ペット撮影の隠れた名機
Charmeraはペットを飼っている人にとっても、いい相棒になってくれそうです。
このカメラを手にした日、たまたま友人の家に遊びに行く予定がありました。友人宅の犬たちは元保護犬で、警戒心が強くカメラが苦手。そんな彼らも、Charmeraのことはカメラだと認識しなかったらしく、ごく近くまで近づいてきてくれるのです。
Charmeraの液晶を見て構図を決めていると、カメラを覗き込むようなポーズをしてくれることも。普段は撮れないようなアップの写真やお昼寝中の表情なども撮影できちゃいました。
カメラがあまり好きではない我が家の犬も、私がリビングでCharmeraを触っていると「何してるのかな?」という感じでのぞき込んできます。
このカメラを手にした日、たまたま友人の家に遊びに行く予定がありました。友人宅の犬たちは元保護犬で、警戒心が強くカメラが苦手。そんな彼らも、Charmeraのことはカメラだと認識しなかったらしく、ごく近くまで近づいてきてくれるのです。
Charmeraの液晶を見て構図を決めていると、カメラを覗き込むようなポーズをしてくれることも。普段は撮れないようなアップの写真やお昼寝中の表情なども撮影できちゃいました。
カメラがあまり好きではない我が家の犬も、私がリビングでCharmeraを触っていると「何してるのかな?」という感じでのぞき込んできます。

カメラを持っていることに気づかれない
時にはCharmeraをおもちゃと勘違いして、かなり近くまで寄ってくることもありますが、人の視野に近い35mmレンズのおかげで顔も伸びません。
このさりげなさと自然な写りがあれば、ペットだけでなく、写真の苦手な友達とも自然な写真を残すことができるはず。
このさりげなさと自然な写りがあれば、ペットだけでなく、写真の苦手な友達とも自然な写真を残すことができるはず。
Charmeraを使いこなすクリエイティブテクニック
「たくさん撮れる」こともCharmeraの魅力の1つ。32GBのmicroSDカードを入れたところ、撮影可能枚数が「99999」と表示されました。もうこれは「無限に撮れる」と言ってもいいのでは……?
そんなわけで、Charmeraを手に入れたばかりの今は、できるだけさまざまな条件で撮影を行い、試行錯誤しているところです。
連写機能はないけれど、多めにシャッターを切ることで偶然のベストショットを狙うことができたり、手ブレを防ぐ持ち方のコツなどがわかってくるはず。
そして「撮って出し」でも十分魅力的な写真がとれるCharmeraですが、Lightroomなどでの後処理によってさらにクオリティを上げることができます。
トイデジらしく、トーンジャンプが起こりがちなCharmeraの写真用にプリセットを作っておくのもおすすめです。
そんなわけで、Charmeraを手に入れたばかりの今は、できるだけさまざまな条件で撮影を行い、試行錯誤しているところです。
連写機能はないけれど、多めにシャッターを切ることで偶然のベストショットを狙うことができたり、手ブレを防ぐ持ち方のコツなどがわかってくるはず。
そして「撮って出し」でも十分魅力的な写真がとれるCharmeraですが、Lightroomなどでの後処理によってさらにクオリティを上げることができます。
トイデジらしく、トーンジャンプが起こりがちなCharmeraの写真用にプリセットを作っておくのもおすすめです。

犬の肩部分のような白飛びは味ともいえるが……
例えば、以下のような具合です。
コントラスト:-10〜-20(印象をやわらかく)
ハイライト:-30〜-50(白飛びを抑制)
シャドウ:+5〜+15(暗部を持ち上げ)
彩度:-10、自然な彩度:+5(フィルム風の色味)
粒子:強度中、サイズ小(質感の演出)
周辺光量:-10〜-20(自然なビネット効果)
かすみの除去:-5〜-15(ベール感を追加)
こういった設定を行うことで、よりフィルムライク、かつ見やすい写真になる場合も。撮って出しの魅力を消しすぎないよう、いろいろと工夫を重ねてみたいと思っています。
コントラスト:-10〜-20(印象をやわらかく)
ハイライト:-30〜-50(白飛びを抑制)
シャドウ:+5〜+15(暗部を持ち上げ)
彩度:-10、自然な彩度:+5(フィルム風の色味)
粒子:強度中、サイズ小(質感の演出)
周辺光量:-10〜-20(自然なビネット効果)
かすみの除去:-5〜-15(ベール感を追加)
こういった設定を行うことで、よりフィルムライク、かつ見やすい写真になる場合も。撮って出しの魅力を消しすぎないよう、いろいろと工夫を重ねてみたいと思っています。
Charmeraが向く人、向かない人
こうしてみると、Charmeraはかなり「尖った」カメラだと感じます。このカメラを楽しめる人はどんな人なのか、私なりに考えてみました。
・新しいガジェットや「尖った」ツールへの好奇心が旺盛な人
・ブラインドボックスのワクワク感やコレクション性を楽しめる人
・予定調和よりも偶然性・エモさを重視する人
・毎日持ち歩ける小ささを重視する人
・ペットや友人の自然な表情をこっそり撮りたい人
・SNSで個性的な投稿をしたい人
・フィルムカメラの雰囲気は好きだが現像の手間は避けたい人
……こんなタイプの人なら、きっとCharmeraが楽しい相棒になってくれるはず。
液晶はついているけどスマホに取り込むまで何が写っているか完全にはわからない点や、画質など、かつての「写ルンです」を思い起こさせる点が多いと感じます。
“フィルターやフレームがあり、コストを気にせず無限に撮れる「写ルンです」”……私の中ではそんな位置づけになりそうです。
スマートフォンやカメラのようなクリーンで高精細な写真が撮れるわけではないですが、独特の質感とブレや白飛びなどの「失敗が作品化する」面白さもあるのが、Charmeraの良さ。あえて完璧を求めない写真の魅力と、手元に届く偶然を楽しみたいカメラです。
技術的な完璧さよりも感情や雰囲気が重視されることも多い現代の写真トレンドの中で、Charmeraは独特のポジションを築いていくのではないかと思います。
・新しいガジェットや「尖った」ツールへの好奇心が旺盛な人
・ブラインドボックスのワクワク感やコレクション性を楽しめる人
・予定調和よりも偶然性・エモさを重視する人
・毎日持ち歩ける小ささを重視する人
・ペットや友人の自然な表情をこっそり撮りたい人
・SNSで個性的な投稿をしたい人
・フィルムカメラの雰囲気は好きだが現像の手間は避けたい人
……こんなタイプの人なら、きっとCharmeraが楽しい相棒になってくれるはず。
液晶はついているけどスマホに取り込むまで何が写っているか完全にはわからない点や、画質など、かつての「写ルンです」を思い起こさせる点が多いと感じます。
“フィルターやフレームがあり、コストを気にせず無限に撮れる「写ルンです」”……私の中ではそんな位置づけになりそうです。
スマートフォンやカメラのようなクリーンで高精細な写真が撮れるわけではないですが、独特の質感とブレや白飛びなどの「失敗が作品化する」面白さもあるのが、Charmeraの良さ。あえて完璧を求めない写真の魅力と、手元に届く偶然を楽しみたいカメラです。
技術的な完璧さよりも感情や雰囲気が重視されることも多い現代の写真トレンドの中で、Charmeraは独特のポジションを築いていくのではないかと思います。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019