スマホアプリと本体のユーザー体験にはさらなる進化を希望
朝起きてスマホアプリを開くと、Bluetooth経由でSILAIRと通信し、睡眠データを取り込みます。アプリ上では全体の睡眠時間とそのうち「いびき(大)」、「いびき(小)」がどのくらいを占めるのかをグラフと時間で表示してくれます。下にスクロールしていくと、睡眠時間中にいびきをかいたタイミングと、SILAIRがエアバッグを動作させた「介入時間帯」を「睡眠環境グラフ」として表示します。グラフの任意の時間帯をタップすると、その時間帯にどのくらいの大きさのいびきをかいたのかを「いびきデシベル」として数値化してくれます。
また、全部のいびきではありませんが、一晩のうち1回だけいびきを録音してくれる機能も備えています。
また、全部のいびきではありませんが、一晩のうち1回だけいびきを録音してくれる機能も備えています。
「いびき対策枕シレア」の画面。一晩のうち1回だけいびきを録音、再生できる機能も備えています
レポート画面で「週」を選ぶと、1週間の睡眠といびきの状況を一覧できるようになっています。
1週間の推移が見られる週次の「いびきレポート」の画面
筆者はSILAIRを試す直前に、いびき対策として鼻の通りが悪い「鼻中隔湾曲症」を治す手術を実施しました。手術後には個人的に衝撃を受けるほど鼻の通りが良くなったのを実感し、その後にSILAIRを体験するという流れになりました。
SILAIRの専用アプリに加えて、他社のいびき録音アプリを使って睡眠といびきの状況を計測してみました。専用アプリでもいびき録音アプリでも、結構な回数にわたっていびきを検知しており、およそ同じような結果でした。
というのもSILAIRは、いびきを検知すると動作する仕組みなため、いびき自体は発生してしまいます。そのためいびきが減るというよりは、長いいびきがなくなったり、それによって睡眠時無呼吸症を軽減するという製品なのです。
ただし本体や専用アプリの使い勝手や機能性には、いくつか改善要望がありました。まず本体ボタンは長押しによるオン・オフのみで、オンにするとすぐにいびき検知がスタートしてしまいます。ベッドでスマホを見たり本を読んだりしていて音を立てると枕が動き出すだけでなく、いびきとして計測してしまいます。本体をオンにしたままアプリでオン・オフする、もしくは寝るときだけ本体ボタンでオンにするという使い方になると思いますが、少しだけ気になる点でした。
また他のアプリに比べて、睡眠計測やいびき計測・録音、睡眠状況の可視化が弱い点が残念でした。睡眠状況が良いのか悪いのか、頭の動きが多いのか少ないのかといった状況をもう少し詳しく知りたいところです。欲をいえば、せっかく枕に頭が接触しているので、呼吸数の変動や無呼吸状態の検出、心拍数の推移なども計測して数値化し、レポートしてくれればさらに良いのではないかと思います。
SILAIRの専用アプリに加えて、他社のいびき録音アプリを使って睡眠といびきの状況を計測してみました。専用アプリでもいびき録音アプリでも、結構な回数にわたっていびきを検知しており、およそ同じような結果でした。
というのもSILAIRは、いびきを検知すると動作する仕組みなため、いびき自体は発生してしまいます。そのためいびきが減るというよりは、長いいびきがなくなったり、それによって睡眠時無呼吸症を軽減するという製品なのです。
ただし本体や専用アプリの使い勝手や機能性には、いくつか改善要望がありました。まず本体ボタンは長押しによるオン・オフのみで、オンにするとすぐにいびき検知がスタートしてしまいます。ベッドでスマホを見たり本を読んだりしていて音を立てると枕が動き出すだけでなく、いびきとして計測してしまいます。本体をオンにしたままアプリでオン・オフする、もしくは寝るときだけ本体ボタンでオンにするという使い方になると思いますが、少しだけ気になる点でした。
また他のアプリに比べて、睡眠計測やいびき計測・録音、睡眠状況の可視化が弱い点が残念でした。睡眠状況が良いのか悪いのか、頭の動きが多いのか少ないのかといった状況をもう少し詳しく知りたいところです。欲をいえば、せっかく枕に頭が接触しているので、呼吸数の変動や無呼吸状態の検出、心拍数の推移なども計測して数値化し、レポートしてくれればさらに良いのではないかと思います。
いびき対策枕シレアアプリの画面
同日に計測した他社アプリ「いびきラボ」(Android/iOS対応、無料)の計測画面。だいたい同じようないびきの推移になりました
「いびきラボ」のプレミアムプラン(iOS/iPadOSの場合1週間880円・年間4800円)の場合、呼吸フローなども可視化できます
呼吸数や心拍数は新たなセンサーが必要かもしれないので難しいかとは思いますが、睡眠状況の可視化やいびきの詳細レポートなどはアプリのバージョンアップで可能だと思います。いびき録音アプリはほとんどがサブスクリプションサービスなので、本格的ないびき計測機能についてはサブスクリプションサービスとして提供するというのも手なのではないかと思います。
一人暮らしの筆者は、いびき対策というよりはその先にある睡眠時無呼吸症候群への対策として気になる製品でした。SILAIRによっていびきがどのくらい静かになったのか、減ったのかを個人で比較するのは困難です。とはいえ、枕を替えるだけでいびきの状況を可視化できるのは確かに便利です。いびきに困っているという人は、購入を検討してみてもいいかもしれません。
一人暮らしの筆者は、いびき対策というよりはその先にある睡眠時無呼吸症候群への対策として気になる製品でした。SILAIRによっていびきがどのくらい静かになったのか、減ったのかを個人で比較するのは困難です。とはいえ、枕を替えるだけでいびきの状況を可視化できるのは確かに便利です。いびきに困っているという人は、購入を検討してみてもいいかもしれません。

安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。













