話題の「Google Pixel 6」を1カ月使ってみた！女性ライターによる超私的レビュー

2022.1.11

10月半ばに発売された「Google Pixel 6」。私はしばらく様子を見ていましたが、11月下旬に思い立って機種変更をしました。使うほどに「今までにない使い心地のスマホ」と感じます。一方、微妙に気になる部分もチラホラ……。1カ月あまり、メインスマホとして使ったレビューをお届けします。

カメラを含めてGoogleらしさを感じる外観

私は、ソータシーフォーム（ライトグリーン）を選びました。Pixel 6の外観はカメラ部分の出っ張りが特徴的。

何もつけない時はちょっとエッジが気になる感じですが、保護ケースを装着すると目立ちません（ケースによる）。私は常にスマホリングをつけて使う派なので多少の出っ張りは気にしませんが、ずっと裸でiPhoneを使っていたような方は気になるかもしれません。好みは分かれますが私はカメラ部分含めてGoogleらしさを感じる外観だと思っており、好きです。

早め＆複数バージョンの指紋認証がオススメ

Pixel 6の生体認証は画面内指紋認証です。ディスプレイの中央下部分の指紋認証センサーに、あらかじめ登録した指を乗せると画面ロックが解除されます。

直前に使っていた端末が物理センサーのあるGalaxyなので、それに比べるとロック解除までにやや時間がかかる印象はあるものの、指をセンサーの位置に正確に当てればほぼ認識されます。

「ほぼ」というのは、お風呂上がりや、雨の日に傘を持った後など、指先に水気があるとなかなか認識してくれないから。手が極度に乾燥しているときや、指先が荒れているときなども認識率が落ちます。

そこで同じ指でも「風呂上りバージョン」「手荒れバージョン」の指紋も追加で登録すると、速度面でも認識率も、ストレスを感じないレベルになりました。さらに設定→ディスプレイ→「タップの感度の向上」をオンにしておくと、画面保護シートを使用していてもスムーズに認証してくれるので、ここはすぐに設定しておきたいところ。

また各種セットアップが完全に終わってから指紋を追加すると、主に銀行系のアプリの生体認証設定を初めからやり直すハメになりました。各バージョンの指紋を登録するなら、できるだけ早い段階がおすすめです。

気になるのは、指紋センサーに指を当てると、センサー部分のディスプレイが明るく白く光ること。光るのが認証の合図ならいいのですが、不発の時も光ります。できてないなら光らないで……。このあたりは、ソフトウェアアップデートでオンオフを選択できるようになるといいなと期待してます。

無印Pixelでも十分満足のカメラ機能

Pixel 6のメインカメラには、スマートフォンとしては大型の1/1.3インチセンサーが採用されています。大型センサーは屋内や夜間など暗い場所での撮影で強さを発揮します。暗い店内でのピザもおいしそうに撮れますし、

明暗差のあるクリスマスツリーもなかなかキレイに撮れると思います。

ツリー横の店舗は明るく撮れても、暗い部分はノイズが出そう……と思っていましたが、実際にはあまり気になりません。ツリーに飾られたバッグも細部までつぶれずに描写されています。

ウェディングドレスのCMでおなじみ、「消しゴムマジック」も試しました。

写真から「消しゴム」をかける対象候補を検出

消したい対象を選んでタップすると……

消えました！

写っている人を自動で認識し、対象をタップすると消してくれます。よく撮影する人や、自分の事は消す対象として認識しないのも優秀です。人を消すというよりは、余計なものが映ってしまったときに自然に消せるのがうれしいです。

今回購入したのはPixel ６（以下無印）ですが、Pixel 6 Pro（以下Pro）にはさらに望遠レンズが加わります。インカメラもProの方が少しスペックが高く、レンズが広角になっています。

「Proのほうが使用シーンを選ばず、セルフィーも撮りやすい」ということなのでしょうが、広角カメラでのセルフィーはブスに写りやすいし、私は普段からカメラも持ち歩いています。暗いところでとっさに撮った1枚も、十分にキレイですし、私が思うに、無印pixelでも、カメラ機能は満足のいく仕上がりかな……という感じです。

使い方次第でバッテリー持ちも十分、地味にうれしい機能の数々も