長持ちする?お手入れは?「東レサマーシールドII COKAGE+」「サンバリア100」「モンベル」比較レビュー

花森 リド

Specialライフスタイル使ってみた買い物

コンパクトなのに長傘級の大きさ

COKAGE+にはさまざまなタイプやデザインがあります。今回私が選んだのは「折りたたみ日傘 2段 55cm」です。傘を開いたときの直径は94cmで、重さは345g。価格は8800円(以下、価格は全て税込)。

サイズや仕様が近いサンバリア100の「2段折 大判/moku」は、直径1mで350g、1万4630円なので、サンバリア100と比べると、COKAGE+は「ちょっとお手頃で晴雨兼用の高機能化日傘」といえます。

傘の頑丈さの目安になる骨数はどちらも8本。ちなみに骨数が6本になると、突風にあおられたときに折れそうで怖いんですよね。もちろん骨数が少ない=軽くて持ち運びしやすいという立派なメリットもあるのですが、私は小心者なので骨数多めが好きです。

色は、涼しさやどんな服装にも合わせやすいこと、そして自分の肌に付けた日焼け止めがウッカリ付着してもあまり目立たない色……を考慮して、真っ白な「リリィホワイト」を選びました。ちなみにここ数年人気の「くすみカラー」やデニム調の生地もあるので、好みのものが見つかるはずです。

我が家のサンバリア100の何本かが、ちょうど2段折りの骨8本タイプなので、並べてみることに。

まずはポキポキと骨を伸ばして、傘を畳んだ状態。親骨の長さは、COKAGE+「2段 55cm」は55cm、サンバリア100「2段折/無地」は50cmです。

写真向かって左がCOKAGE+「折りたたみ日傘 2段 55cm」で、右はサンバリア100「2段折/無地」。アンミカ氏が言ったという「白は200色あんねん」なる説とアンミカ氏の笑顔が浮かぶような、微妙に異なる白2色

畳んだ状態で並べてみると、COKAGE+の方がちょっと大きいかな?くらいの印象ですが、いざ開いてみると、かなり印象が違います。

COKAGE+「折りたたみ日傘 2段 55cm」(左)とサンバリア100「2段折/無地」(右)。数字の差以上に「COKAGE+、大きいな!」という印象。名実ともに超大型新人の予感

実際にメジャーで測ってみたところ、私が使用しているCOKAGE+は約95cmで、サンバリア100の2段折/無地は約87cmでした。

長傘の「Mサイズ/ストライプ」は直径が約91cmで、たった直径3〜4cmの差でも、いざ並べてみると「COKAGE+、やっぱ大きいな!」と感じる

せっかくなのでCOKAGE+「折りたたみ日傘 2段 55cm」と、我が家で最も軽い日傘(159g
!)であるモンベルの「トラベル 2-Way アンブレラ 55」も並べてみました。

トラベル 2-Way アンブレラ 55の直径は約95cmで、実際に測った長さも同じ。それにしてもCOKAGE+がひたすら大きく見えて不思議。骨の数の差でしょうか

で、そんなに大きいってことは、ド派手にかさばるんじゃない?と心配になりますが、実際に使ってみるとそんなにかさばる印象がないのが不思議です。

傘の手元(持ち手)の大きさがやや気になるくらいで、畳むとコンパクト。500mlペットボトルのお水に傘の手元が付いたような印象です。東レサマーシールドIIは、サンバリア100の生地と比べると、すこーしだけ薄いんですよね。それがコンパクトさに効いているのかもしれません

傘袋は入り口が広め。しまいやすい

傘袋の入り口はこんなふうにボタンで留められるのも気が利いてます。また、手元のカーブが独特で、傘を差しているときに指に沿わせやすいところも好印象でした

大きさ、開き方、好みはさまざま

ところで、私は身長が153cmでどちらかというと小柄ですが、小柄だからといって小さな傘で事足りる……ってものでもないんです。これは完全に好みの問題ではあるものの、私の場合は「日傘も雨傘も、普通サイズか、ちょっと大きめがいい」と思っています。傘の中で体を小さくすぼめながら歩くのが辛気くさくて好きじゃないですし、傘の大きさの分だけ道行く人との距離が取れるのも大事。傘は、まさに私にとっての「バリア」です。

もう1つ、傘選びでは色や大きさと同じくらい「開き方」も好みが分かれるポイント。昔ながらの手開き式、ボタン1つで傘が開けるジャンプ式、最近は開閉をワンタッチでできるタイプもあります。

私は街中で傘を「バン!」と広げるのが苦手なので、折り畳み傘も長傘も、手開き式が好きです。片手でカンタンに操作できるジャンプ式の魅力に引かれつつも、ジャンプ式を使っても結局は手で押さえながらソロ〜っと開いたりしてしまうんですよね。

そんな個人の譲れない好みに対応するためなのか、COKAGE+には手開き式に加えてワンタッチで開けるジャンプ式の折り畳み傘もあります。猛者ぞろいの高機能日傘界で、いろんな人に好かれるための知恵と工夫がつまっているなと感じます。

末永く使うためのアフターケア

さて、高機能な日傘たちは、どれも決して「安いお買い物」ではありません。そもそも自分の身を守るために手に入れた真夏の相棒ですから、個人的にはめちゃくちゃ愛着がわいてしまいがちで、高価であるかどうか以前に、なるべく末永く大切に使いたいです(これは雨傘にもいえることで、10年ほど同じ雨傘を使っています)。

となると気になるのはアフターケアです。

サンバリア100は、購入から半年以内であれば無償修理が可能で、それ以降も有償での修理を受け付けています(今のところ我が家のサンバリア100たちは壊れる気配なしでうれしい限り)。

さらに今年からは「完全遮光 補修シート」も登場しました。サンバリア100と同じ生地でできた補修用のシールで、自分でよきサイズにカットして使います。これはめちゃくちゃ、ありがたい! というのも、もしも長傘が壊れてしまった場合、長さ1mくらいある品物を梱包して発送することになるので、想像するだけで面倒なんです。なので、もし生地に小さな穴が空いてしまっただけなら、このシートを取り寄せて自分で直すつもりです。

モンベルも、自宅でできる傘のケア方法を公表しています。洗い方や乾かし方、リペアスプレーの使い方まで手取り足取り! 日焼け止めが日傘の生地に付着すると生地を傷めてしまうそうで、だからといって日焼け止めを塗らない生活は私には考えられないので、お手入れ方法を学べてよかったです。COKAGE+も、SNSで傘のお手入れ方法を紹介しています。今後は修理についても発信があるといいなと期待しています。

毎年2〜3月は、日差しの強さはほとんど感じないものの、新作の日焼け止めが続々と発表されるタイミングですし、日傘もさまざまなメーカーから登場して選びやすい時期です。どうぞ余裕を持って、お気に入りの頼れる1本を見つけてください。
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花森 リド

ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori

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