AIにリアルでおいしそうな食べ物画像を作らせる！ChatGPTによるプロンプト生成がカギ

2023.9.15

こんにちは、チャエンです。

昨今はやりの画像生成AIで、おいしそうな食べ物の写真をリアルに作れたら面白いですよね。しかし、意外とリアルな食品画像を生成AIで作るのは難しいんです。

画像生成AIツールって、聞いたことがあっても実際に使っている人はまだ多くないはず。そこで今回は、食べ物のリアルな画像生成の方法を解説していきたいと思います。目標とするラーメンの写真はこちらです。

どんな画像生成AIを使うのがおすすめ？

2022年夏に始まったブーム以降、数多くの画像生成AIが登場しています。「DALL-E 2」や「Stable Diffusion」「Imagen」などがよく知られていますが、スタートアップも次々とプロダクトを開発している状況です。

その中で初心者にも簡単に使えて、おすすめなのは、

・Adobe Firefly
・Midjourney

の2つです。今回はこの2つのツールを使って画像生成を行っていきます。

Adobe Fireflyは無料で利用可能で日本語のプロンプトにも対応しています。一方、Midjourneyは英語プロンプトが必須です。また、利用するには月額10ドル（年払いなら1カ月あたり8ドル）の料金がかかります。

狙い通りの写真を作るのは意外と難しい

「百聞は一見にしかず」の言葉通り、AIによる家系ラーメンの画像生成結果を見てみましょう。

まず、"家系ラーメン"というシンプルな入力で、2つのツールから生成結果を取得しました。しかし、期待した家系ラーメンのイメージにはまだ遠いようです。

Adobe Fireflyの出力結果

Midjourneyの出力結果

この結果をより良くする方法を探る中で、AIチャットボットの「ChatGPT」を使用すると、家系ラーメンに関する英語のプロンプトを得られることがわかりました。早速試してみましょう。

ChatGPTで画像生成AI用のプロンプトを生成

まずはこんなプロンプトをChatGPTに入力しました。

家系ラーメンを画像生成AIで制作したいと思います。それに必要なプロンプトを英語で書き出してください。

さすがChatGPTです。家系ラーメンの存在を認知しており、絶妙な表現も生成してくれました。

ただ、ChatGPTは現在ブラウジング機能を停止しているので、「Midjourneyというサービスに合ったプロンプト」を生成することはできませんでした。

これで早速、画像生成してみると、先ほどとは見違えるクオリティでラーメンを生成してくれました。ラーメン屋のメニューの写真に使っても遜色ないレベルです。

ただ、まだ目標となる家系ラーメンに完璧に近づけてはいません。

Adobe FireflyにChatGPTが生成したプロンプトを入力した結果

こちらはMidjourneyに生成プロンプトを入力した結果

次に、このChatGPTが生成したプロンプトを元に、1つ1つの要素を細かく定義してみます。

お手本写真により近づける！細かくプロンプトを指定する方法

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チャエン

株式会社デジライズ代表取締役、GMO AI & Web3株式会社顧問
AIシステム開発・販売を行う株式会社デジライズをはじめ、他数社の代表取締役。GMO AI & Web3株式会社など他数社の顧問も兼任。Twitterはフォロワー8.6万人。日本初AIツール検索サイト「AI Database」やAIニュースレターも運営。ABEMAやTBSテレビなどメディア出演も多数。Twitter: @masahirochaen