機内モードでもヘタクソでも楽しいよ！スプラトゥーン3！

2022.10.21

海外サーバーでも、私はもちろん弱かった

タイに到着してしばらくのあいだは、海で泳いだりタイ料理を食べたり犬の写真を撮ることに夢中で、スプラトゥーン3のことはキレイに忘れていました。

私にゲームを忘れさせたリゾート

ビーチで遊びほうけることおよそ数日、やっと我が街バンカラシティを思い出し、せっかくだからオンライン対戦をやってみることに。

ホテルのWi-Fiを使ってNintendo Switchをオンラインに繋ぎ、ナワバリバトルに挑みました。マッチングの早さは日本と同じでサクサク快適。日本と唯一違っていたのは、マッチング相手のプレイヤー名がアルファベットだらけなところ。

おさしみ（私）以外はみんなアルファベット。日本ではなかなか見ない光景

ファッションやブキの傾向もほとんど同じ。強いて言うならamiibo（別売のキャラクターフィギュアやカードをゲーム機にタッチして連動させ、特典キャラクターやアイテムが入手できる仕組み）などで手に入る限定コスチュームを装備している人が少なかったような……。日本だとゲーム内では非売品の限定コスチュームでキメてるイカやタコがいっぱいいるんです。

スプラトゥーンシリーズはみんなのファッションを見るのも楽しい

マッチング後、対戦した人のファッションをマネることもできます。もうジロジロ見ちゃう

で、私の活躍っぷりは日本と同じでした。勝ったり負けたりの繰り返し。自分の弱さは世界でも同じなんだなとよくわかりました。頑張ってるけども弱い。

勝っても負けてもプレイ内容に応じて表彰をくれるのでうれしい

ビーチで私はタコになれなかった

ところが、タイでの我がスプラトゥーンライフはそう長くは続きませんでした。弱いなりに必死に戦って「やりとげたぜ」って顔を上げると、こんな景色が待っていたからです。

この広い海のどこかにも、イカやタコがいるんだろうね

次第に私の内なるタコが干からびつつあるのを感じました。なんのために床にインクを塗っていたんだ？無理だ、できない。タコの女の子からビキニ姿の人間にたちまち戻ってしまう。

私は、ビーチでゴロゴロするのが大好き。そしてゴロゴロとゲームをするのも大好き。でもこの2つはまったく別物の体験でした。やがてタコなのにビキニ姿の自分とビーチの雰囲気とのギャップに耐えられなくなって、Nintendo Switchの電源をオフにし、海と向き合いました。どうしてスプラトゥーン3ができないんだろう、こんなに大好きなのに。ビーチで本を読んだりはできるのに、どうしてゲームはできないんだろう。

まず、ビーチに寝転がっての読書が何時間でもできるのは、ビーチとの一体感が心地よいからなのでしょうね。波の音や海風や日差しのあったかさを感じつつ本を読んでる。で、スプラトゥーン3で遊ぶときの私は、バンカラシティのタコなんです。目も耳も神経もマジでタコ。そして、タコとなるには、ビーチはあまりに強烈な環境でした。タコとビキニとのあいだで引き裂かれてしまったわけです。

タイのキレイな海の前では、私はバンカラシティに行けないし、タコじゃない。つまりタコやイカたちとも戦えない。しょうがないので、イカを食べることにしました。