新ラーメン激戦区・横浜反町ラーメンストリートで絶対に食べておきたいラーメン6選

2021.12.2

3. メンヤードファイト

辛いラーメン（1000円）

若干、ラーメン店が集中している通りから離れているこのお店。その店名を聞いてファミリーコンピューター用ゲームソフト「テンヤードファイト」を思い浮かべる世代もいることでしょう。特殊なソフトウェアで、カートリッジがピカッと赤く光る仕様でした。そんなゲーム名を彷彿とさせる「メンヤードファイト」は、やはりピカッと光るものを感じさせる、唯一無二の麺が楽しめます。

基本的に行列ができているのが常なので、自分の順番がきたら店内の券売機で食券を買います。普通サイズでも麺量が多いので、世間一般のラーメン屋と同等のサイズが食べたいときは「少なめ」の食券を買い、さらに店員さんに「さらに少なめ」をお願いすると良いでしょう。今回は辛いラーメン（1000円）をオーダーしました。

＜麺量の参考＞
少なめ: 270グラム
普通: 370グラム
大: 500グラム

テーブルにやってきた辛いラーメン。Twitterで告知されていた特別無料トッピングのオクラも盛られています。見ため的にラーメンというより汁なしに思えますが、しっかり真紅のスープに浸って麺がスパイシーに仕上がっています。俺好みのもの！

なにより驚くのが麺の太さ。ここまで太いラーメンの麺を知りません！麺を箸でサルベージするとズッシリと重量感。そして真紅に染まった面が姿を現します。「これうどんより太いんじゃあない？」と思いつつすすれば、……いや、すすれるほど細くはなかった。かみ砕けば、広がる、広がる、麺から放たれる強い旨味。ニンニクとアブラのパンチも相まって、完食後には恍惚ともいえる満足感に包まれます。

店名: メンヤードファイト
住所: 神奈川県横浜市神奈川区反町3-23-14
営業時間: 11:00〜15:00 18:00〜21:00
定休日: 土日
備考: 臨時休業や時短営業等をしている場合がありますのでご確認下さい

4. ラーメン星印

醤油チャーシューらぁ麺（1200円）

ジワジワと旨い。「いまイイモン食ってるなあ」って食べながらしみじみ思える。そんなジワるウマいラーメンなら「ラーメン星印」は間違いないかもしれません。ラーメン業界で絶大な支持を得ているお店なので知らないラーメンファンはいないかもしれませんが、もし食べるのであれば醤油チャーシューらぁ麺（1200円）を強く推したいです。実に完成度が高いラーメンで感動しました。

あくまで個人的な尺度でしかないのですが、完成度の高いラーメンとは、余計な具は入れず「入ってるすべての具が必要不可欠」なラーメンというのがあって、ここの醤油チャーシューらぁ麺はまさにそれ！チャーシュー、醤油スープにめちゃくちゃマッチするのですよ。それでいて麺との意匠もバツグンで、チャーシュー由来の脂と麺の融合が実に風味絶佳。

評論家ぶろうとしてしまったので、細かいことは抜きにしてシンプルにいえば「醤油チャーシューらぁ麺最高！」ということ（笑）。チャーシューは「豚肩ロース煮豚チャーシュー」と「豚バラ吊るし焼きチャーシュー」の2種類が盛られていて、どちらも香ばしさバツグンなのですが、それぞれからスープに溶け出す旨味エキスがたまらないのです。

そんなチャーシューとスープに包まれているのですから、もともと美味な麺が「もっと旨くなる」のは当然ですよね。麺がスープと脂をよくとらえるので、麺をすすりながらスープを飲んでいるような濃密体験が味わえるのもGOODで圧倒的パワフル。

ちなみに、テーブルに出されたばかりの醤油チャーシューらぁ麺は油膜とスープの二層になっているのが目視で確認できるのですが、まずはそこからレンゲで攻めるのはアリ。レンゲを沈めて油膜を崩しつつスープと融合。それをズズッとすする。神か！

店名: ラーメン星印
住所: 神奈川県横浜市神奈川区反町1-3-4
営業時間: 11:00〜15:00 18:00〜21:00 土日祝11:00〜15:00
定休日: 火(祝日の場合営業 / 翌日代休)
備考: 臨時休業や時短営業等をしている場合がありますのでご確認下さい

「ここはキャベツをキャベツより美味しく食べられるキャベツの店ですか？」

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クドウヒロカズ

旅人・編集者・ライター
ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長・創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」共に準優勝。日清公認どん兵衛士。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」出版。「月曜から夜ふかし」出演。無人航空従事者試験3級、一級小型船舶免許所持。秘境レポには定評あり。昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニア。