晩酌での束の間の多幸感は、サウナで置き換えできるのか

2024.2.14

成功例4：旅行先のサウナ＋発酵食品に置き換え

キャンピングカーでの旅先で温泉に入るのは楽しみのひとつですが、サウナも楽しむようになって、さらにお得な感じがします。旅先でも禁酒を続けることもできました

以前執筆した「地元民が教える「絶対に教えたい」北海道の春の絶景3選」にも掲載した「浦臼神社のエゾエンゴサクとエゾリス」の写真や数万羽が一斉に飛び立つこともあるという「美唄・宮島沼のマガン」などを撮影するために妻や2歳の息子とキャンピングカーでお出掛けです。

すると、サウナはお休みとなりそうですが、北海道は道の駅などにも温泉施設が多く、そこにサウナがあることも珍しくありません。今回は道の駅「三笠」に隣接する「太古の湯」でサウナを楽しみました。ちなみに北海道は多くの場合、サウナ料金が別途設定されていることは少なく、入浴料だけでサウナを楽しめることが多いです。「太古の湯」は平日・館内着・フェイス・バスタオルなしで中学生以上760円。料金などの詳細は「太古の湯」のWEBサイトでご覧ください。サウナだけでなく岩盤浴も楽しめるのもうれしいところです。

サウナは5分、水風呂90秒、10分、水風呂90秒、休憩はそれぞれ3分程度の2セットを楽しみました。普段とは違う場所のサウナ「太古の湯」は若者も多く、地元の人たちに愛されているのが伝わってくる印象でした。

昼ご飯はだいたい発酵食品＋海藻の豆腐サラダのせいか、肌の調子が整う

禁酒そのものも肌にいい影響があるそうですが、筆者は近年まれに見るレベルで肌の調子がいい。妻に「最近肌がピカピカね」と指摘されるレベルです

ダイエット期間に入ると筆者の場合、野菜（冷凍を含む）、豆腐、鳥肉（多くの場合サラダチキン）をメインにした食事になります。そして、朝ご飯はほぼ野菜スープで、昼ご飯は豆腐がメインのメニューです。

これまでは豆腐に納豆をかけて、豆腐納豆といったメニューがメインでした。しかし、今回は体重の増加だけでなく、加齢による各種数値の増加もあるので、塩分を減らすことなども考慮しています。掲載した写真のように千切りキャベツ、豆腐、納豆、キムチ、味付けメカブ、塩昆布、キュウリの千切りとキムチの辛みで塩分を減らし、キムチと納豆のダブル発酵食品、普段不足しがちな海藻をメカブと昆布の2種類と栄養バランスにも筆者なりに配慮してみたわけです。

この効果か、単純に体重オーバーが解消されてきたおかげか、飲み過ぎ＋体重オーバーのときには、なぜか直らなかった首筋の湿疹のようなものが解消されたうえ、おじさんはとてもお肌の調子がいいのです。低カロリーで満腹感もあるのでおすすめです。

成功例5：サウナ＋エンタメながら見の有酸素運動に置き換え

有酸素運動はYouTubeやNETFLIXなどのエンタテインメントなしでは続かない体質です。続きが見たいために予定よりも多く運動することもたまにあります

編集部などから筆者は「ダイエット好き」と思われていますが、端的にいうなら「必ずリバウンドする男」なわけです。ちょっと油断すると、すぐに運動をしなくなります。痩せたいから運動をするだけで、特に運動が好きというわけではないのでしょう。

とはいえ、もういい加減リバウンドにも遠慮したいわけです。そのため、無理な運動での体重維持は避けたいと思っています。以前は1日に20kmとか走って痩せてみたりもしたのですが、これは長続きしません。

そこでネットで動画を見ながらという晩酌と変わらないスタイルでできる有酸素運動と考えて、フィットネスバイクを選択しました。映画やアニメを見ながら、足さえ動かしていればよいわけです。

