北海道生まれ・北海道在住の筆者は、ひと目みた瞬間から「これなら最高にうまい味付きジンギスカン+うどんが味わえる!」と確信。mini-maruはカセットこんろ・ボンベの大手メーカー・岩谷産業の製品で、期待値も高まります。
今回、試用する機会に恵まれたので、さっそく「味付きジンギスカン+うどん」と「冷凍チャーハン」を実際に調理し、その実力を探ってみました。
コンパクトで普段使いにもぴったり、深皿仕様でさまざまな料理が楽しめる「mini-maru」
ブルーグレーのカラーリングが目を引く「mini-maru」。デザイン性も高く、おしゃれな印象です
少人数でも手軽に使えるホットプレートとして設計されており、本体の大きさは約302×282×193mm、重量は約2.8kg(カセットボンベ含まず)とかなりコンパクト。ひとりでホットプレート料理を楽しむこともできます。
また、プレートのサイズは約232×232×46mm。A4用紙の短辺よりちょっと大きいくらいの約23cmと深さのある専用プレートを採用することで、焼くだけのホットプレートではなく、インスタントラーメンを煮るといった調理も可能。フタとの組み合わせで約56mmの高さを確保しているので、厚みのある食材の調理にも対応できます。
イワタニカセットガス1本で約175分最大火力で連続燃焼するので、自宅だけでなく、アウトドアなどでも活躍してくれそうです。さっそく、実際に調理してその使い勝手を探ってみます。
一部がガラスのフタ、専用プレート、さらに汁受けとバーナー部分が分割できる構造で、清掃も容易です
焼くのではなく、蒸し煮にもできる「mini-maru」は「味付きジンギスカン+うどん」に最高!
前述の通り、「mini-maru」の構造がこの北海道スタイルの「ジンギスカン+うどん」を作るのにぴったりだと踏んでいた筆者。さっそくアウトドアで調理してみました。
使用したジンギスカンは、我が家の定番である「かねひろの成吉思汗」。道内でも販売店が限られているため入手がやや難しいのですが、筆者のイチオシです。オンラインでの取り寄せもできるので興味のある方はかねひろの成吉思汗のWebサイトをご覧ください。
もやしをプレート一面に広げます。当然、もやし以外の野菜を入れてもいいのですが、もやしだけだと野菜を切る必要もないので楽です
広げたもやしの上に、味付きジンギスカンをたっぷり乗せます。プレートに深さがあるので、肉が漬け込んであるタレも安心して加えられます
フタをしてしばらく待ちます。火は強火です。プレートが深皿なだけでなく、フタが付いているのも「mini-maru」のいいところです
軽く火が通ったら、フタを開けて、ジンギスカンの肉ともやしを混ぜます。そして、再度フタをして加熱。フタの一部がガラスになっているので、火の通り具合などを確認しやすく便利です
火が通ったら完成。おいしくいただきます。深皿のプレートにジンギスカンの汁がたっぷり残った蒸し煮状態です
ジンギスカンの肉やもやしを食べ終わった状態。ジンギスカンのおいしさをたっぷり含んだ汁が残っています。具材を少し残したのはうどんのため
ジンギスカンの肉ともやしの旨味をたっぷり含んだ汁のなかに、茹でたうどんを投入します。冷凍うどんをそのまま入れてもOKです
今回は冷凍うどんを使用したので、全体に熱が伝わるようにフタをしてしばらく待ちます。焼くだけでなく、こうして煮ることができるのも「mini-maru」の良いところです
フタをとって、ジンギスカンの汁の水分を蒸発させ、うどんにジンギスカンのおいしさを吸収させます。好みの焼き具合になったら完成です
あまり風のない日だったので、屋外で「mini-maru」を使っていても風の影響などを感じることはありませんでした。ちょっと屋外でのランチなどにも「mini-maru」は便利でしょう。
我が家では、このシメのうどんが食べたいがためにジンギスカンを焼いていると言っても過言ではないほど、ジンギスカンの旨味のすべてを吸い込んだうどんは絶品。水分を蒸発させる量はお好みなのですが、筆者は焼きうどんに近いほど煮詰めるので、プレートに汁が焦げて焼き付いてしまいます。しかし、しっかりとフッ素加工がされている「mini-maru」の専用プレートは軽くスポンジで洗うだけですっかりきれいになりました。後片付けも楽です。
一部焼き焦げた汚れもありましたが、洗剤をつけたスポンジで軽く洗うだけで汚れが簡単に取れました
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。