新ラーメン激戦区・横浜反町ラーメンストリートで絶対に食べておきたいラーメン6選

2021.12.2

5. 中島家

キャベツラーメン（850円）

ここはキャベツをキャベツより美味しく食べられるキャベツのお店ですか？と言いたくなるくらいキャベツがウマイのです。

この「中島家」は家系と呼ばれている系譜のラーメン屋なのですが、そういうことは知らずとも語らずとも「テーブルに出されたラーメンがウマイかどうか」という点だけでいえば、すっげーウマイと断言できます。

スープは濃いめの濁り系。麺は中太麺寄りかなと感じます。麺の仕上がりは硬めにできますが、はじめてならば普通のままが良いかもしれません。

どのラーメンも間違いない美味しさだと思っていますが、この店で何が特に超オススメかと聞かれたら、一択、キャベツラーメン（850円）オンリーです。その名のとおり、ラーメンにキャベツが盛られています。けっこうガッツリと！

キャベツラーメンの構成は大判の海苔、大判のチャーシュー、ほうれん草、そしてガッツリと大量に盛られたキャベツ。スープから美味しそうな薫りが立ち昇っています。キャベツはボイルされていて、シャキシャキ感を残しつつもソフトな食感で食べやすいです。生キャベツによくあるゴワゴワ感はいっさい感じませんでした。

家系好きにはもちろん、さらにラーメン好きからも広く高い評価を得ているという時点で、美味しさの担保はあるわけですが、何より注目してほしいのはキャベツなんですよね。厳密にいえば、麺に対する期待と同じくらい、スープとキャベツの相性の良さに注目して欲しいわけです。しっとり、しんなり、そんなキャベツに強めで濃いめのスープがバツグンに合うのですよ。

キャベツ由来のナチュラルな甘味が、ガツンとくるスープの濃密でディープな塩気と旨味で際立つのです。きっと、キャベツラーメンを食べたら「キャベツをキャベツより美味しく食べられるキャベツのお店」と思うはず。さらに追加でキャベツ（150円）とレタス（150円）もトッピングしたくなる勢い。オススメ！

店名: 中島家
住所: 神奈川県横浜市神奈川区反町1-5-12
営業時間: 11:00〜21:00
定休日: 火
備考: 臨時休業や時短営業等をしている場合がありますのでご確認下さい

6. らぁめん夢

特製らーめん（980円）

この「らぁめん夢」、反町地区からやや離れていてJR東神奈川駅から行ったほうが近いのですが、「心にジ〜〜〜ンと染み入る旨いラーメン屋」のひとつなのは間違いなく、今回は反町のラーメン屋として6選に入れさせてもらいました！それほど美味しくて、そして楽しいんですよ。心が躍るラーメンとでも言いましょうか！

今回は特製らーめん（980円）をオーダー。チャーシュー、メンマ、ワンタン、小松菜、ねぎ、味玉などが盛られていて、ボリューミーなだけでなく「らぁめん夢」の美味しさを体験するならば間違いない一杯。お店に入った時点でダシの薫り、テーブルにラーメンがやってきた時点で激しく強い出汁の薫りがして、食べる前から腹を鳴らせます。醤油ベースのスープとダシの旨味の相性って、薫りでも旨味でも良すぎますよね。

スープは濃いように思えて繊細、そして気持ち良いくらいスッキリとしたキレがあると感じました。ほんのりビター感があるのが実に良くて、麺に塩気と旨味とビター感が染み込んだ、絶妙なウマさが楽しめます。

もっとガツンとダシをきかせたい場合は、カウンターに置いてある無料の注射器でダシを注ぐこともできます。注射器に入っているのは煮干し油で、お客さんが自由に丼に注入（!?）することができます。煮干し油を麺に絡ませたら、ダイレクトに煮干し感を堪能できました！良き。

チャーシューは豚バラと鶏肉のハイブリッド。これね、スープにチャーシュー全体を浸して、たっぷりとスープの旨味を染み込ませてから食べると、さらに美味でした！

このお店のラーメン、スープと食材、旨味とキレのメリハリがしっかりあるラーメンなので、美味しさが際立つのでしょう。心からラーメンに対して真摯に向き合っているラーメン屋さんだと感じる一杯でした。うまい！最初に書くべきでしたが、「らぁめん夢」の「夢」は「ゆめ」ではなく「むー」です。

店名: らぁめん夢
住所: 神奈川県横浜市神奈川区二ツ谷町1-21
営業時間: 11:00〜15:00 18:00〜20:00
定休日: 水
備考: 臨時休業や時短営業等をしている場合がありますのでご確認下さい

ここまで、実際に食べてオススメしたいと心から思ったラーメン屋6店舗を紹介してきました！この横浜・反町ラーメンストリート。ラーメン好きの人にはぜひ一度訪れていただきたいです。

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クドウヒロカズ

旅人・編集者・ライター
ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長・創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」共に準優勝。日清公認どん兵衛士。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」出版。「月曜から夜ふかし」出演。無人航空従事者試験3級、一級小型船舶免許所持。秘境レポには定評あり。昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニア。