9月18日〜20日の3日間、東京ビッグサイトで開催されたロボット専門展示会「Japan Robot Week 2024」にGMOインターネットグループが出展しました。同グループがJapan Robot Weekに出展するのは今回が初となります。
2024年6月に設立されたGMO AI&ロボティクス商事(以下、GMO AIR)が展示の中心となり、会場内で最大規模のブースを設置。「AI♡ROBOTs~GMOの共創が動き出す~」をテーマに、12台のロボットがブースに集結し、デモンストレーションを行いました。
圧巻のGMO AIRブースと、日本のロボット産業の熱気が感じられた会場の模様をレポートします。
2024年6月に設立されたGMO AI&ロボティクス商事(以下、GMO AIR)が展示の中心となり、会場内で最大規模のブースを設置。「AI♡ROBOTs~GMOの共創が動き出す~」をテーマに、12台のロボットがブースに集結し、デモンストレーションを行いました。
圧巻のGMO AIRブースと、日本のロボット産業の熱気が感じられた会場の模様をレポートします。
会場を見下ろす巨大ロボット「零式人機 ver.2.0」
会場に入ってすぐに目に飛び込んでくるのがGMOインターネットグループのブース。大きくて真っ白で明るいブースなのでとても目立ちます。そして会場のどこにいても「あそこがGMOインターネットグループのブースだ」とわかるのです。なぜなら、このロボットが10m以上の高さから会場を見下ろしているから。
やっほー、といわんばかりに会場を見渡し、手を振る汎用人型重機「零式人機 ver.2.0」。動きがなめらかでどこか人間くさい理由は、このあとわかりました
手に持ったブロックを持ち替えたり、パーツを差し込んだりと細かい動作も可能
旗を器用に受け取る零式人機 ver.2.0。やはりどこか人間っぽい
「ロボットが社会に広まるためには、ロボットの技術そのものだけではなく、GMO AIRのような会社が必要」と情熱的なプレゼンを行った人機一体 代表取締役社長 金岡博士氏(写真左)と、GMO AIR 代表取締役社長 内田朋宏氏
汎用人型重機ってどういうこと?
零式人機 ver.2.0は、真正面から見ると「巨大ロボ」そのものですが、横から見ると「汎用人型重機」たるゆえんがよくわかります。
零式人機 ver.2.0の足元は重機?
そう、零式人機 ver.2.0は人間が操縦しているんです。零式人機 ver.2.0をベースにしたモデルは、JR西日本の鉄道設備メンテナンスで実際に稼働。人に代わって高所や危険な場所での重作業を担っています。
零式人機 ver.2.0の操縦席を見せてもらいました。
零式人機 ver.2.0の操縦席を見せてもらいました。
大人が1人座れるくらいのサイズ
操縦者は、この3Dゴーグルをかぶり、3Dゴーグルを介して零式人機 ver.2.0が見ているものを見ます
操縦かんは3Dプリンターで作られています
零式人機 ver.2.0のパーツの大半は3Dプリンターで作られています。大きくて頑丈でありながら軽量なパーツをきちっと高い精度で作るのは、3Dプリンターの得意分野です。
零式人機 ver.2.0を構成するパーツも紹介されていました。触ってみると、強度があって軽くてなめらかでビックリ
映像や資料だけでは体感できないダイナミックさや精緻さを知ることができるのは、こうした展示会の面白いところですね。
鷺木さくら
ライター・コラムニスト。 展示会めぐりと編みぐるみが好物。いつかLOVOTかaiboを飼ってセーターを編みたい。 ライフハック・おでかけ情報に関する記事が得意。中央線LOVE。 マンチカンの寝姿と歩き方が好き。