「建物の規格上、ここまでならやってもいいですよ」と言ってくれたことは、全部やっているんじゃなかろうかと思うくらい。でも私は知っています。「こんなにレーザー出しまくって大丈夫なの?」とビックリしていた彼は、まだGMO SONICの「全力」を見ていないことを。

限界かな?と思うくらい派手な瞬間をどんどん超えてくるのがGMO SONIC(Photo by masanori naruse)

花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori