WordPressテーマが自動でインストール可能なレンタルサーバー「ConoHa（コノハ） WING byGMO（以下、ConoHa WING）」は2020年10月20日、月100万円以上稼ぐアフィリエイターなどが開発して注目を集める、SEO対策が施されたWordPressテーマ「THE SONIC」の提供を開始しました。長期利用割引プランである「WINGパック」とセットにすることで、通常より23%オフで利用できます。

インターネットがようやく一般にも浸透し始めたころ、Webサイトは大企業やリテラシーの高い人だけが運用するものでした。Webサイトを開設し情報発信するには、それなりの知識と更新するための手間ひま、根気が必要で、企業は構築を専門業者に委託することが多く、情報を更新するたびに作業を依頼するなど、維持管理には大変な労力とコストがかかっていました。

Webサイト開設の裾野を広げたのが、2000年台前半に登場したブログ文化と、Webサイトのコンテンツやデザインも含めて一元管理できるCMS（コンテンツ管理システム）を採用したブログソフトです。これまではPC上でサイトを構築するHTML（主に文章の構造を指定するもの）やCSS（サイトのデザインを指定するもの）といったファイルを書き換え、画像を含めてサーバーへアップするという手間がかかっていました。

それがCMSならすべてWeb画面上で作業でき、HTMLやCSSといった知識もほとんど必要なく扱えるのが特徴です。そのため、ブログソフトを導入すれば、最初のデザインさえ固めてしまえば、更新作業などの維持管理が大幅に簡易になったことで誰もが利用しようという機運が高まりました。

ブログソフトの多くはオープンソースで、無料で手に入り、Webサーバーにインストールさえすれば利用できるため、WebサイトのCMSによる維持管理は一気に浸透していきました。

WordPressは、そんなCMSを採用するプログソフトの1つです。ブログ黎明（れいめい）期から開発されており、今では国内CMSシェアとしては83%（W3Techs.com調べ。2021年3月10日時点）を占めるほどの人気を博しています。

どうしてそんなに人気なのかと言うと、初心者でも用意されたベースとなるテーマ（サイトデザイン）を選んで、タイトルや内容を書き換えるだけで簡単に洗練されたデザインのサイトをつくれてしまうから。しかも基本的な機能は無料です。そして、コンテンツ内容とデザインは分離されているため、あとから違うデザインにしたいと思ったら、テーマを変えるだけで簡単に行えるのも魅力の1つです。

利用するユーザーが多いので、テーマが豊富につくられており、自分が望んだデザインのテーマにめぐり会いやすく、わからないことがあっても検索すればすぐに解決策を見つけられるというのもポイントです。さらに、WordPressの機能を拡張できる「プラグイン」も数多く、問い合わせ機能やSEO対策機能など、テーマと一緒に配布されているものもあります。これらの拡張機能によって、より使い勝手をよくし、コンテンツを管理しやすくする仕組みも特徴となっています。

近年は洗練されたデザインのサイトが非常に増えてきました。WordPressの普及により、これまでの知識と経験を生かし、見やすさやユーザビリティも考えられたたテーマがつくられたことで、誰もがより注目を集めやすいサイトを構築できるようになったと言っても過言ではないでしょう。

WordPressを使ったサイトの運営に最適なConoHa WING