「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」で国内初優勝したGMO所属の脇元華プロ、独自インタビュー
GMOインターネットグループ所属の女子プロゴルファー脇元華プロが、2022年4月7日～9日に滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で開催されたJLPGAステップ・アップ・ツアー「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」で国内初優勝しました。
脇元華プロは最終日に首位と1打差の4アンダーの2位でスタート。5バーディ、2ボギーの69でまわり、2位に3打差をつける通算7アンダーで逆転勝利を飾りました。
脇元華プロは最終日に首位と1打差の4アンダーの2位でスタート。5バーディ、2ボギーの69でまわり、2位に3打差をつける通算7アンダーで逆転勝利を飾りました。
「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」のリーダーボード（JLPGAのWebサイトより）
i4Uでは、脇元華プロに優勝の感想や試合前の心境、今後の展望などについて、インタビューを行いました。
今シーズンに向けての心境や目標としていたこと
優勝おめでとうございます。まずは、優勝した率直な気持ちや感想をお聞かせください。
脇元：国内の女子ツアーでは初優勝となり、スポンサーの皆さまや、お世話になった方々に良い報告ができ、とてもうれしく思っています。家族へタイトルを取れたと言えたこともうれしかったですね。
ステップ・アップ・ツアーの中でも、グリーンが特に難しいこのコースで優勝できたことは、自信につながると思います。自分の名前（華＝はな）が入った大会で優勝できたことも、一生忘れられないと思います。
脇元：国内の女子ツアーでは初優勝となり、スポンサーの皆さまや、お世話になった方々に良い報告ができ、とてもうれしく思っています。家族へタイトルを取れたと言えたこともうれしかったですね。
ステップ・アップ・ツアーの中でも、グリーンが特に難しいこのコースで優勝できたことは、自信につながると思います。自分の名前（華＝はな）が入った大会で優勝できたことも、一生忘れられないと思います。
2021年はパットの感触が悪く、成績が残せなかったところからの試合でしたが、今シーズンに向けての心境やhanasakaレディース前に目標としていたことなどを教えてください。
脇元：今年の目標は、まずシード権（JLPGAのレギュラーツアーへの出場権）を取り戻すことです。年明けに「今年はステップ・アップ・ツアーにも出場するので、出るからには3勝する（※）」という目標を立てていました。
※2022年ステップアップツアーの賞金ランク1位と2位の選手が2023年の第1回リランキングまでのレギュラーツアーの出場資格を得られる。なお、同一年のステップ・アップ・ツアーで3回以上優勝した経験のある選手は4名と非常に少ない。
あるいは、数は限られますが主催者推薦をいただいて出場できるレギュラーツアーで上位争いをしてリランキング上位に入り、後半戦にレギュラーツアーに出場したいと考えていました。
昨シーズンは本当にパッティング（グリーンオンした後カップインするためにボールを打つこと）に苦しみました。私のゴルフ人生の中で、最もどん底まで落ちた気がした1年になってしまいました。
オフの期間には、先輩やコーチからいただいたたくさんのアドバイスを何でも試して吸収しようと練習に取り組んできました。それぞれのアドバイスも、くださった方のスタイルや内容がありますので、それらのいいとこ取りをして、自分のプレーに活かせるようになってきました。
それが今回やっと実を結んだことで、自信も取り戻せてきたと感じています。オフの成果が成績につながったことで、今は本当に楽しくプレーができています。逆に、去年はプレーを楽しいと感じることができませんでしたね。
hanasakaレディースでは、昨シーズンにシード権を失う原因になったパッティングを勝因に変えることができたと感じています。
試合中の感触を教えてください。厳しいと感じた場面や、優勝を確信した瞬間なども教えてください。
脇元：3月の頭からコーチに練習を見ていただいていますが、コーチから強く言われていたのは「パーオン率」（ホールの規定打数より2打以上少なくグリーンにオンさせたホール数を1ラウンドのホール数18で割った割合）にこだわることでした。Hanasakaレディースでは、3日間を通してほぼパーオン率だけを意識して試合に臨みました。
最終日の折り返し、後半最初の10番と11番で連続ボギー（ホールの規定打数より１打多くカップインすること）を叩いてしまったのですが、特に11番はディボット（それまでの選手のショットで芝が飛んでしまった跡）に入ってしまいました。アンラッキーとはいえ、そんな簡単に勝たせてくれないんだなと思い知らされました。
逆に次の12番では、セカンドショットが少し大きくなってしまった感触があり、「グリーン奥までこぼれてしまったら3連続ボギーだな……」と思っていました。実際には、カラーにギリギリ拾われたラッキーな展開となり、気持ちを切り替えて打ったパターでバーディ（ホールの規定打数より１打少なくカップインすること）を取ることができました。
ただ、まだこの時点では、勝ったという感触はありませんでした。16番のロングホール（PAR 5：規定打数５打のこと）でバーディを取ることができて、ようやく少し勝利を意識することができました。
でも次の17番（PAR 3）のグリーンが硬くて速くて難しいイメージがあったので、パーでいいと思って打ったティーショット（ホールの第一打のこと）が思い通りに打てなかったものの、これらもうまくカラー（グリーンのエリア際にあり、グリーン外のフェアウェイよりは短く、グリーン内よりは長く芝が刈られた部分のこと）から寄せることができてパー（規定打数でカップインすること）を取れ、ようやく勝利を確信することができました。
脇元：今年の目標は、まずシード権（JLPGAのレギュラーツアーへの出場権）を取り戻すことです。年明けに「今年はステップ・アップ・ツアーにも出場するので、出るからには3勝する（※）」という目標を立てていました。
※2022年ステップアップツアーの賞金ランク1位と2位の選手が2023年の第1回リランキングまでのレギュラーツアーの出場資格を得られる。なお、同一年のステップ・アップ・ツアーで3回以上優勝した経験のある選手は4名と非常に少ない。
