実機を使って感じたメリット・デメリット
まだ購入したばかりなので長期的なレビューではありませんが、数日使い込んでみて感じたメリットとデメリットを整理しました。
ここが良い!Flashback ONE35 V2のメリット
とにかく手軽:
レンズの沈胴(ボディへの収納)待ちやピント合わせが不要。取り出して、巻き上げて、撮る。これだけで完結します。気負いなく撮れるってうれしい。
シャッターラグなし:
巻き上げてありさえすれば、ボタンを押した瞬間に撮れます。目の前を通り過ぎるものも逃しません。
レンズの沈胴(ボディへの収納)待ちやピント合わせが不要。取り出して、巻き上げて、撮る。これだけで完結します。気負いなく撮れるってうれしい。
シャッターラグなし:
巻き上げてありさえすれば、ボタンを押した瞬間に撮れます。目の前を通り過ぎるものも逃しません。
突然の飛行機も逃さない
手ブレに強い:
明るいレンズのおかげで、歩きながらラフに撮っても、びっくりするほどブレにくいです。
明るいレンズのおかげで、歩きながらラフに撮っても、びっくりするほどブレにくいです。
歩きながら撮った渋谷駅
あるときは見送ってくれた友人を、エレベーターの扉が閉まる1秒前に「あ、撮りたい」と思って撮りましたが、「またね」と振った手が少しぶれている以外は、驚くほどきれいに撮れていて、絶妙にエモい思い出が残りました。
編集しなくてもきれい:
色味を編集しない「撮って出し」が、なんだかかっこいいのがいい。街ブラが楽しくなります。
編集しなくてもきれい:
色味を編集しない「撮って出し」が、なんだかかっこいいのがいい。街ブラが楽しくなります。
編集なしでも、このかっこよさ
友達を撮りたくなる:
カメラ本体が気軽なルックスゆえに身構えられることがなく、自然な表情を撮れます。そしてなぜか写りが抜群にエモい。あえて「詳細に写しすぎない」のもいい感じ。
カメラ本体が気軽なルックスゆえに身構えられることがなく、自然な表情を撮れます。そしてなぜか写りが抜群にエモい。あえて「詳細に写しすぎない」のもいい感じ。
割り切りも必要!デメリットはこんなところ
即写性はいまいち:
「巻き上げてさえあれば即座に撮れる」とはいえ、電源オフの状態からシャッターが切れる状態になるまでには8〜10回ほど巻き上げなくてはならず、急なシャッターチャンスには弱め。動物や子どもと一緒にいるときは、常時電源が入っている状態にしておきたいと感じました。
巻き上げ音が大きい:
ダイヤルを回す際の「ジコジコ」という機械音は、「写ルンです」よりも大きめです。静かな場所では少し目立つかもしれません。
暗所はノイズが強め:
晴れ〜曇りの屋外は得意ですが、光量の足りない室内ではザラザラとした写真になります。人物ならフラッシュを焚いてエモみを足すこともできますが、暗い店内で撮った食べ物はこんな仕上がりに。
「巻き上げてさえあれば即座に撮れる」とはいえ、電源オフの状態からシャッターが切れる状態になるまでには8〜10回ほど巻き上げなくてはならず、急なシャッターチャンスには弱め。動物や子どもと一緒にいるときは、常時電源が入っている状態にしておきたいと感じました。
巻き上げ音が大きい:
ダイヤルを回す際の「ジコジコ」という機械音は、「写ルンです」よりも大きめです。静かな場所では少し目立つかもしれません。
暗所はノイズが強め:
晴れ〜曇りの屋外は得意ですが、光量の足りない室内ではザラザラとした写真になります。人物ならフラッシュを焚いてエモみを足すこともできますが、暗い店内で撮った食べ物はこんな仕上がりに。
おいしかったお蕎麦も残念な写りに
この特性をどういうふうに「味」にするかがこのカメラと仲良くなるカギになりそうです。
マクロ撮影は不可:
手元にあるコーヒーカップや、花などにぐっと近づいて撮ろうとするとボケてしまいます。
マクロ撮影は不可:
手元にあるコーヒーカップや、花などにぐっと近づいて撮ろうとするとボケてしまいます。
もう一歩離れるべきだった
被写体から最低でも1m以上は離れてシャッターを切るのがコツです。離れることで、ファインダーと撮影領域のズレも気にならなくなります。
横浜散歩で作例レビュー──日常がエモい「作品」に
初めてデータを確認したとき、トイデジカメラにありがちなボンヤリ感がなく、カリッとしたエッジの効いた描写に驚きました。V2になり、解像度がV1の4.4MPから13MPに上がったことで、よりシャープに進化したようです。ここからは作例をご紹介します。
小規模な遊園地も、空の青のグラデーションと、観覧車のシャープな質感が、妙にドラマチックに見えます。
夕方、フラッシュなしの条件でも、しっかり明るく撮れていて、カリカリとしたシャープな描写です。
夕方、フラッシュなしの条件でも、しっかり明るく撮れていて、カリカリとしたシャープな描写です。
小さなメリーゴーランドもどこかノスタルジックな雰囲気。
手前の遊具にも、遠くの観覧車にもピントがあっているのがわかります。巻き上げの手間はあるものの、スナップシューターとしても活躍しそうなカメラです。
ただの道も、何だかエモい雰囲気に写るのが不思議です。奥の鉄骨のディテールが、13MPの解像度によって潰れることなく描き出されています。
白飛びに強いのか、ハイライトからシャドウまでの階調が滑らかで、建物のディテールがつぶれていません。
茶褐色のレンガタイルや室外機の「カリカリ感」が、トイカメラにありがちなおもちゃっぽさをなくしてくれます。周辺減光もいい感じ。
線路沿いの壁にはうツタと線路。明暗差がある撮影条件でしたが、シャドウ部も意外に黒つぶれしていません。ファインダーの視差があるため、直線的な構図はズレやすいのですが、その不完全さもこのカメラならではの味になります。水平だけ気をつけたいところ。
フラッシュを焚くと中央が明るく写ります。夜道で人物を撮るととてもエモくなります。
雲や空がいい感じになるのが、このカメラの強みだと思います。
いつものカメラの隣に「余白」を
このカメラは何気ない日常の散歩を「ちょっとしたイベント」に変えてくれる不思議な魅力を持っています。
毎度ジコジコと巻き上げる手間、連写ができないもどかしさ。そして「すぐに見られない」という仕様。そんな不便さがなぜか楽しく感じます。
きれいに撮れるいつものカメラやスマホに加えて、ポケットにこのカメラを忍ばせておく。ただそれだけで、見慣れた景色や友人との時間が、ワクワクするような「1本のフィルムロール」に変わります。
「効率的なのが当然」のデジタル生活に、あえてぜいたくな不自由さを。このアナログな余白をONE35 V2で楽しんでみてはいかがでしょうか。
毎度ジコジコと巻き上げる手間、連写ができないもどかしさ。そして「すぐに見られない」という仕様。そんな不便さがなぜか楽しく感じます。
きれいに撮れるいつものカメラやスマホに加えて、ポケットにこのカメラを忍ばせておく。ただそれだけで、見慣れた景色や友人との時間が、ワクワクするような「1本のフィルムロール」に変わります。
「効率的なのが当然」のデジタル生活に、あえてぜいたくな不自由さを。このアナログな余白をONE35 V2で楽しんでみてはいかがでしょうか。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019












