GMOインターネットグループでサイバー攻撃対策事業を展開するGMOサイバーセキュリティ byイエラエ(以下、イエラエ)の脆弱性調査・研究チーム「GMOイエラエ」は、2024年3月23~24日に開催されたセキュリティスキル・知識を競う世界的な大会「LINE CTF 2024」で世界2位、国内1位を獲得しました。
CTFとは「Capture The Flag」の略称で、情報セキュリティに関する専門知識・技術を駆使して隠されているFlag(答え)を見つけ出し獲得した合計得点を競うハッキングコンテストのことです。
CTFとは「Capture The Flag」の略称で、情報セキュリティに関する専門知識・技術を駆使して隠されているFlag(答え)を見つけ出し獲得した合計得点を競うハッキングコンテストのことです。
賞金総額1万ドルの「LINE CTF 2024」でGMOイエラエが国内1位を獲得!
「LINE CTF」はLINEヤフーが主催するオンライン開催・チーム戦のCTF大会で、同社のセキュリティチームがより多くの人にセキュリティ技術に対する関心を持ってもらうことや、継続的なコミュニティの発展につながることを目的に、2021年から毎年開催しています。
情報セキュリティ分野に興味や関心のある学生やエンジニアが世界中から参加しており、4回目を迎えた今年は約1200チーム(約2700人)が参加しました。世界で開催されているCTFの中でも、参加チーム数は最大規模を誇っており、さまざまなCTFで優勝経験のあるチームも多数参加しました。賞金総額は1万米ドルで、1位に5000ドル、2位に3000ドル、3位に2000ドルが贈られました。
情報セキュリティ分野に興味や関心のある学生やエンジニアが世界中から参加しており、4回目を迎えた今年は約1200チーム(約2700人)が参加しました。世界で開催されているCTFの中でも、参加チーム数は最大規模を誇っており、さまざまなCTFで優勝経験のあるチームも多数参加しました。賞金総額は1万米ドルで、1位に5000ドル、2位に3000ドル、3位に2000ドルが贈られました。
LINE CTF 2024のWebサイト
LINE CTF 2024では、制限時間24時間の中で隠されているFlag(答え)を見つけ出し、より多くポイントを獲得したチームが優勝となります。また、複数チームが全問正解した場合は先に解答したチームの勝利となります。GMOイエラエは出題された問題には全問正解したものの、解答の時間差で全体成績としては世界2位、日本国内のチームとしては1位となりました。
世界1位になったチームは「The_Duck」で、このチームはLINE CTFが初めて開催された2021年、2023年、2024年と全4回中3回で世界1位を獲得しています。韓国サムスン電子主催のSamsung Security Tech Forumのインサイドイベント「Hacker's Playground」で4年連続(2020~2023年)で優勝するなど、世界でもかなりの強豪チームです。
世界1位になったチームは「The_Duck」で、このチームはLINE CTFが初めて開催された2021年、2023年、2024年と全4回中3回で世界1位を獲得しています。韓国サムスン電子主催のSamsung Security Tech Forumのインサイドイベント「Hacker's Playground」で4年連続(2020~2023年)で優勝するなど、世界でもかなりの強豪チームです。
「LINE CTF2024」のスコア 「GMOイエラエ」が世界2位、国内1位を獲得した(出典:CTF TIME)
セキュリティ技術や意識を高めて安全な社会の実現を目指す脆弱性調査・研究チーム「GMOイエラエ」
「GMOイエラエ」は、イエラエに所属するホワイトハッカーやトップエンジニアが所属する脆弱性調査・研究チームです。チームメンバーの知見やノウハウを集約して社会に対して発信するほか、セキュリティ対策サービスやプロダクトの提供を通じて、社会に還元することを目的としています。
今後も国内外のセキュリティコンテストや、製品やサービスにおける脆弱性の発見者に報奨金を支払う公開制度の「バグバウンティ」への挑戦、セキュリティカンファレンスの開催などを通じて、その専門知識を広く発信し、日本や世界のセキュリティ技術や意識を高め、より安全な社会の実現を目指します。
今回、GMOイエラエに参加したメンバーである、イエラエ 執行役員の小池悠生(こいけ・ゆうき)氏を紹介します。
小池氏は2023年、イエラエのサイバーセキュリティ事業本部執行役員に就任。ファジングを中心としたサイバーセキュリティに関する研究、コンサルティング、ペネトレーションテストなどを担当しています。日本を代表するCTFチーム「binja」のキャプテンとして国際CTFで受賞実績が多数あるほか、セキュリティ国際会議「CODE BLUE 2015」の講演者の年齢を24歳以下に限定した「U25枠」での講演経験もあります。
今後も国内外のセキュリティコンテストや、製品やサービスにおける脆弱性の発見者に報奨金を支払う公開制度の「バグバウンティ」への挑戦、セキュリティカンファレンスの開催などを通じて、その専門知識を広く発信し、日本や世界のセキュリティ技術や意識を高め、より安全な社会の実現を目指します。
今回、GMOイエラエに参加したメンバーである、イエラエ 執行役員の小池悠生(こいけ・ゆうき)氏を紹介します。
小池氏は2023年、イエラエのサイバーセキュリティ事業本部執行役員に就任。ファジングを中心としたサイバーセキュリティに関する研究、コンサルティング、ペネトレーションテストなどを担当しています。日本を代表するCTFチーム「binja」のキャプテンとして国際CTFで受賞実績が多数あるほか、セキュリティ国際会議「CODE BLUE 2015」の講演者の年齢を24歳以下に限定した「U25枠」での講演経験もあります。
GMOサイバーセキュリティ by イエラエ 執行役員 小池悠生氏
世界中のCTFで優勝経験のあるチームが集まったLINE CTFで日本1位、世界でも2位を獲得したGMOイエラエは、情報セキュリティに関する豊富な専門知識と高度な技術力を持っていることが伺えます。強豪チームがひしめき合うLINE CTFですが、次は世界1位も奪取できることを期待したいですね。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。