makeshopの年間流通額、12年連続でNo.1を達成!EC構築SaaS業界をリード

安蔵 靖志

ECGMOインターネットグループ
GMOインターネットグループGMOメイクショップが提供するECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」は、2023年の年間流通額が過去最高の3153億円に達し、国内のECサイト構築SaaS業界において年間流通額が12年連続No.1(自社調べ)になりました。2004年の創業以来の累計流通額は、2023年12月末に2兆5000億円を突破しました。

コロナ禍からEC市場規模が拡大

EC市場規模は新型コロナウイルス感染拡大により、2020年からの3年間で大きく成長しました。特に2022年の日本国内におけるBtoCの市場規模は、前年比約9.91%増の約22.7兆円に拡大し、BtoBにおいても前年比約12.8%増の約420.2兆円に増加しました。BtoCのEC市場は2023年以降、コロナ禍の影響が落ち着き拡大も控えめになりつつあるものの、BtoBのEC市場は2024年時点でもコロナ禍以前を上回る市場規模の拡大が続いています(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課「令和4年度 電子商取引に関する報告書」より)。

EC事業者の対応が消費者の行動変化に合わせて変化する中で、GMOメイクショップはBtoBのニーズにも迅速に対応しながらmakeshopのバージョンアップを重ねてきました。その結果、店舗数は2023年に法人企業を中心に1748店舗が増加し、サービス提供開始から20年で1万2000店舗を突破しました(自社調べ、2023年12月時点)。

日本文化コンテンツ産業、アニメ・ゲームを中心に市場が拡大

日本の文化コンテンツ産業が急速に成長するなか、makeshopでは特にアニメやゲーム、IP(知的財産)関連が著しく成長しています。日本動画協会報告書の報告書(「アニメ産業レポート2023」サマリー版)によれば、2022年のこれら市場規模は2年連続で過去最高を更新し、前年比約6.8%増の約2兆9277億円となりました。

この市場の成長に伴い、makeshopでもアニメやゲーム関連商品の売れ行きが好調でした。アニメやゲームキャラクターの商品を取り扱う「おもちゃ・ホビー・ゲーム」ジャンルは、前年比約10%増の約184億円となり、急成長する文化コンテンツ産業の影響が表れています。

「本・雑誌・コミック」ジャンルが急成長

「本・雑誌・コミック」ジャンルの2023年の流通取引総額は、前年比約37%増の約28億円となりました。2022年の対前年比の伸び率は全21カテゴリー中19位でしたが、2023年は1位となり、急成長を遂げています。

特に趣味に関する書籍のほか、教育機関向けの学術書、医学書などの売れ行きが好調です。書店数の減少傾向が続く中で(全国出版協会「日本の書店数」より)、出版社や書店が書籍の販路をECに移行した結果、同ジャンルの流通額が拡大しているのではないかと考えられます。

BtoB向けのサイトや会員制サイトが急成長

makeshopにおける2023年のBtoB向けのサイトや会員制サイトの流通額は、前年比約23%増の約1048億円となり、急速に成長しています。

コロナ禍によって企業間で非対面の受発注取引が求められるようになったのに加え、日本社会全体がDX推進への気運が高まっていることも追い風となっています。これまでFAXや電話などで行われていた受発注業務がEC化されたことで、BtoB向けサイトや会員制サイトの流通額が急速に拡大しています。特に医療機関向けの薬などを販売する卸売サイトや、駐車場サービス券発注サイトなど、これまでは企業間の取引においてチラシやカタログなどのアナログな方法で流通していた業界がECに切り替えたことで、著しい成長を遂げました。

DX市場は今後も拡大が続くと予測されていることから、今後もBtoB向けサイトや会員制サイトの成長が期待されます。

makeshopの流通額推移

円安の影響を受け、昨年に続き越境ECが好調

2023年は「海外販売機能」の利用率も大きく成長しており、海外販売額は前年比約54%増となりました。また「海外販売機能」の導入店舗数は、前年比約64%増となりました。2022年から加速した円安によって海外からの需要が高まったことで、越境ECの好調につながったと考えられます(経済産業省「世界的な供給制約の高まり」より)。

流通額増加に向けてさまざまな取り組みを今後も実施

makeshopは多くのEC事業者に支持され、創業から20年目の節目となる2024年に累計の流通額が約2兆5007億円となりました。

makeshopでは、売上の増加に対応できる管理画面の機能を強化し、のしや時間指定配送などの日本の商習慣に合わせた機能を追加してきました。さらにファッション、フード、雑貨などさまざまなジャンルのショップにも対応できるように各種機能を追加するなど、常に変化するECサイト運営者のニーズに迅速に対応し続けることで、成長を続けてきました。

現在は、2020年から行っている段階的なリニューアル計画の「次世代EC開発プロジェクト」の推進に注力しています。EC事業者の売上拡大を支援するため、マーケティングデータの有効活用を促進するCRMツールの提供しているほか、BtoBを含むさまざまなニーズに対応するため、オークション販売やレンタル・サブスクリプション販売などの機能の提供も積極的に進めていくとのことです。

makeshopの累計流通額推移

コロナ禍でEC利用へのハードルが下がったことや、多くの支払い方法が選べるように決済機能が強化されたこと、レンタルやサブスク販売など利用方法のバリエーションが増えたことなどから、ECサイトの利用者や購入金額は今後さらに増えていくことでしょう。円安の影響や、外国で日本の文化や食、商品に対する注目度が高まっていることから、越境ECの重要度も今後さらに増していくことと思われます。

商品を製造・販売しているのにもかかわらずECサイトをまだ利用していない企業や個人事業主の方は、年間流通額で業界No.1、これからも進化を続けるmakeshopでECサイトの構築や運営を検討してみてはいかがでしょうか。

安蔵 靖志

Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。

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