あるいは、数は限られますが主催者推薦をいただいて出場できるレギュラーツアーで上位争いをしてリランキング上位に入り、後半戦にレギュラーツアーに出場したいと考えていました。
昨シーズンは本当にパッティング（グリーンオンした後カップインするためにボールを打つこと）に苦しみました。私のゴルフ人生の中で、最もどん底まで落ちた気がした1年になってしまいました。
オフの期間には、先輩やコーチからいただいたたくさんのアドバイスを何でも試して吸収しようと練習に取り組んできました。それぞれのアドバイスも、くださった方のスタイルや内容がありますので、それらのいいとこ取りをして、自分のプレーに活かせるようになってきました。
それが今回やっと実を結んだことで、自信も取り戻せてきたと感じています。オフの成果が成績につながったことで、今は本当に楽しくプレーができています。逆に、去年はプレーを楽しいと感じることができませんでしたね。
hanasakaレディースでは、昨シーズンにシード権を失う原因になったパッティングを勝因に変えることができたと感じています。
試合中の感触を教えてください。厳しいと感じた場面や、優勝を確信した瞬間なども教えてください。
脇元：3月の頭からコーチに練習を見ていただいていますが、コーチから強く言われていたのは「パーオン率」（ホールの規定打数より2打以上少なくグリーンにオンさせたホール数を1ラウンドのホール数18で割った割合）にこだわることでした。Hanasakaレディースでは、3日間を通してほぼパーオン率だけを意識して試合に臨みました。
最終日の折り返し、後半最初の10番と11番で連続ボギー（ホールの規定打数より１打多くカップインすること）を叩いてしまったのですが、特に11番はディボット（それまでの選手のショットで芝が飛んでしまった跡）に入ってしまいました。アンラッキーとはいえ、そんな簡単に勝たせてくれないんだなと思い知らされました。
逆に次の12番では、セカンドショットが少し大きくなってしまった感触があり、「グリーン奥までこぼれてしまったら3連続ボギーだな……」と思っていました。実際には、カラーにギリギリ拾われたラッキーな展開となり、気持ちを切り替えて打ったパターでバーディ（ホールの規定打数より１打少なくカップインすること）を取ることができました。
ただ、まだこの時点では、勝ったという感触はありませんでした。16番のロングホール（PAR 5：規定打数５打のこと）でバーディを取ることができて、ようやく少し勝利を意識することができました。
でも次の17番（PAR 3）のグリーンが硬くて速くて難しいイメージがあったので、パーでいいと思って打ったティーショット（ホールの第一打のこと）が思い通りに打てなかったものの、これらもうまくカラー（グリーンのエリア際にあり、グリーン外のフェアウェイよりは短く、グリーン内よりは長く芝が刈られた部分のこと）から寄せることができてパー（規定打数でカップインすること）を取れ、ようやく勝利を確信することができました。
選手としての今後の目標
今後、プロ選手として挑戦したいタイトルなど、選手としての今後の目標をお聞かせください。
脇元：プロゴルファーになろうと思った時から、日本のメジャー大会は絶対に勝ちたいという思いがあります。まずは参戦させていただけるレギュラーツアーで優勝した上で、4日間開催のメジャー大会を優勝したいと思っています。
私はGMOインターネットグループに所属した際に、もともと目標にしていたことを5.5年計画目標にまとめ直したのですが、その最終目標の1つに「アメリカツアーにトライして勝つこと」があります。
ステップ・アップ・ツアーの優勝を皮切りに、レギュラーツアーのシード復帰と優勝、国内メジャーの優勝、そしてアメリカツアーの優勝へと、それこそ一歩一歩ステップアップしていきたいと思っています。
今は、すごくゴルフを楽しめている上、集中できています。さらに夢に向かって英語の勉強もはかどっています。
脇元：プロゴルファーになろうと思った時から、日本のメジャー大会は絶対に勝ちたいという思いがあります。まずは参戦させていただけるレギュラーツアーで優勝した上で、4日間開催のメジャー大会を優勝したいと思っています。
私はGMOインターネットグループに所属した際に、もともと目標にしていたことを5.5年計画目標にまとめ直したのですが、その最終目標の1つに「アメリカツアーにトライして勝つこと」があります。
ステップ・アップ・ツアーの優勝を皮切りに、レギュラーツアーのシード復帰と優勝、国内メジャーの優勝、そしてアメリカツアーの優勝へと、それこそ一歩一歩ステップアップしていきたいと思っています。
今は、すごくゴルフを楽しめている上、集中できています。さらに夢に向かって英語の勉強もはかどっています。
脇元プロのファンや応援してくださっている方へ、メッセージをお願いします。
脇元：新型コロナウイルスによる影響もようやく少し落ち着いてきて、ファンの皆さんには、試合会場に足を運んでいただける状況になってきました。私は応援を力に変えてプレーするタイプの選手なので、これからも皆さんからの熱い応援をお願いします！
今年は、楽しく、そして強い気持ちでいろいろトライできています。ファンの皆さんにいい報告がたくさんできるように頑張りますので、引き続き温かいサポートをお願いいたします。
脇元：新型コロナウイルスによる影響もようやく少し落ち着いてきて、ファンの皆さんには、試合会場に足を運んでいただける状況になってきました。私は応援を力に変えてプレーするタイプの選手なので、これからも皆さんからの熱い応援をお願いします！
今年は、楽しく、そして強い気持ちでいろいろトライできています。ファンの皆さんにいい報告がたくさんできるように頑張りますので、引き続き温かいサポートをお願いいたします。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト／家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー（プラチナグレード）、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ～ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。
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