GMOヒューマノイド・ラボ、初の社外開放へ──ヒューマノイドハッカソン「Humanoid Hack Tokyo」レポート
2日間の成果を実機デモで披露
開発開始から約48時間後。各チームは完成したシステムを実機デモとともに披露した。
実機完成度に重きを置く今回の審査では、「実際に動くこと」が何より重視される。発表会場には参加者らに加え、スポンサー企業やロボティクス業界の関係者、観覧者らも詰めかけ、ヒューマノイドロボットがどのような社会課題の解決策を示すのかに注目が集まった。
実機完成度に重きを置く今回の審査では、「実際に動くこと」が何より重視される。発表会場には参加者らに加え、スポンサー企業やロボティクス業界の関係者、観覧者らも詰めかけ、ヒューマノイドロボットがどのような社会課題の解決策を示すのかに注目が集まった。
今回、イベントスポンサーに名を連ね、自らもハッカソンに出場したGOI Roboticsは、モーション再生を用いて日本食調理の技法をロボットに習得させ、「すし職人」のデモンストレーションを披露。刺身に見立てた豆腐を正確に切り分けた
AG1のメンバーは仕分け業務の負荷と人手不足に着目し、GUI付きの制御システムを開発。G1が物体の色を正しく識別・仕分けし、左右の箱に振り分けた
チームBlack AIは「日本の伝統文化の継承」を課題に設定して「餅つき」を披露。重い「きね」を扱うため、専用ハンドを使用する。また、人間が手で餅をこねている間は、G1は人間の手を自動検知し、きねを振り下ろさない
チーム阿吽(あうん)は、VRによるロボットのテレオペレーションと操作で得た情報をロボットの機械学習に用いる技術を披露。操縦者の手足の動きと連動したG1が箱の搬送に成功した
各チームが取り組んだ内容は、寿司職人の再現や物流現場の省人化、伝統技能の継承、遠隔作業支援など、さまざまだった。しかしいずれも、「ヒューマノイドロボットで社会課題を解決する」という今回のコンセプトに沿うものだった。
各チームとも完成度が高く、審査は最後まで接戦となった。その中で最優秀賞に選ばれたのはBlack AIだった。審査員からは、わずかなタイミングのずれが事故につながりかねない人とロボットの協調作業を、安全性に配慮しながら実機で成立させた点が高く評価された。
一方で、審査員からは他のチームに対しても「技術的に非常に難しい挑戦をしていた」との評価が送られた。実現難易度の高いテーマに果敢に取り組む姿勢も、今回のハッカソンの見どころの1つだった。
各チームとも完成度が高く、審査は最後まで接戦となった。その中で最優秀賞に選ばれたのはBlack AIだった。審査員からは、わずかなタイミングのずれが事故につながりかねない人とロボットの協調作業を、安全性に配慮しながら実機で成立させた点が高く評価された。
一方で、審査員からは他のチームに対しても「技術的に非常に難しい挑戦をしていた」との評価が送られた。実現難易度の高いテーマに果敢に取り組む姿勢も、今回のハッカソンの見どころの1つだった。
「作りたいロボット」ではなく「使われるロボット」を
審査員を務めた明治大学理工学部 電気電子生命学科 専任講師の伊丹琢氏は、自身のロボット開発の経験を振り返りながら、「技術者が作りたいロボットではなく、現場で本当に使ってもらえるロボットを考える視点が大切です」と総評した。
GMOヒューマノイド・ラボは、2026年10月に全フロア開業を予定している。今回の社外開放は、その本格始動に向けた最初の一歩となった。主催者によると、「Humanoid Hack Tokyo」は今後も継続開催を予定しているという。
ドリルドライバーやすしおけが並び、各国語が飛び交った2日間。ヒューマノイドの社会実装は、こうした現場の試行錯誤の積み重ねの先にあるのかもしれない。このラボもまた、その実現に向けた実験と検証の場となっていきそうだ。
GMOヒューマノイド・ラボは、2026年10月に全フロア開業を予定している。今回の社外開放は、その本格始動に向けた最初の一歩となった。主催者によると、「Humanoid Hack Tokyo」は今後も継続開催を予定しているという。
ドリルドライバーやすしおけが並び、各国語が飛び交った2日間。ヒューマノイドの社会実装は、こうした現場の試行錯誤の積み重ねの先にあるのかもしれない。このラボもまた、その実現に向けた実験と検証の場となっていきそうだ。

i4U編集部
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