1年で最もモチベーションが高まる時期、新年。「今年こそは!」と新たな目標を立てた人も多いのでは? しかし、日々の忙しさに追われてその目標を忘れることや、気づけばほとんど手つかず……なんてこともよくある話です。
立てた目標は振り返って評価し、来年の目標設定に活かしてこそ意味があります。
そこで今回は、生成AIを使って年初に立てた目標を達成できているかチェックする方法を、Geminiを例に試してみました。
立てた目標は振り返って評価し、来年の目標設定に活かしてこそ意味があります。
そこで今回は、生成AIを使って年初に立てた目標を達成できているかチェックする方法を、Geminiを例に試してみました。
進捗率を「定義」して目標達成の具体的方法を提案してもらう
年始に「年間100万円貯金する」という目標を立てたとします。このような数値化できる目標は、現在の貯金額と、残りの月数で大まかな進捗率を算出できます。しかし、「目標が明確に見えている」ことと「達成しやすい」かどうかは別。生成AIを使って達成の方法を具体的に示してもらうことで、年末までに「もう一押し」がかなうかもしれません。
まず、「100万円貯める」ゴールに向かっての進捗率を「定義」します。わかりきったことでも言語化するのがポイントです。
まず、「100万円貯める」ゴールに向かっての進捗率を「定義」します。わかりきったことでも言語化するのがポイントです。
目標達成率を4段階に分けた定義を行う
そのうえで、生成AIには「目標の状態を具体的に記すこと」「達成度合いを定義すること」を指示します。
すると、予想以上に詳細なステップが出力されました。
具体的な行動例が添えられている
1年の4分の3以上が過ぎたこの時期に、まだ達成度Cにいる人の多くは「貯金の目標額や期間を明確にする」「貯金専用の口座を作る」といった基本的な行動ができていない可能性もありますね。
このように、解決すべき問題の原因を類推・指摘してもらえるのもAIで振り返りをするメリットの1つです。
目標達成に向けた現在地がわかったら、生成AIにさらに具体的な改善策を出してもらうのもおすすめです。
まずは毎月の収支を記録し、節約可能な項目を特定します。収入の方はひとまとめでもよいですが、支出については家賃や水道光熱費のようにほぼ固定の金額が出ていくものと、食費や交際費、娯楽費のように金額が変動するものとがあります。「前月使った金額は◯円」ではなく大まかな分類でもよいので分け、ExcelやGoogleスプレッドシートなどにまとめましょう。
そのうえで、生成AIにデータを示し、「毎月の支出データと貯蓄目標に基づいて、年間100万円貯金できる見込みがあるか分析してください。また、達成するために必要な改善点を教えてください」と指示を出します。
このとき、「ストレスが溜まったときに独りで動画サブスクサービスでドラマを見るのが楽しみなので、そこは削れないです」など、一見無駄に見えても自分の生活の中で優先順位が高いもの、削減するのは避けたい項目などを正直に伝えておくのがポイント。生成AIは、そこをくんだプランを出してくれます。
もしも金額の増減ができないといった特別な事情があれば、それもAIに追加で伝えてみましょう。個々の事情に応じた回答をしてくれるはずです。
このように、解決すべき問題の原因を類推・指摘してもらえるのもAIで振り返りをするメリットの1つです。
目標達成に向けた現在地がわかったら、生成AIにさらに具体的な改善策を出してもらうのもおすすめです。
まずは毎月の収支を記録し、節約可能な項目を特定します。収入の方はひとまとめでもよいですが、支出については家賃や水道光熱費のようにほぼ固定の金額が出ていくものと、食費や交際費、娯楽費のように金額が変動するものとがあります。「前月使った金額は◯円」ではなく大まかな分類でもよいので分け、ExcelやGoogleスプレッドシートなどにまとめましょう。
そのうえで、生成AIにデータを示し、「毎月の支出データと貯蓄目標に基づいて、年間100万円貯金できる見込みがあるか分析してください。また、達成するために必要な改善点を教えてください」と指示を出します。
このとき、「ストレスが溜まったときに独りで動画サブスクサービスでドラマを見るのが楽しみなので、そこは削れないです」など、一見無駄に見えても自分の生活の中で優先順位が高いもの、削減するのは避けたい項目などを正直に伝えておくのがポイント。生成AIは、そこをくんだプランを出してくれます。
もしも金額の増減ができないといった特別な事情があれば、それもAIに追加で伝えてみましょう。個々の事情に応じた回答をしてくれるはずです。
中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019