ながらでありながら、それなりの運動効果を得られるようにフィットネスバイクの「定脈拍」機能を使っています。これはフィットネスバイクが運動中の脈拍を測定して、一定の脈拍になるようにペダルの重さを調整してくれるモードで、40代の筆者は140回／分に設定して運動しています。

「低脈拍」の140という数値は40代としてはややきついと思う程度の運動強度だそうです。運動時の脈拍数については、さまざまな計算方法があるようですが、30代で145回／分、40代で140回／分、50代で135回／分、60代で125回／分というデータを筆者は信じて、140回／分をセレクトしています。慣れてきたら、より運動強度を上げる可能性は高いですが。

サウナマットは100円ショップのもので現在のところ不満なし

ダイソーで100円で購入した「レジャーマット」をサウナマットとして愛用中。特に不満もありませんし、汚れたらすぐに買い換えられるのもいいところです

サウナマットやサウナハットもそれなりのものを購入しようかと思ったのですが、現在のところ筆者は、写真のようにダイソーの「レジャーマット」（110円（税込））で満足しています。理由は2つ。

1つは、サウナで使うサウナマットは予想以上に汚れそうなこと。木製のベンチのような部分に座る際に使うわけですが、多くの場合同じような間隔を空けて座るためか、サウナマットを敷く下の部分は、前の人の汗？などで濡れていることも多く、思っている以上に汚れてしまう傾向です。そのため、ある程度使って汚れたら新しいものに交換する方が気持ちが良さそうに感じます。

2つめは、サウナマットの性能などが、サウナの快適さに大きな影響を与えなそうなことです。高いものに座ったことがないので一概にはいえませんが、多少の価格差があっても同じサウナマットで座り心地に大きな差はなさそうですし、サウナの大きな目的である「ととのった」への影響も小さいと思われます。

以上の2つの理由で、しばらくはサウナマットは100円ショップのレジャーマットで十分と考えています。実際のところこのタイプを使っている人を最も多く見かけます。

サウナを晩酌の代わりにオフにするツールにするのは「アリ」

夕ご飯はだいたいチキンサラダ。チキンは比較的カロリーも低いのに満足度が高いのがうれしいところです

8日目には66.2kg、9日目で66.0kgと確実に体重は減少。8日目、9日目ともにしっかりとフィットネスクラブでサウナに行っています。当然、多幸感の置き換えによる禁酒も継続。晩酌をサウナに変えて約2週間の原稿を書いている現在では体重は64kg台後半です。サウナの多幸感で禁酒を始めた当初体重は68.9kgあったので、約4kg体重が減りました。体調も肌の調子もいいです。

この期間中、お出掛けなどがなければ、基本的に朝は野菜のスープ、昼は豆腐を中心したサラダ、夜はサラダチキンをメインにした上の写真のようなサラダを食べて生活していました。カロリーは少ないですが量は多いのでさほど辛いとは思わないのですが、お酒を飲んでしまうと、これらの食事だけで我慢することは不可能です。

そのためサウナによる多幸感で晩酌を阻止できるかが非常に重要になるのですが、筆者の場合は非常に効果的でした。晩酌の時間帯に軽くフィットネスバイクを漕いで、サウナで軽く「ととのい」、気持ちいいなと思っている間に寝てしまえば良いわけです。さすがに早朝に目が覚めても朝から飲もうとまでは思いませんので。またサウナからの帰りに「ととのった」あとの身体で夜風に当たるととても気持ち良く、オンからオフへのスイッチとしても十分にその役割を果たしてくれました。

2週間で約4kg減量していますが、この間に2回ほどお酒の阻止に失敗。体重の記録と照らし合わせると、お酒を飲むと体重が増加し、その後は体重減少が足踏みするので、筆者の場合は禁酒が体重を減らすための大きな要素のようです。

筆者にとってサウナの多幸感は、思った以上に禁酒の効果があり、ダイエットにもプラスに働きました。気になる方は、ぜひ試してみてはどうでしょうか。