プチプラグッズで「お外ひとり鍋のすすめ」、アウトドア気分を気軽に満喫!

齋藤 千歳

Specialアウトドア・お出かけ使ってみた

前菜はひとり焼き鳥をゆったりと

せっかく炭火を用意したので、こんがりと焼き鳥、つくねを焼き上げてみました。1本ずつ丁寧に焼く工程も楽しめます

出来合いのものを温め直しても楽しめる

メニューはひとり鍋と決まってはいるものの、せっかく炭火を起こしたのだから、炭火を味わえる何かがほしいと考えて、筆者は焼き鳥をセレクトしました。炭火といえば、焼肉か、焼き鳥でしょう。手軽にできるよう冷凍のパックを購入。解凍してから、ミニ焚き火台に乗せて焼くだけです。

写真で見てもらうとわかるのですがミニ焚き火台は対角線上に置いて、なんとか焼き鳥が1本、ぎりぎり乗る程度のサイズ。そのため焼き鳥を1本ずつ、ビールでも飲みながら丁寧に焼いていくしかありません。この工程も楽しいものです。

なお、筆者は解凍した生肉状態からつくねを焼きましたが、コンビニやスーパーのお惣菜コーナーで買ってきた出来合いの焼き鳥を、炭火で温め直すだけでも十分においしくいただけます。

まずはちょっとよい肉をしゃぶしゃぶする

鍋のメインである野菜がおいしくなるように、普段よりもちょっとお高いお肉で甘い脂や出汁がスープに広がるようにしゃぶしゃぶします

よい肉を使うと出汁もおいしくなるのでおすすめ

焼き鳥を堪能し、いろり鍋をトライポッドに吊るして、ミニ焚き火台の上に水を入れて設置したら、沸騰するのを待ちます。ここでいきなり寄せ鍋でもいいのですが、せっかく1人なので、ちょっとよい肉をしゃぶしゃぶしようと思います。

健康のためにも、量としてはこのあとの野菜がメイン。とはいえ、ちょっとよいお肉を使った方がスープに脂や出汁が出て、野菜もおいしくなるのでおすすめです。しゃぶしゃぶして、ポン酢などで食べてはどうでしょうか。

お肉のおいしさを吸った野菜をたっぷりととれるのも鍋のいいところです。白菜や長ネギなどの野菜をたくさん入れてみました

お肉のしゃぶしゃぶが終わったら、次はメインの野菜を投入します。筆者の場合はお買い得な季節の野菜と、冷蔵庫のストックから選んだ野菜を適当にひと口大に切って、たっぷりと投入します。こちらもストックしていたいつもよりも高めのプレミアムビールを飲み切ってしまったら、このあたりからは各種お湯割りもおいしいでしょう。

少し気を付けたいのがミニ焚き火台は火力があまり強くないので、こまめに細かくした炭を追加したり、空気を送りこんだりして火力を確保すること。トライポッドに吊るしているので、鍋や焚き火台の移動が簡単なので火の世話がしやすいのはよいところです。

〆にはまずうどんを投入

〆の麺もそのときの気分で好きなものを入れられるのがひとり鍋のいいところです。既成概念にとらわれることなく、好きなものを入れてみてはどうでしょうか

ひとり鍋なら誰にも気にせず〆の種類が選べる

〆は麺にするのか? それともご飯か? 多人数で鍋を行うと意見の分かれるところですが、ひとり鍋なら気をつかうこともありません。生でも袋麺でも乾麺のパスタでもあなたの自由です。筆者は今回はスタンダードに、冷凍うどんにしました。

ポイントは1つです。電子レンジなどで解凍してから入れていること。なぜならミニ焚き火台の火力がやや弱く、いろり鍋の容量が少ないからです。凍ったままの1人前をそのまま放り込むよりも、加熱解凍したものを適量入れる方がおすすめです。

また最後におじやで、〆の第2弾を楽しもうと思い、スープにはまだ味はつけずにポン酢やごまだれで釜揚げ風に食べました。これだとスープの減りも少なく、最後のおじやが調理しやすいです。

残ったスープはおじやで完飲

冬の屋外でいろり鍋でおじやを食べていると「あったけーの、ばあさん」となぜか「まんが日本昔ばなし」風に言いたくなるのです

最後の一滴まですべて食べ切った感が好き

ひとり鍋に限らず、筆者は鍋の〆はおじやが大好きです。味が好きということもあるのですが、肉などから始まってスープに溶け出した成分まで、食材のすべて食べきったという達成感がいいのです。

当たり前ですが、麺を食べ終わったスープに適量のご飯を入れて、薬味や調味料、多くの場合ショウガや出汁入りの醤油で味付けします。筆者はご飯がスープをほとんど吸い込んで汁気のなくなった状態も好きなので、ご飯は多めです。

シンプルで素朴なおじや。冬の屋外で食べていると身体も心も温まります。今回のひとり鍋は摂取した炭水化物もかなりの量ですが……

ご飯を入れたら、ひと煮立ちするまで待ち、溶き卵と冷凍の刻みネギを入れて完成。ご飯は自宅の庭やベランダでの「お外ひとり鍋」なら、冷やご飯や冷凍ご飯で問題ないのでとても手軽です。

いつもと同じおじやでもいろり鍋で冬の屋外で作っていると、なぜか「かさじぞう」のワンシーンなどを思い出してしまいます。予想以上の効果が得られたといえるでしょう。

「いろり鍋」は長く活躍してくれる予感

どんな具材を放り込んでも、だいたいおいしく仕上がるのが「お外ひとり鍋」のいいところ。アウトドアグッズの準備さえあれば、いつでも行える手軽さもいい

極論!焚き火台と燃料さえあれば、準備なしでも行える「お外ひとり鍋」は超お手軽で満足度は高い

「お外ひとり鍋」は超お手軽です。なぜなら焚き火台と燃料があれば、あとは適当な鍋と冷蔵庫のストックや残り物でほぼいつでも実行可能だからです。しかも、実際に行ってみるとわかるのですが、冬の屋外、庭やベランダで鍋をするだけで、かなりアウトドア感が得られますし、よい気分転換になります。

アウトドアでの「お外ひとり鍋」はもちろん、キッチンでのひとり鍋や屋内のカセットコンロでのひとり鍋でも、今回のような小さないろり鍋があると、気分が上がるでしょう。実際のアウトドアでも寒い時期の鍋は定番ですから、思いのほか長い期間活躍してくれそうです。

今回は撮影のためにちょっとお高いお肉や焼き鳥、プレミアムビールなどを用意しましたが、それらがなくても「お外ひとり鍋」はいろり鍋とトライポッド、ミニ焚き火台を使うとかなり気分が上がります。

寒さはありながらも、ベランダにカセットコンロと鍋を持ち出して、冷蔵庫にあるもので「お外ひとり鍋」を楽しんでみてはどうでしょうか。庭の梅や早咲きの桜が咲き始めても、実際はまだまだ寒いころ。雰囲気たっぷりのあったかなひとり鍋があれば、寒さもきっと楽しめますよ。
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齋藤 千歳

フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。

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